【感想・ネタバレ】ケイトが恐れるすべてのレビュー

あらすじ

ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが、到着した翌日に、アパートメントの隣室の女性オードリーの死体が発見される。オードリーの友人と名乗る男や、アパートメントの向かいの棟の住人の話では、彼女とコービンは恋人同士だが、まわりには秘密にしていたという。そしてコービンはケイトに、オードリーとの関係を否定する。嘘をついているのは誰なのか? 見知らぬ他人に囲まれた、ケイトの悪夢の四日間が始まる。ミステリ界を席巻した『そしてミランダを殺す』の著者の衝撃作!/解説=川出正樹

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Posted by ブクログ

ネタバレ


ご同情申し上げます。っていうぐらいに変な男を引き寄せ、事件に巻き込まれるケイト。
『ケイトが恐れるすべて』そう、まさしく外の世界の全てを恐れているケイト。
「これはわたしのせいなんです。彼らはわたしに寄ってくる。異常者はみんな。私は磁石みたいなものなの。」
嫉妬深く、狂気的な元彼はクレアを暗いクローゼットに閉じ込め、ライフルで自分の頭を吹き飛ばして自殺する。又従兄弟は殺人犯かも?の展開の中、どうやら又従兄弟の友達はサイコパス。クレアの新しい彼氏は覗き魔。
私は不幸を呼ぶ、、、と、生まれてからずっと不安障害に悩まされ続け、心理的にも身体的にも追い詰められていく事件が、距離と時間の巧妙な筋立ての中で、複雑に絡み合ってストーリーが展開されていく。
うらすじに「想像を絶する衝撃作!」とあるが、ほんと最高!!

ミステリ、スリラー、サスペンスの大ファンであるスワンソンの作品の設定や場面に、彼の愛読書が顔を出すのもスワンソン作品の魅力だ。

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2024年10月22日

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ネタバレ

面白かった!

ピータースワンソンはカメレオンみたいな作家さんだなあって思ってる。

昔、音大とか正規に学んだ人の方がバラエティに飛んだ曲を作れるものだ、なんて聞いたことがあって、それが正しいのかはわからないけど、この作家さんの作品を読むたびにそれを思い出す。

硬質で精緻な文章に、ピリッと効いた思いがけないアイデア。最後の着地があっちかな?それともこっち?と、最後まで予測できずにでも、読み終えてものすごく満足感があった。(特にその前にミランダを再読してたので、出てくる人の善人率の高さに少しほっとしたり)

それぞれ癖のある登場人物たちをうまく組み合わせての物語はほんとうに丁寧で、そつがないのに飽きさせない。いやー、いい読書だったなあ。

個人的にはコービンがすこし不憫だなあって。特に母親と兄に対しては少し、なんらかの懲らしめがあればいいのにって思ってしまった。しかも同じ結末のヘンリーがそこそこ満足して笑って幕を閉じてない?ちょっと悔しい。

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2024年06月06日

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ネタバレ

え、え!どうなる?
の連続で寝る間も惜しんで読みふけった本。
こういう本に出会える幸せを噛み締めつつ、
主人公の不幸せさに怖気を震わせながら。

ケイトは普通の女の子のはずだったのに何故か変な男を呼び寄せてしまうという磁力もある(本人が言うのだから間違いない)
又従兄のコービンという、殆ど見ず知らずの男性と半年間住まいを交換するなどと、住宅事情の悪い日本では考えられない、イギリス人とアメリカ人。この件については、まあ、不問とすることにしたとしても!

次々に判明する、(作者が案内してくれる)過去の事件の諸々。いちいち驚いていたのでは追いつかない変態たち…

「ミランダ」も「アリス」も読んだので、是非ともこれを読まねば!と思い。
変態たちの仕様も桁違い。
それにしてもスケールが違うのは私は普通に過ごしてるから?日本人だから?

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2022年09月10日

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ネタバレ

面白かったー!
ずっと曇り空のようなもやもやした雰囲気で、主人公もなんだか影のある感じ。
一体誰が嘘をついているのか、話がどう進むのかわくわくしながら読み進めた。
ピーター・スワンソン好みかも。

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2025年09月26日

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ネタバレ

解説の言葉につきる一冊。

『そしてミランダを殺す』からの快進撃は横目で捉えていた。
『そしてミランダを殺す』は読んでいたが、その後は手付かずで、『8つの完璧な殺人』を読んでから俄然興味が湧いていた過去作の一つ。

「サスペンス・ルネサンス」とはよく言ったもの。
ここ数年のピーター・スワンソンとアリス・フィーニーの新世代サスペンスは正にルネサンス。
不穏さを軸にしつつも読みやすさ、視点切り替えの巧みさによる疾走感があり、めくるめく展開に翻弄されながらゾクゾクとドキドキが止まらない。

過去のトラウマもあって何につけ悪い方への妄想が膨らむ不安神経症のロンドンに住むケイトは、ボストンに住む従兄弟のコービンのロンドンへの期限付き転勤に端を発した半年間の住居の交換の誘いに乗る。
コービンの豪華で瀟洒なアパートに着いた矢先、隣室の女性が殺される事件が発生。
従兄弟は関係しているのか。。。

関係していないわけがない。
でもその関係性を明かしていく道程がサスペンスとして一級品。
ロンドンのコービンだけでなく、ボストン側にも何やら怪しげな人物を配置しつつ徐々に全体像が見えてくる。
解説の「一にアイディア、二に視点。(中略)物語とは、内容そのものと同じくらい、誰に、いかに語らせるかという点が重要なのだ。」に呼応する語り。

ただ、終盤もう一捻りくらい入れてくるかなと思っていたけど案外普通に終わった。
どんでん返しすればいいってものでもないけど、整えただけのエンディングだとちょっと物足りない。中盤までの引き込みは申し分ないので畳み方が課題かなと上から目線な全体的な感想。

ケイトが読む本、意識を寄せる本を通じて『8つの完璧な殺人』に見たミステリ愛を随所にちらつかせていて、あぁなるほどこの頃からあそこに至る気質は出していたのねと実感。
『ゴーン・ガール』、『ガール・オン・ザ・トレイン』読みたい。

次は『アリスが語らないことは』。

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2025年06月22日

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ネタバレ

心配性の女、又従兄と部屋交換、引越し直後に隣人女死亡
被害者との関係隠す又従兄、向かいの覗き趣味の男、近所うろつく怪しい男
死体はんぶんこ、パラサイト

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2023年05月06日

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ネタバレ

ピーター・スワンソン二作目。

誰が本当のことを言っているか、本当に起こっていることは何か、語られていることは真実か。
相変わらずこの作者の登場人物はみんな怪しい笑

ぐいぐい引き寄せられる感じは前作「ミランダ…」の方が上か。後半の展開は面白かったが、序盤が退屈すぎて…少し残念。

犯人のヤバさは前作を軽く超える。
一緒に暮らすスリルが好きなサイコキラーとか、ド変態すぎてどうしたらいいのかわからない笑
前作も今作も、呼吸するように人を殺める人物が多すぎる…外国こえー。

最後は一見ハッピーエンドか?と思ったけど、よくよく考えると窓の向かいから生活を監視していたやつですよ、その人。

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2022年11月02日

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ネタバレ

こういうミステリーとサスペンス両方の側面を持つ小説大好き。出てくる登場人物次から次へとヤバいやつばっかで草。それぞれの視点から物語が紡がれていきストーリーが進んでいくのも◎メンタル抉られそうなくらいシリアスでサイコパス。先の展開がどうなるのか気になりすごく楽しくあっという間に読み終わってしまった…
この作家さんは初見でしたが他の作品も評価が高いので読んで見ようと思う。

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2022年01月20日

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ネタバレ

うーん。
面白かったけど、長すぎた。
なんだろう、面白かったけど。
最後はハッピーエンド?かな。次のアリスに期待しよう。ひっそりと人の家に住むってかなりのスリルだな。そう思えば、ケイトが絵がおかしいと思った事が怖すぎる、鍵も。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「そしてミランダを殺す」を読んでから、この作品を読む。そして~は最初から犯人の視点から物語が進むので、あまり面白く無かったが、今回は犯行には、まったく係わっていない人物の視点から語り始めたので、多少は面白いと感じたが、途中で早々に犯人が分かってしまう。これはそして~を読んでいるので、作者のワンパターンなトリックで、直ぐに気が付いてしまい興ざめする。
主人公を始め、精神的に問題の有る人ばかりが出てくるので、少し現実味が無い様にも思えるのだが、逆に世の中、本当はおかしな人ばかりなのかもしれない(笑)
前作同様、ミステリー初心者の方が読むのに丁度よい小説ですね。

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公のわりにケイトがあまりストーリーの役に立ってないというか関係ないというかただそこにいただけというか。
信用できない語り手ばかりでどういう展開になるのか気になって読み進めるも意外と普通で衝撃度は低め。
中盤で大体の真相がわかって後半は答え合わせみたいな感じだけど、猫がいいアクセントになってたりケイトが病んでるせいだと思われた不可解な出来事が実はヘンリーの仕業だったりと退屈せずに最後まで読めた。

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2022年10月20日

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