務台夏子のレビュー一覧

  • 過ちの雨が止む

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    苦労しながら大学を卒業したジョーは、AP通信社に記者として入社した。
    上院議員のスキャンダルを記事にしたジョーは、議員から事実無根による名誉毀損で訴訟を起こされる。
    会社からは法廷対策として情報源を明らかにするように要求されるが、秘密を守ると約束して情報を得たとの理由から明らかにすることは出来ないと、猪突猛進型のジョーはキッパリと断る。
    職を失うかも知れない問題を抱えている時に、自分と同姓同名の男が殺されたとの情報を得る。
    もしや会ったこともない実夫かも知れないとの興味が湧き、司法試験を直前に控えて勉強に励んでいるパートナーのライラに弟のジェレミーの世話を無理やり押し付け、殺人事件が起きた田舎

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    2023年08月14日
  • アリスが語らないことは

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    ハリーの父が亡くなり、継母のアリスが殺したのでは?と疑う話。出てくる人全員怪しくて全員疑ってた、最終的に通りすがりの人まで怪しんでた。
    そしてラストの展開は想定出来てなかったけど腑に落ちた。

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    2023年07月22日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    ミランダやアリスより好きかも。ミランダはエンタメとしての面白さや話の完成度が高かったが、ダスティンは、ヘンとマシュー、時々マイラやリチャードで、いろんな視点で見られて面白かった。

    リチャードの正体は、ミシェルの家に行こうとして行かなかったところで、もしかして実在していない?と思った。マイラは知ってたけど、黙殺してたんだろうな。

    ヘンが信頼できない語り手ポジなのが面白い。ロイドよく付き合うな、結婚までするな、と思ったら浮気してた。その点、マシューが紳士的に見えるが、静かに狂ってる感じ。みんなちょっとずつ欠陥があって面白い。程度の差はひどくあるが。

    これ映画化するなら、ヘンとリチャードの対決

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    2023年07月19日
  • だからダスティンは死んだ

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    邦題:だからダスティンが死んだ
    原題:Beofore she Knew Him
    ピーター・スワンソンは4作目だが、邦題と原題の意味するところを考えながら読むのが楽しい。今回もラストでニヤリとさせられました。ミステリーの根幹部は途中で予想できてしまったし、前作(アリスが語らないことは/All the Beatiful Lies)あたりから少々おどろおどろしさがある点が個人的には趣味ではないのだが、サスペンスとしてのゾクゾク感は増しているし章ごとに認証を変えて語られる双方の心理描写が秀逸なので、次作が出ればきっと読むだろう。

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    2023年06月11日
  • ケイトが恐れるすべて

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    怖かった...夜中に家族が寝てから1人でリビングで読んでたから余計に。怖いけど、どうなるの?どうなるの?と気になりどんどん読み進んでしまった。

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    2023年06月05日
  • 償いの雪が降る

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    ネタバレ

    カールもジョーもいい人やん。
    こういうのを久しぶりに読むと、なんか安心する。
    ミステリ読後の安心感というか、小さな希望はやっぱ必要じゃないだろうか。
    ジョーのオカンは、なんとかせな、な。

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    2023年06月05日
  • クリスマスに少女は還る

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    アメリカの作家「キャロル・オコンネル」の長篇ミステリ作品『クリスマスに少女は還る(原題:The Judas Child)』を読みました。
    アメリカのミステリ作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    ●「近藤史恵」氏推薦――「残酷さと優しさに心を揺さぶられるはず。」
    ●「浅倉卓弥」氏推薦――「直近の慟哭本です。ラストがこれなら、この厚さに付き合っても納得。」

    クリスマスも近いある日、2人の少女が失踪した。
    刑事「ルージュ」の悪夢が蘇る。
    15年前に殺された双子の妹。
    だが、犯人は今も刑務所の中だ。
    まさか? 
    一方、監禁された少女たちは奇妙な地下室に潜み、脱

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    2023年06月02日
  • アリスが語らないことは

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    ネタバレ

    ピータースワンソンはこれで3作目。日常を変える出来事の描き方がスリリングで好き。過去と現在、継父継母との関わり、若い子への執着、今回の設定は好みが分かれそうだけれど、その時々の情景や思考をひたすら想像しながら読み進めるという、読書にしかできない味わいがある。

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    2023年05月13日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    ☆4.2
    スワンソン大好き!と声高に叫びたくなる一冊。
    章ごとに視点となる人物を変えるいつものやり方で、ミステリ好きなら何度か遭遇したであろうトリックを披露してくれます。
    今まで邦訳されたスワンソンの小説(ミランダ、アリス、ケイト)の中ではややじれったさを残しましたが、やはり面白かった。
    やらかしつつも可哀想なロイドがツボでした。いいヤツではあるんだよね...

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    2023年05月07日
  • ケイトが恐れるすべて

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    ネタバレ

    心配性の女、又従兄と部屋交換、引越し直後に隣人女死亡
    被害者との関係隠す又従兄、向かいの覗き趣味の男、近所うろつく怪しい男
    死体はんぶんこ、パラサイト

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    2023年05月06日
  • だからダスティンは死んだ

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    版画家のヘンリエッタが夫のロイドと引っ越した隣りには、同じような子どものいない夫婦が住んでいた。
    隣りのマシューとマイラ夫妻の家に招かれたとき、ヘンは、マシューの書斎に並ぶ収集物のなかにあるトロフィーをみて驚く。
    それは、二年半前に発生して未解決のままのダスティン・ミラー殺人事件で犯人が持ち去ったとされるものではないかと…。

    ゆるゆると進んでいく前半にもそれぞれの夫婦の心理的描写が絶妙である。
    もしかして…と思いながらもラストまで確信できない結末に引き込まれてしまった。
    心穏やかではいられない異質のサスペンスだった。

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    2023年05月02日
  • 過ちの雨が止む

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    自分の父親について知りたい!そんな生半可なストーリーではなくジョーを、取り巻く肉親や、恋人らを、巻き込み正義感だけで日夜葛藤する彼を応援しつつ読み進めました。後半に連れて展開していくストーリーは、読み応えあり!

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    2023年05月01日
  • だからダスティンは死んだ

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    ぞわぞわしながら読んだ。邦題より「Before She Knew Him」の原題がしっくり来るし内容そのまんま(苦笑)ハラハラするような男女の心の探り合いも含めてこの作者の作品はハズれない。

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    2023年04月17日
  • だからダスティンは死んだ

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    ヘンは隣家マシューの所に行くと殺された青年ダスティンのトロフィーがあった。マシューは殺人犯なのか?ヘンとマシューが交互に描かれる。殺人者と目撃者とその妻、夫を絡める複雑でシンプルな物語

    面白かった。登場人物が少ないのに、手に汗握る上質な心理サスペンスだった。いや、サイコサスペンスなのかも。

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    2023年04月08日
  • アリスが語らないことは

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    大学卒業を控えたハリーに父が亡くなった知らせが入る。
    散歩中に足を滑らせて転落した為だと聞かされたが、後日訪れた刑事から事件の可能性があると知らされる。
    父の後妻である若く美しいアリスは、何も語らない。
    大学に入ってからアリスと父の関係も詳しくわからなかった。
    その後、父と関わりのある女性も殺されて…。
    アリスの過去と現在が交互に物語は進んでいく。

    アリスの周りで起きた過去の死とそれを引き摺るかのように現れてくる義父の執念は怖い。

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    2023年04月07日
  • だからダスティンは死んだ

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    展開がなめらかで無駄がなく、緩急のつけかたが抜群に巧いミステリだと思いました。
    翻訳ミステリは序盤は地固めというか設定周りを丁寧に張ってから展開させる印象が個人的に多いのですが、この作品は序盤からさくっと意外性ある事実をあっさりと明らかにします。

    その事実を前提とした心理戦を、彼ら彼女らの微妙な関係性とともに長く展開し、その緊張感が頂点に達するとともに大技を放ちます。斬新なアイディアとまではいかなくても、その真実を開く手つきの巧さが良い。ある程度の予感を持ちつつも、ここぞというところでバシっと決まった、という爽快感がありました。

    そしてさらにカタルシスを残す余韻をもうひとつ残してあり、この

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    2023年04月03日
  • だからダスティンは死んだ

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    ネタバレ

    「アリスが語らないことは」が合わなくて、購入を迷ったけど、これは読んでよかった。
    マシューとヘンの奇妙な関係が面白く、いつかは破局が来ることは分かっていても、次の展開が楽しみだった。
    マシューとリチャードの関係は途中で分かってしまうし、リチャードが動き出してからの展開はまあありがちで無難な結末を迎えた感があるけど、
    ヘンの強さが印象的で悪くない終わり方だったと思う。
    病歴と過去に起こした事件から証言を信じてもらえない主人公と、その状況を利用して犯罪を告白する犯人という構図はこれからもっと発展させられる可能性を秘めているように感じた。ヘンの続編やスピンオフ的な話をもっと読んでみたい。

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    2023年03月29日
  • アリスが語らないことは

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    ネタバレ

    ピーター・スワンソンの3作目(東京創元文庫では3作目)。
    ミランダ、ケイトときてアリス。邦題はなんとなく統一感がある。

    正直、ケイトより面白いが、ミランダほどではない印象。犯人の衝撃感はそこまでなかったか。
    ただ、結末が気になるストーリー構成は見事。

    そしていつもどおり、今回も特殊な性癖の方々が多数。普通、あの子が好きだからその親と結婚しよう、とはならないでしょw
    その辺りのゾワっと感も魅力ではあるけど。。。

    絶妙に後味が悪く、絶妙に因果応報感があるラストが非常に良い。次はダスティンだ!

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    2023年03月25日
  • アリスが語らないことは

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    「だからダスティンは死んだ」を読んだ時にも感じた読んでる間にずっとある不気味さがクセになる。自分にとってはアブノーマルに思えることも何故かわかるような気がするのもこの作品の面白さ。お金をもらっても65歳になりたくないでしょう?というアリスの言葉がすごく心に刺さった。

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    2023年03月13日
  • だからダスティンは死んだ

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    面白く読めた。だけど、ちょっと帯が煽り過ぎなような気がする…。けど読後感は悪くなかっだ。

    驚きがある中でもしっかりした背景とエピソードで、それだけじゃない読後感を残してくれるピーター・スワンソン。好き。
    ミステリー好き、本好きなのがところどころから伝わってくる。

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    2023年03月06日