務台夏子のレビュー一覧
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海外の翻訳作品に登場する人の名前が最近覚えにくく、面白さが半減してしまうこともありました。しかし、この作品は登場人物が少ないのがありがたかったです。
過去と現在が入り交じった2部構成で描かれていますが、登場人物の現在を知るためには、過去が重要であり、展開をより面白くしていました。
原題は「All the Beautiful Lies」直訳すると「すべての美しい噓」ということになり、これはアリスの本質を指しているようです。日本語訳はその本質を題名で推測させないためだったように感じました。
最近は日本のミステリー、サスペンスも上質になり、海外に引けを取らない作品が数多くあります。それでもその -
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★3の下。
空港で知り合った男女の殺人計画。その行く末と真実は。
タイトルが印象的。
原題はThe Kind Worth Killing
英語知らんから意味わからん。
「そして」でも
「ついに」でも
「やっと」でも
「とうとう」でも可。
「それから」なら不可。
目的はあくまでもミランダであり、しかし時間の経過はあるもののそれほどの執念もない。
結局「そして」でいいのか(笑)
キャラクターはわりと好き。
長く感じるけど終盤は良い。
ラストも。
少し古い感はあるが皮肉っぽい切れ味があって好感が持てる。
昔のオーソン・ウェルズ劇場なんかを思い出したな。
いや、懐かしい~。オープニングが怖 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
大学生のジョーは課題で身近な年長者の伝記を書くことになった。
祖父母、父親はおらず母親はアル中という家庭環境のため題材探しのために訪れた先の介護施設で14歳の少女の強姦殺人の罪で服役していたカールを紹介される。
カールは膵癌のため余命宣告を受けていた。
カールにインタビューをする中でカールが無実ではないかと疑いを抱いたジョーは独自に調査を開始する。
・感想
定番、王道な展開だった。
王道は嫌いじゃないけどもうちょっと何かが足りない。
面白くない訳ではないんだけど…キャラクターの味付けも事件も全部ありふれてる感じがした。
ミステリーというよりサスペンスかも。
サスペンスにしても起こ -
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Posted by ブクログ
田舎町に暮らす少年ボーディ。その街で一人の女性が失踪する事件が起きる。そして近所に黒人一家が越してきて、その家には同い年の少年トーマスが。
あらすじが難しい。失踪事件があり、トーマスとの友情譚があり、隣人ホークの過去話がいろいろと絡み合って・・・なかなかに興味深い。いや面白いんですけどね。黒人差別的なものがそこかしこにでてくる。白人至上主義の過激団体とか。そして差別的な人物はことごとく悲惨な末路をたどるわけで。なんだろうな、説教臭さみたいなものを感じてしまった。この手の差別問題とか、あと環境問題とかを物語に持ち出すとものすごくわかりやすく単純に善悪がはっきりするのであんまり好きじゃない。「面白 -
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ネタバレうーん。
ピーター・スワンソンを期待して読んだから星3つにしかならなかった…いや、作者をみなかったら買ってさえいなかったかも。
時系列ごとに読ませる物語構成はわかりやすく、ミランダの時のように主人公の深掘りがされて効いている。なんだけど、なんだろ、この、ハラハラ感のなさ。
過去と現在だけで舞台の転換が少ないせいなのか…と思ったけどあれだ。多分、全ての発端が現在ではなく過去に起因してるので、今の事件を起こすメインキャラが全員、老人だからだ。高齢者による殺人なのでこう言ったら失礼だけど見せ場に乏しく、よってちょっとうーん、という気分になってしまったのかも。あとはどうも、誰も本気で犯人探しをし