務台夏子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカの作家「キャロル・オコンネル」の長篇ミステリ作品『クリスマスに少女は還る(原題:The Judas Child)』を読みました。
アメリカのミステリ作家の作品が続いています。
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●「近藤史恵」氏推薦――「残酷さと優しさに心を揺さぶられるはず。」
●「浅倉卓弥」氏推薦――「直近の慟哭本です。ラストがこれなら、この厚さに付き合っても納得。」
クリスマスも近いある日、2人の少女が失踪した。
刑事「ルージュ」の悪夢が蘇る。
15年前に殺された双子の妹。
だが、犯人は今も刑務所の中だ。
まさか?
一方、監禁された少女たちは奇妙な地下室に潜み、脱出の時をうかがっていた……。
一読するや衝撃と感動が走り、再読しては巧緻なプロットに唸る。
新鋭が放つ超絶の問題作!
*第2位「本の雑誌」この10年の絶対おすすめ翻訳ミステリー・ベスト10(「霜月蒼」・「杉江松恋」・「千街晶之」選/2005年10月号)
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1998年(平成10年)に刊行されたノンシリーズ物、、、
『東西ミステリーベスト100』では、海外篇の58位にランクインしている作品… ミステリとしても愉しめ、クリスマスの奇蹟として感動できる作品でした。
クリスマスも近いある日、二人の少女が町から姿を消した… 州副知事の娘「グウェン・ハブル」と、その親友でホラーマニアの問題児「サディー・グリーン」だ、、、
誘拐か? メイカーズ・ヴィレッジ署の警察官「ルージュ・ケンダル」にとって、これは悪夢の再開だった… 15年前のこの季節に誘拐され殺されたもう一人の少女――双子の妹「スーザン」。
だが、あのときの犯人で神父だった「ポール・マリー」はいまも刑務所の中… まさか……。
そんなとき、顔に傷痕のある女「アリ・クレイ」が「ルージュ」の前に現れて言う… 「わたしはあなたの過去を知っている」、、、
一方、何者かに監禁された少女たちは、奇妙な地下室に潜み、力を合わせて脱出のチャンスをうかがっていた……。
600ページを超える長篇で、登場人物が多いので万人向けではないかもしれませんが… 個人的には、とても愉しめた作品でした、、、
捜査する側の立場(これも地域の警察署、州警察、FBIと入り乱れていますが… )からは警察小説として愉しめるし、捕らわれた少女たちの立場からは冒険小説として愉しめるるんですよね… 捜査側は「ルージュ」、捕らわれる側は「サディー」に、それぞれ感情移入して愉しみました。
それにしても… ラスト数ページで物語の様相が一変しましたねー
「サディー」のことにはホントに衝撃的! クリスマスの奇蹟、まさに"クリスマスに少女は還る"でしたね。
この真実を知って、さらに「サディー」のことを好きになっちゃいました… メインのミステリ要素よりも、こっちの方が強く印象に残りましたね、面白かったです。
以下、主な登場人物です。
「グウェン・ハブル」
聖ウルスラ学園の生徒
「マーシャ」
グウェンの母。ニューヨーク州副知事
「ピーター」
グウェンの父
「サディー・グリーン」
グウェンの親友
「ベッカ」
サディーの母
「ハリー」
サディーの父
「デイヴィッド・ショア」
聖ウルスラ学園の生徒
「ルージュ・ケンダル」
メイカーズ・ヴィレッジ署の警察官
「スーザン」
ルージュの双子の妹。故人
「エレン」
ルージュの母
「ブラッドリー」
ルージュの父。故人
「チャーリー・クロフト」
メイカーズ・ヴィレッジ署の署長
「マージ・ジョナス」
メイカーズ・ヴィレッジ署の職員
「フィル・チャペル」
警察官
「ビリー・プア」
警察官
「ハワード・チェイニー」
検察官
「コステロ」
州警察の警部
「バディー・ソレル」
州警察の捜査官
「オズ・アルモ」
私立探偵。もと州警察捜査官
「アーニー・パイル」
FBI特別捜査官
「アリ・クレイ」
法心理学者
「モーティマー・クレイ」
精神科医。アリの父
「ドッド」
クレイ家の執事
「ウィリアム・ペニー」
心臓外科医
「マイルズ」
ウィリアムの弟。医師
「ポール・マリー」
神父
「ドミナ」
神父。マリーの師
「エリオット・カラザーズ」
聖ウルスラ学園の園長
「ミセス・ホフストラ」
聖ウルスラ学園の寮母
「ジェラルド・ベッカーマン」
聖ウルスラ学園の教師
「ジョン・スチューベン」
犬の調教師
「マーティン・フランド」
霊能者
「ジュリアン・ギャレット」
ジャーナリスト
「バーマン」
上院議員 -
Posted by ブクログ
ネタバレジョーの大学の課題は身近な誰かの伝記を書く事だが、彼には適当な身内がいないため介護施設で末期がん患者のカールを紹介される。
カールは30年前に少女暴行殺人で有罪となり、今は死の直前なので仮出所が許され施設で過ごしている。
カールはインタビューを了解し過去を語りだす。
以下 ネタバレです。
設定から見てカールは冤罪で、ジョーがその冤罪を晴らすストーリーなのは最初っから分かります。
真犯人も特に意外性はなく、かなり早い段階で推測できます。
カールの語りの中に真犯人や冤罪の証拠が有るのかと思いましたが、そこもチョット違う。
また幾つか引っかかる部分の内の一つで、カールが30年前に裁判を急がせた背景がスッキリしませんでした。
と、面白くなかったかのような感想を書きましたが、全般的には登場人物が皆個性的でストーリー展開も早く大変楽しめました。
原題 “The life we bury” の直訳ではなく、邦題の「償いの雪が降る」は雰囲気が良く出ていると思います。 -
Posted by ブクログ
1966年、1970年、1971年に出版された原著からセレクトして訳出されたデュ・モーリアの短編集。
やはりこの作者の文体は濃く、なかなか巧みに書かれており、それを辿ってゆく読書体験は一種の「充足」である。このような「充足」を感じさせる文章といえば、久生十蘭を思い出す。それは単純なパロールの流れというよりも、よく寝られたコンポジションだ。
そんな完成度の高いデュ・モーリア文学だが、本書のうち、巻頭の「いま見てはいけない」はオチが弱くて、そこに至るまでは秀逸なだけに惜しいような作品だった。
最後の「第六の力」はSF小説。こんなものも書いたのかと驚いた。1編のSF短編として、ちゃんと水準に達していると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレピーター・スワンソン二作目。
誰が本当のことを言っているか、本当に起こっていることは何か、語られていることは真実か。
相変わらずこの作者の登場人物はみんな怪しい笑
ぐいぐい引き寄せられる感じは前作「ミランダ…」の方が上か。後半の展開は面白かったが、序盤が退屈すぎて…少し残念。
犯人のヤバさは前作を軽く超える。
一緒に暮らすスリルが好きなサイコキラーとか、ド変態すぎてどうしたらいいのかわからない笑
前作も今作も、呼吸するように人を殺める人物が多すぎる…外国こえー。
最後は一見ハッピーエンドか?と思ったけど、よくよく考えると窓の向かいから生活を監視していたやつですよ、その人。