務台夏子のレビュー一覧

  • アリスが語らないことは

    Posted by ブクログ

    過去と現在が交互に語られ、終盤に収束する。中だるみせずどんどん読み進められる。
    これだけ多くの人物の人生を一つの作品に描いたらネタ切れにならないか心配してしまうほど。

    0
    2025年07月20日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    最初は読みにくさからなかなかページが進まなかったけど、中盤あたりからなんとなくスイッチが入ってやっとはまった感。さほど登場人物は多くないので混乱はしないで読めた。たまに視点が切り替わって語られるので、状況はわかりやすかったかな。
    これからも海外ミステリはちょっとずつ読んでみようっと。

    0
    2025年07月07日
  • スケープゴート

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ページ数が多く文字もぎっしりなので、読み終えるのになかなかの時間を要する。だがその分、この世界に長く浸ることができる。
    ジャンに代わり城に滞在するジョンは、なぜか身内にも正体を見破られない。ツッコミどころのはずなのに、読んでいくうちにいつの間にか読者もそれを受け入れていく。
    部外者だからこそできること、わかることもあれば、逆もまたしかり。どんなに心を通わせても、結局自分は赤の他人でしかない。
    ジョン及びドゥ・ギ一族の人々の行く末、その最大の謎が常に存在しているのでページを捲るモチベーションになる。

    0
    2025年06月05日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先日読んだ『自由研究に向かない殺人』内で本の紹介を見て読みました。
    “空港でたまたま出会った人に妻の浮気を知ったことを話す。奥さんを殺す協力を申し出て…”。気になる物語ですぐ読み終わってしまった。
    主人公の目線になりつつも、最終的には罪のある人はそれなりの報いをうけるという結末で後味はスッキリ。(最初に殺された方は微妙ですが)
    ウィノナ・ライダーやナンシー・ドルーの登場にちょっと親しみを覚えたりして。(ナンシー・ドルーは子供向けなんですね、知らなかった)

    0
    2025年06月01日
  • 8つの完璧な殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    このミス経由で手に取った

    古典ミステリをなぞった8つの短編集かと思いきや長編だったのだが、読み始めてすぐにアクロイドが察せられた

    作品タイトルと共にネタバレ注意とは書かれているが、やはり未読の方は有名どころは先に読んだ方が良いと思う

    特にクリスティの2作品はこの本を読むより貴重な読書体験が得られる、はず

    5/8を読んでいる自分は、残り50%のフーダニットは楽しめたが、やや強引なストーリー展開のために8つのネタバレは釣り合わないので星3

    著者のミステリ愛はよーく分かるが、オマージュというには敬意が感じられないかなあ

    交換殺人を計画しておいて猫を持ち帰るかねw

    0
    2025年05月30日
  • 償いの雪が降る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ストーリーは面白くて一気に読んだ。
    けど、住所バレてるのにライラとジェレミーを連れて家に戻ってくるのは解せない。

    0
    2025年05月16日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あれよあれよと主役級が殺されていく。誰が最後に残るのか?
    なるほど、でもこの人も無事では済まないのか?

    0
    2025年05月15日
  • クリスマスに少女は還る

    Posted by ブクログ

    623頁となかなかのボリュームで読み応えもある。だが残念ながらそこまで響かなかった。こればかりは好みや嗜好の問題なので深くは言わないけれど、確かに物語として引っ張る力はあるのだが何となく先の想像がついてしまう。そこまでの分量は必要でなくてもよかったと感じた。

    0
    2025年05月03日
  • 氷の天使

    Posted by ブクログ

    登場人物の多さと様々な事件の数々に読むのに少々苦労した。それでもスピーディーな展開は面白いし、結末がどうなるのか頁をめくった。
    正直、この結末ならばここまで複雑にする必要はなかったのでは? と思いつつも映画でも観ているかのような雰囲気がとても良かった。ミステリではあるが、エンターテインメントの雑多さ、楽しさがある。

    0
    2025年04月17日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初から犯人がわかっている、いわゆる「古畑任三郎」方式の倒叙ミステリー。このジャンルはいつか触れたいと思っていたのですが、たまたま手に取った本書がその方式でした。

    タイトルからミランダが殺されることはわかっているものの、第一部の終わり、そして第二部の始まりは衝撃でしたね〜。ただ、予想するストーリーとは尽く異なる方向に進み、最後の最後まで安心できませんでした。最後もね……あれはジ・エンドといっていいでしょう。

    犯人がわかっているのに何を楽しむのか最初はわからなかったのですが、なるほど犯人の思考回路はこうなっているのか!と新鮮な感覚でした。
    それでも、読み進める中でやはり待ち望まれたのは警察(

    0
    2025年04月15日
  • ケイトが恐れるすべて

    Posted by ブクログ


    ロンドンに住むケイトは、又従兄のアメリカのボストンに住むコービンと、半年間、それぞれのアパートを交換し暮らすことになる
    しかし、ケイトがコービンのアパートに到着した翌日、隣室の女性の死体が発見される…
    ケイトは彼女の死にコービンが関係しているのではないかと疑い始めるが…

    複数視点で物語は進み、その度に新しい事実が判明するが、見え方も違っていく…
    しかし何よりも、登場人物が誰とて信用できず、読者は常に不安を感じる…
    しかしそれがこの作品の面白さ!
    そしてちょいちょい登場する猫のサンダースがいい仕事をしている…(笑)
    でも謎解きとしては消化不良な感じかな…
    なので帯にある『真相が明かされた瞬間

    0
    2025年03月18日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    第一部はダラダラ読んでいたけど、第一部ラスト〜最後までは続きが気になる展開で面白く一気に読み進められた。
    ただモノローグを担う男女4人が全員好きになれず、そのためラストも不完全燃焼感があった。

    0
    2025年03月02日
  • アリスが語らないことは

    Posted by ブクログ

    海外の翻訳作品に登場する人の名前が最近覚えにくく、面白さが半減してしまうこともありました。しかし、この作品は登場人物が少ないのがありがたかったです。

    過去と現在が入り交じった2部構成で描かれていますが、登場人物の現在を知るためには、過去が重要であり、展開をより面白くしていました。

    原題は「All the Beautiful Lies」直訳すると「すべての美しい噓」ということになり、これはアリスの本質を指しているようです。日本語訳はその本質を題名で推測させないためだったように感じました。

    最近は日本のミステリー、サスペンスも上質になり、海外に引けを取らない作品が数多くあります。それでもその

    0
    2025年03月01日
  • だからダスティンは死んだ

    Posted by ブクログ

    2.9

    早い段階で結末が読めてしまったし、他のピータースワンソン作品と比べるとかなり評価が普通の印象。
    マイラについて、もう少し色々と知りたかったな。

    0
    2025年02月23日
  • ケイトが恐れるすべて

    Posted by ブクログ

    サイコパス、変態が多すぎて世の中ってこんな人間ばかりなのか?って思ってしまう。
    本来は安らぎの与えられる自宅が恐怖の場所になってしまう。知らない間に誰かが家の中に侵入してたとなるとゾッとする。

    0
    2025年01月20日
  • そしてミランダを殺す

    Posted by ブクログ

    ★3の下。

    空港で知り合った男女の殺人計画。その行く末と真実は。

    タイトルが印象的。
    原題はThe Kind Worth Killing
    英語知らんから意味わからん。

    「そして」でも
    「ついに」でも
    「やっと」でも
    「とうとう」でも可。
    「それから」なら不可。

    目的はあくまでもミランダであり、しかし時間の経過はあるもののそれほどの執念もない。
    結局「そして」でいいのか(笑)

    キャラクターはわりと好き。

    長く感じるけど終盤は良い。
    ラストも。
    少し古い感はあるが皮肉っぽい切れ味があって好感が持てる。
    昔のオーソン・ウェルズ劇場なんかを思い出したな。
    いや、懐かしい~。オープニングが怖

    0
    2025年01月19日
  • アリスが語らないことは

    購入済み

    くりかえす

    大学卒業間近のハリーの父が亡くなったことが発端となる、過去と現在のループ。義母のアリスが自己中過ぎて、読み進むことに疲れてしまい、ミステリってことも忘れてしまった。すべては繰り返して、やがて、自分へと返ってくると言う教訓をもたらした作品。

    #ドロドロ

    0
    2024年11月03日
  • 償いの雪が降る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    大学生のジョーは課題で身近な年長者の伝記を書くことになった。
    祖父母、父親はおらず母親はアル中という家庭環境のため題材探しのために訪れた先の介護施設で14歳の少女の強姦殺人の罪で服役していたカールを紹介される。
    カールは膵癌のため余命宣告を受けていた。
    カールにインタビューをする中でカールが無実ではないかと疑いを抱いたジョーは独自に調査を開始する。

    ・感想
    定番、王道な展開だった。
    王道は嫌いじゃないけどもうちょっと何かが足りない。
    面白くない訳ではないんだけど…キャラクターの味付けも事件も全部ありふれてる感じがした。
    ミステリーというよりサスペンスかも。
    サスペンスにしても起こ

    0
    2024年09月13日
  • あの夏が教えてくれた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    CL 2024.9.1-2024.9.3
    1970年代、いまだ人種差別が色濃く残るアメリカの田舎町が舞台。作者の他の作品にも登場するボーディが少年の頃のひと夏の成長譚。
    終盤、一気に多くの人が死んでしまうのが重すぎる。

    0
    2024年09月03日
  • アリスが語らないことは

    Posted by ブクログ

    主要人物たちが精神異常者でキチガイすぎてなーんも感情移入出来ないんだけど、それでも読み入ってしまうのは翻訳者の技術のなせる技か 
    そうは言ってもラスト150頁くらいは読み切るのにとても体力が必要だった 作者の次作を読もうか迷うな 同系統の内容なら正直期間空けずに読むタイプの代物ではない笑

    0
    2024年09月02日