【感想・ネタバレ】魔術師の夜 下のレビュー

あらすじ

ステージで凄惨な死を遂げたオリバー。彼を含め《マンハッタン・マジック・ホリデーズ》に集った四人のマジシャンは、マックス・キャンドルとともに、青春のひとときを過ごしていた……1940年、ドイツ軍占領下のパリで。マロリーが徐々に明るみに出していく彼らの秘められた過去。幻影としてマラカイの心に生き続けるルイーザの実像と、彼女の死の真相。だが、オリバーと彼の甥をとらえた死の罠は、マジックのステージで、次の犠牲者を待ち受けている。“失われたイリュージョン”のクロスボウの前で、絞首台で、鋭利な刃を持つ振り子の下で……。マロリーさえも翻弄する奸智に長けた犯人に、彼女の怒りは静かに燃え上がる!/解説=霜月蒼

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Posted by ブクログ

常識を持ち合わせないがそれなりに筋の通った特異な性格のマロリーを描くのが作者は本当に楽しそうですね。
ニューヨークに結集したマジシャン達はもともと第二次大戦中のフランスで関わりがあり、マラカイの妻ルイーザが当時、舞台の上で死んだ事情が今度の事件の大きな鍵となっていました。
さすがのマロリーも曲者揃いの老人達に振り回されがちですが、そのためにいぜんより感情がわかりやすいので、内に秘めた思いが時々かいま見えて切ない。周りの人間も皆そんなマロリーに惹かれていくのです…
姿の見えない妻が舞台にいるかのように演出しながらイリュージョンを続けている狂気の魔術師マラカイが何とも印象的。違う立場で長い戦後を生き抜いた老人達の決着、納得のいく落としどころでした。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(上巻より続く)

チャールズやライカ―との緊張関係も相変わらずで、
楽しくない。
コフィー警部補には憎まれ役でいてほしいのに、
そこらへんも怪しいし。

そして、いくら容疑者だといっても、
お年寄りを脅しつけてばかりのマロリーにも
ちょっと辟易。

ああ、でも最初の方のネズミを撃った話は面白かった

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2015年04月21日

Posted by ブクログ

ちょっと疑問が残る部分があったのですが、私が読み飛ばしたせい?それとも何かの伏線?もう一度読まないと!
いや、むしろ最初の『氷の天使』から読み直さないと。

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2009年10月04日

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