若松英輔のレビュー一覧

  • 「利他」とは何か

    Posted by ブクログ

    第一章の伊藤先生のパートが1番分かりやすくて面白かった。
    利他にも色んな種類があり、それらを明確に定義づけし言語化されていたため、普段自分が考える利他がどれに当てはまるか考えながら読めた。

    0
    2026年02月27日
  • あなたが言わなかったこと

    Posted by ブクログ

    私はあまりエッセイは好きではないのですが
    この本は
    読みやすかった。

    エッセイを読むと
    好きな作家さんでも
    なんか裏切られた様な気がしていたのだけど


    私が大人になったのか
    この本が良かっのか?
    裏切られなかった。

    0
    2026年02月05日
  • 宗教の本質

    Posted by ブクログ

    宗教とは何かを論じるのではなく、それを考えるヒントを浮かび上がらせると言うコンセプトだが、往復書簡の試みは成功したと言えるのだろうか?
    2人の宗教の違いに加えて、文章の抽象度が合っておらず、最終書簡までチグハグなやりとりを続けているように見えた。もちろん聡明な2人の中では深い理解をされているのだが、少なくとも自分にはついて行けなかった。
    それでも宗教とは単に超自然的な存在をやみくもに信じる行為ではないことが理解できたし、もう少し考えてみようと言う気になったのだから、著者の目的の一部は達したのかな?
    まあ宗教は難しい。当たり前だけど。

    0
    2026年01月23日
  • 考える教室 大人のための哲学入門

    Posted by ブクログ

    このシリーズは読みやすさ、要点のわかりやすさ、難しいことの咀嚼力が素晴らしいと思う。哲学というとっつきにくいテーマも、さまざまなアプローチで解きほぐしながら解説してくれる。西洋心理学レポートの足がかりになりました。

    0
    2026年01月05日
  • 「利他」とは何か

    Posted by ブクログ

    利他に関する論考集。
    第一章の伊藤亜紗氏は、合理的利他主義や効果的利他主義といった利他についてのトレンドを概観し、その根底には利他の効果の数値化があること、数値化により漏れてしまったり失われてしまったりすることがあると説く。利他の効果を数値化することは、自らの利他的行為が相手に与える影響を規定することに繋がり、押しつけや他者の支配に繋がる。そうではなく、予測不可能性を受け入れること。予想外の他者の反応によって、自らの方が変わること。これを「うつわ的利他」と表現しているが、相手を享けることのできる利他が、良き利他ではないかと述べている。

    第二章では、中島岳志氏が、贈与論から利他を考察している。贈与は暗黙に返礼を要求しがちであり、古来より相手の支配や権力に繋がってきた。利己的でない利他をするためには、返礼を前提とせず、しかし「不確かな未来」による結果論的な間接的互酬性によって、良いことが返ってくることが望ましい。
    インドで助けられたときに、ありがとうと言ったらかえって嫌がられたというのは、最近読んだ『ヘタレ人類学者、沙漠をゆく』にも繋がっていて、面白かった。

    第三章以降は、民藝・中動態や意思と責任・小説史について論じられる。…が、利他という本書のテーマから見ると、寄せ集め感、取ってつけた感があるというのが正直なところ。「はじめに」で、5名の著者が共同研究しており、単なる論考集ではないと説明されるが、やや無理がある印象。
    個人的には第四章の中動態の話は、その考え方のよい導入となったので興味深く読んだ。他の章も、読む価値が無いとは思わない。ただ、本書のテーマからは、やはり乖離がある内容だったとは思う。

    なぜ利他が必要なのか、という点をもう一度考えてみたいというのが読後の印象。利他の必要性も、個人と、社会システムなどとでは異なるだろう。「必要」という考え方そのものが、利他とはそぐわないような気もする。
    第一章で紹介された効果的利他主義は、共感を排除するという。共感ベースだと、身近な人や見えてる人以外への支援ができなくなってしまうからだという。一面では理解できると思う一方で、それは利他というより政治の領域なのでは?とも思った。政治に期待できないからそういうことになっているのかもしれないけど、でも、寄付や社会貢献的な文脈で利他を語るなら、政治や行政の働きとの区別については気になった。

    0
    2025年12月16日
  • 詩を書くってどんなこと?

    Posted by ブクログ

    自分ともっと向き合って、もっと言葉にする喜びを感じたいと思って、手に取った。詩を身近に感じることは、今までなかったし、能動的に詩に触れることもなかった。国語の教科書に載っていた詩の断片が、頭の片隅にかろうじて引っかかっているくらいだ。でも、なんか、今、詩を書いてみたいと思った。書きたいこととかよく分からないけど、書いてみたいと思った。詩の持つ魅力が丁寧に書かれていて、詩って、こんな世界なんだって、感心した。あとは実践するだけだ。

    0
    2025年12月10日
  • はじめての利他学

    Posted by ブクログ

    内容そのものは良いものだと思うが、私が求めていたものと異なっていた。
    たしかにタイトルも「はじめての利他学」なのでその通りなのだが、利他に関する過去の研究や学問を体系的にまとめている本。
    実際にそれをどう人生に活かすか、といった実用書的な立ち位置ではないので、そのことは留意した上で読んだ方が良い。
    ただ、やっぱり利他な心を持つ、人の立場から物事を考えられる、成熟した大人になりたいと思った。

    0
    2025年11月29日
  • はじめての利他学

    Posted by ブクログ

    タイトルの伏線回収。
    利己的な人は、自分を愛しすぎるのではなく、愛さなすぎるのである。いや実際のところ、その人は自分を憎んでいるのだ。たしかに利己的な人は他人を愛せないが、同時に、自分のことも愛せないのである。
    私は明らかに利他的ではないと自己評価している。
    私は私を大切にしていると思っていたのだけれど、逆だったのかもしれない。自分自身を愛して信じることができていないのかもしれない。自分のことを受け入れる、許す、寄り添う。それが他者を愛することに繋がるのか。なるほど。

    0
    2025年10月31日
  • 生きていくうえで、かけがえのないこと

    Posted by ブクログ

    決して難しい言葉では書かれていないから分かったような気になるけれど実際はあまりよく分からなかった。
    それでも時々深く心に染入る言葉があった。
    著者の背景を何も知らないのだが、悲しみについての表現から、何か耐え難い悲しみを幾度も経験した方なのか。

    0
    2025年10月16日
  • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

    Posted by ブクログ

    1日1日大切に読ませて頂きました。今の自分にはすっと入って来ることもあればまだ難しいこともありましたが、時を経てまた読みたいと思います!ありがとうございます!

    0
    2025年10月15日
  • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

    Posted by ブクログ

    言葉選びが今の自分には難しいように感じた。けれど心に刺さるフレーズもあり、その部分は深く噛み締めて読ませていただきました。
    「はじめに」で筆者が記しているように、用いる本。私の場合は手元に置くというより、数年後、歳を重ねてまた読んでみたいと思う本でした。

    0
    2025年09月20日
  • 悲しみの秘義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    悲哀、悲しみについて、言葉を紡いでいます。

    2015年1月~6月に毎週日経新聞に掲載された25の記事を編集したものとのことです。

    著者は、書くことで自分自身が何を想っているのかを発見するのでは、と、あとがきで書かれています。そして、5年前に妻を亡くされたことにも少し触れられています。自分の想いを探究するために、書きながら言葉を見つけていく過程でもあったのかもしれないと思いました。

    0
    2025年09月18日
  • ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う

    Posted by ブクログ

    【目次】

    人生の一語
    自分を愛する
    人生の羅針盤
    かなしみの国
    願いと祈り
    ひとりの時間
    メモと「書く」
    沈黙を感じる
    言葉と食べ物
    生きがいとは何か
    見えない涙
    似て非なるもの
    眼のちから
    五つの眼
    黄金の言葉
    心の水
    時を取り戻す
    拙いものと切なるもの
    最期の言葉
    人生の土壌
    尊い姿
    よろこびの花
    いのちのコトバ
    いのちの使い方(一)
    いのちの使い方(二)
    見えない手

    言葉のひびき――あとがきに代えて
    探していた言葉に出会うためのブックリスト

    0
    2025年07月19日
  • 生きていくうえで、かけがえのないこと

    Posted by ブクログ

    言葉が洗練されていて、深みがあった。
    軽い感じで読もうと思っていたので、言葉の重みや深みが自分の気分とはマッチせず、、、
    宗教や死と関連した言葉が多く感じた。

    0
    2025年07月02日
  • 八木重吉詩集

    Posted by ブクログ

     読み込めていないのですが、最初から読み始めてとある編集者の日記を思い出すことになり、とても切ない気持ちになりました。
     若松英輔さんが、解説を書かれているので八木重吉の背景は少し分かったように思います。
     存在学みたいな、哲学みたいな。

     近代の初めくらいまでは、詩人は哲学者の側面もあったのでしょうか。
    今もそうかもしれないですが、昔の方がそれこそ存在がまんま求道者みたいな人はいたのかなと思いました。

    0
    2025年05月17日
  • 詩集 見えないものを探すために ぼくらは生まれた

    Posted by ブクログ

    好きだと思ったのは「孤独1」と「見えないものを探すために ぼくらは生まれた」だ。
    そしてあとがきの言葉にこころを打たれる。

    0
    2025年04月28日
  • リルケ詩集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     知らない町や、新しい商業施設に入れば、そこの本屋を覗くことにしている。その地域特有の特集棚があったり、その店の個性を活かした整理、陳列してあるのを眺めるのが楽しい。
     そんな感じで、ふらっと初めて入った書店で、レジ前の目立つ棚に本書はあった。詩集がレジ前というのは珍しい?

     リルケは言わずとしれた、ドイツ語文学における代表的存在。その詩は象徴主義や19世紀以降のモダニズムに影響を受け、深い哲学的洞察と美しい言語表現を特徴とする。

     そんなことより、手にして、ふと開いたページにあった
     「われらは忙しく」が、妙に心に刺さったので購入してみた。
     有名な、『オルフォイスのソネット』の一篇だ。

     訳者片山敏彦氏による、全時代を網羅した選と、この春(2025年)、新装再販ということで、3種類ある綺麗な装丁も気に入った。

     本棚の隅に、ちょこんと置いてあると、なにやら高尚な読書をしている雰囲気も漂いそうだ。

    0
    2025年04月24日
  • 「利他」とは何か

    Posted by ブクログ

    先日、ボランティアに参加する機会があった。
    その時の相手の反応が、自分が思い描いていたものとはちょっと違っていて、一人でモヤッとしていた。
    そう感じた気持ちの答えが、この本には書かれていたように思う。
    5人の著者の中で、伊藤亜紗さんが書かれた内容が一番しっくりきた。
    「他者のコントロールが利他の一番の敵」
    誰かの為に行動する→プラスの反応が返ってくると、知らず知らずのうちに期待してしまっていたのだと思う。
    「利他」という漠然としたものの輪郭が見えてきたようで、すっきりした。

    0
    2025年02月15日
  • 読み終わらない本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    “愛すれば愛するほど、悲しみは深くなる。”であるならば、“愛する人を喪うときも、(略)、耐えがたい痛みとしてだけでなく、情愛の証しとして受け取ってもよいのかもしれない。”心がひどく痛むのはそれだけ大切だったから、と大切の方に焦点をあてる考えの転換が素敵だと思った。
    すべては自分の受け取り方次第、日々を心地よいものにするのも自分自身にかかっていると気づかせてくれる本だった。

    0
    2025年02月08日
  • はじめての利他学

    Posted by ブクログ

    利己と利他はつながっていると看破し、「自利利他」を唱えた空海は偉大だ。

    又、少しでも身近な所から学ぶとしたら二宮尊徳か。その考えは無尽や信用金庫につながる。

    谷島屋書店連雀店にて購入。

    0
    2025年02月03日