若松英輔のレビュー一覧

  • 新編 志樹逸馬詩集

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    10代の頃にハンセン病を患い、あるがままの思いを言葉にされている詩集。
    死に向かうことへの恐怖や覚悟、生きるよろこびなどを思いそのままにやさしく、そして力強く表現されていると感じた。
    「土壌」「人はだれでも」が特に好きな詩。

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    2025年01月20日
  • 「利他」とは何か

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    ネタバレ

    5人がそれぞれ違う専門分野から利他の解釈を論じる。その発想の違いは面白い。「おわりに」でも中島氏が「うつわ」と表現しているが、私は自然と生まれる見返りを求めない人間性、と解釈した。

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    2025年01月16日
  • 探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった

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    ネタバレ

    表紙の絵に惹かれて。

    すべてをしっくり理解できたわけではないが、ところどころおお!と自分の興味や、囚われに関係するところがあった。

    好奇心について
    真の問いとは内発的であり...容易に答えの見つからない人生からの呼びかけ
    →ずっと何か知識を得るスキルアップすることが正義と思っていたが、それはどん詰まりで、
    自分の人生における(そんな大きなことでなくても)問いを見つけていくことではと気づいてきて、、その思いとこの話が重なってしっくりきた

    手放すとは
    生きるとは...誰かに先んじて獲得することに満足を感じようとしていた...生きるとは手放していくこと
    →まさに人と比較して満足する、ことに意識が働いていることが多い。もっとこういう意識を手放せないか...

    もう一つの知性
    人は捜しているものしか目に入らないことがあると警鐘を鳴らしていたのである
    →探し求めているものに捉われてないか?視野が狭くなってないか

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    2025年01月02日
  • 悲しみの秘義

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    若松英輔さんのエッセイ。
    一番胸が締め付けられたのは、
    14 花の供養に
    桜が咲く春になったら、花びらを一枚拾いたいと思いました。それが少しでも供養になるのであれば。

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    2024年12月31日
  • 「利他」とは何か

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    遊びと利他を読んで、利他を、もう少し知りたくて。
    後半になるにつれて、どう利他に関係するんだろうとかわかりづらくて飛ばし飛ばし読んでしまった。

    数値的利他は、違和感を感じた
    数値ですぐに結果がでない社会課題への支援や関心を廃れさせてしまうのかなぁと。、

    利他というと何か押しつけがましく、意識高い系に思ってしまっているけど、
    うつわ的利他、、、
    自分のやったことをいいでしょ、ではなくて、
    その結果自分に戻ってまた変化の可能性がある余白があるものとして捉えた方がよいのでは
    ということかなぁと。この考えはしっくり来るし、自分のボランティアのスタンスと同じだなぁと思った。

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    2024年12月22日
  • 「利他」とは何か

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    「利他」について様々な分野の方が論じた本。
    ちょっと「利他」との結びつきがよく分からないとか取って付けたようとか思うところもあったが、それが利他という概念の広さや説明の難しさということか。
    結論としては、利他とは「うつわ」とか「余白」であるということのようだ。

    中動態についての話の中で「人間的因果性(=そ人が加害者として行う行為)」と「神的因果性(=運命の被害者としての行為)」は混じり合うが混同されない、というヴェルナンの定式が紹介されている。どういうことかというと、「人は加害者であり被害者であるという二律背反が肯定されている」ということ。被害者性をとらえることで、加害者性もとらえられるようになる。それにより「責任」という中動態的なものを感じる(応答する)ことができる。
    (中動態とは、「能動⇔受動=する⇔される」ではなくて、「能動⇔中動」=主語の外で主語が完遂する⇔主語が過程の内部にある」というもの。たとえば「欲する」とか)

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    2024年10月09日
  • 「利他」とは何か

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    伊藤さんの内容が読みやすく面白かった。
    特に、測りすぎたり数値で細かくすることで、人々の別の意識を生み出してしまうというところに、実感を持って共感。
    毎日の労働時間を日によって変えて管理することで、働くことの大らかさがなくなってくるという皮肉を目の当たりにしたから、特に刺さった。

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    2024年10月02日
  • 読み終わらない本

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    作者からの手紙、というスタンスで書かれたエッセイ。読書論がメインかなと思って手にしたが、どちらかというと言葉についての話が中心だった。
    ちょうど『言語の本質』という本を読み終えたあとだったので、言葉つながりで面白く読んだ。『言語の本質』とはまた視点の違う言葉の本質を見た。

    先人の言葉や作品、詩歌が多く引用されていた。作者が生きてきた中で影響された人や作品、そして言葉たち。言葉の持つ力を読んでいて感じた。

    社会問題にも触れていて、読み応えのある一冊だった。
    私にとっての『読み終わらない本』は何だろう……。もう出会っているかもしれないけれど、これから新しく出会うこともあるかもしれない。これからも少しずつでいいから本を読んでいきたいなと思った。

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    2024年09月26日
  • いのちの秘義――レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の教え

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    「読むと書く」という講座からうまれた、「センス・オブ・ワンダー」の批評

    良い教科書のような綺麗な文体と内容。
    日本語で出版された本の後半の4人の解説はそれぞれの立場から書かれているが、こちらは批評家らしくもっと直接的に一冊の本とするほどの分量で取り組んでおられる。

    素敵過ぎる元の本を繰り返し読んだ方が良い気もするが、この本を読んで良かったとも感じる。

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    2024年08月16日
  • 「利他」とは何か

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    利他とは器である。関わる人々への余白、予定しない意外性を受け入れる。最初から計算された利他、見返りを早退した利他は利他ではない。

    そういえことを5人の人が異なる領域から語る。

    個人的には中動態のことをもう少し読んでみたい。

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    2024年08月17日
  • 詩と出会う 詩と生きる

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    本で伝えたいキーコンセプトは非常にためになるが、文章の構成と書き方が情緒的で正直読みにくい。
    若松さんの詩は好き

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    2024年08月12日
  • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

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    『悲しみの秘儀』に感銘と衝撃を受けて以来、若松さんの本を読むのは背筋がピンと伸びる感覚になる。
    どこまでも深い。本一冊としての重みだけでなく、言葉や表現一つ一つに質感があり、厳密だけど限りなく余地がある。
    私がこの本を本当の意味で読むには、まだまだ何もかも未熟なのかもしれないと思わされた。いつかまた読み返したい。

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    2024年07月21日
  • 「利他」とは何か

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    難しかった。利他というものに様々な考え方でアプローチされたもの。所々面白いところがあったし、なるほどと勉強にはなったが、全体としては理解できていない。再読が必要だとは思うが、多分もう一度手にすることは無い気がする。

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    2024年07月16日
  • 自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと

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    言葉のちからをよく考えて、どの言葉を選ぶか、語彙力を増やして今後の人生をより豊かにしていきたいと思います。
    「魂を顧みる」という感覚が素敵でした。

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    2024年06月25日
  • いのちの政治学 リーダーは「コトバ」をもっている

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    半分わかったって感じ。
    難しかった。。。偉人の言葉は重みあるのに対し、現代の言葉が軽くなってる は同意。

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    2024年06月01日
  • 詩を書くってどんなこと?

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    詩を書く人の気持ちとは一体どんなものなのだろうという疑問と、詩を書くこと自体に少し興味を持っていたので、この本を読みました。
    「詩を書くことは、絵や音楽のように特別な技術を必要としない」という文章を読み、
    詩を書くことへのハードルが少し下がりました。それだけでも、本作を読んで良かったと思います。
    自作するのは難しいですが、まずは 自分の好きな詩をみつけて、集めて「詩選集(アンソロジー)」を作ってみることから始めたいと思いました。

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    2024年04月04日
  • 「利他」とは何か

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    冒頭の伊藤さんの話は分かりやすく読めたが段々、理解が追いつけず、最毒が必要と感じた。
    全体を通しての印象は「利他」も含め、一見、善い言葉も使うときには正しく理解しなくてはならないということ。特に利他はその最たるものの一つ、と思った。

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    2024年04月03日
  • ひとりだと感じたときあなたは探していた言葉に出会う

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    丁寧な言葉で綴られた文章と、1章ずつに詩が登場してくる。
    昔の人が残した詩がとても綺麗なものに感じた。
    今も昔も人が悲しい・寂しいと感じているのは一緒なのだと
    言葉に心が救われたように感じた。
    きれいな絵や写真を見た時に心に広がるような優しい気持ちが
    この本の読んで、言葉からも同じようなものを感じられた。

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    2024年03月01日
  • 弱さのちから

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    第一章読み終わり、コロナについて書かれすぎてて思ってたのと違う感。読み終わったけど、やっぱり思ってたのとは違った。世の中がコロナに怯えていた時があった、先がどうなるか分からない不安な日々だった、ということが思い出せた。

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    2024年02月09日
  • 読み終わらない本

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    2023年初版。著者が青少年に向けて、本を読むということを手紙の形で伝えようとする本です。文章には優しさや愛が溢れています。著者よりも長く生きている私は、読み終わらない読み返したい本と出会うより一冊でも多くの本を読むことに注力しています。心も血を流すと言うのは、そうだなあと思えました。詩を書くということに興味を持ちました。青少年が読むと大きな影響を受けるでしょう。でも、もっと高齢の人にとっても読書に対する認識を変えることに意味のある本だと思います。

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    2024年01月15日