言葉の持つ力について、考えさせられた。著者の言うことは、自分にハマっている。
読書することは、孤独になること。孤立ではなく。自分に向き合う時間になる。でも、言葉を書くことは、もっと自分に向き合う厳しくも慈しみ深い時間である。と、理解した。
そのほかにも、沢山の言葉が心に響いてきたのでメモしておく。
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「さようなら」と彼は言いました。
「さようなら」と狐は言いました。
「僕の秘密を教えてあげよう。とても簡単なことだ。心で見なくちゃよく見えない。大切な事は目には見えないんだよ。」
「大切な事は、目には見えない」と、小さな王子様はよく覚えておこうと繰り返しました。
「君のバラをそんなにも大切なものにしたのは、君が君のバラのためにかけた時間だよ。」
「僕が僕のバラのためにかけた時間・・・」と、小さな王子様はよく覚えておこうと繰り返しました。
「人間たちは、この真実を忘れてしまった」と、狐は言いました。
「でも、君がそれを忘れてはいけない。君は自分が飼い馴らしたものに永遠に責任を負うことになる。君は君のバラに責任がある…」
「僕は僕のバラに責任がある…」と、小さな王子様はよく覚えておこうと繰り返しました。
これから
世の中に出ていく
君たちの胸には
たくさんの
希望や喜びの
予感があるのかも
しれない
でも ぼくは
君たちが
希望と喜びと一緒に
いくつかの
大切な悲しみに
出会うことを
願って止まない
真の悲しみは
本当に愛した者を
失ったときにだけ 経験できる
稀有な出来事
悲しみは いつの日か
愛しみとなって 美しみへと
姿を変じる
そのとき君は
君のままでありながら
新しい君に 生まれかわるんだ
自由は無私の精神と置き換えてもよいのかもしれない。自由の地平にもっとも早く、確実にたどり着けるのは自己犠牲的であろうとすることよりも、無私であろうとすることなのかもしれない。
自己犠牲的であるとき、人は、他者を大切にしているが、自分を苛んでいることもある。だが、無私であるとき、人は己の人生への愛を失うことなく、他者にも愛を注ぐことができる。無私の人は見返りを求めない。そして、自分が何をしたのかを覚えていない。