若松英輔のレビュー一覧

  • 考える教室 大人のための哲学入門
    めんどくさがりの私でも読み切れる安心感のある「学びのきほん」シリーズ。哲学書って興味はあるけど敬遠してたので、飛びつきました。色んな本のしおりがいっぱい挟まってる感じで、カッコつけたいだけのおナカマにも本気の10代にもお薦め。
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』
    ■メインテーマ
    詩を感じることができれば、言葉が人生を支える糧となる理由とは?

    ■著者の主張
    生きるとは何かという人生の根本にある問いを見つけるのに必要な自分の感受性を磨いてくれるのが詩である。

    ■感想
    普段わたしたちは、自分のうちに秘めた生きるとは何かという人生の問いを追うことはせず、どう生き...続きを読む
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』
    詩人・茨木のり子の「自分の感受性くらい」を取り上げて高校生に授業をした時の講義をまとめたもの。ざっくりと茨木のり子のことが分かる。
  • 生きる哲学
    若松英輔(1968年~)氏は、慶大文学部卒、「三田文學」編集長(2013~2015年)等を歴任した批評家、随筆家、詩人。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。2016年以降、NHK番組「100分de名著」で、 石牟礼道子の『苦海浄土』、内村鑑三の『代表的日本人』、神谷美恵子の『生きがいについて』...続きを読む
  • 本を読めなくなった人のための読書論
    読めない心にそっと寄り添う優しい語り口の本。本は外側から知識を得るものだけでなく、言葉を通して未知なる自分に出会うもの。自分の内側と響き合う言葉に出会うことに意味がある。
    本を食べ物や薬に例えた話がしっくりきた。適量は個人により違う。
  • 弱さのちから
    タイトルで、今自分に必要な本だと思った。

    "今、私たちもまた、さまざまな理由のために、心が砕かれているのではないでしょうか。しかし、内村はそうした心をこそ愛しめといいます。それだけでなく、神に贈る高貴なささげものにするがよい、と語るのです。
     人は世にいう「よい」ときの自分を好み、そうではないとき...続きを読む
  • 詩集 愛について
    詩集。

    共感が多く、素敵な詩集。
    きっと恋愛や人間関係等がうまくいってないと、ボロ泣きするかも。笑
    今は心穏やかに読めた事に幸せ^_^

    あなた、定義3、奇蹟、花束が特にお気に入り。
  • 考える教室 大人のための哲学入門
    「悩む」と「考える」のは、違う。そんなことは、分かっている。
    多くの人は、そう思っているだろう。
    私自身も、「悩む」と「考える」のは違うと思っている。
    違うと思っていても、悩むことを辞めるのは難しい。
    悩むのではなく、考えるへ切り替えるのも難しい。

    若松英輔さんの「考える教室 大人のための哲学入門...続きを読む
  • 考える教室 大人のための哲学入門
    4章に分けて哲学の基本が読める
    1.ソクラテスとプラトン
    2.デカルト
    3.ハンナ・アレント
    4.吉本隆明

    無知の知の力量をつけるためにすすめたいことや、ソクラテスが人生を賭して考えたものが書いてあり。
    何度殺されることになってもこれ以上のことはしない。とは。

    読んでみてください。
  • 考える教室 大人のための哲学入門
    哲学って、硬いイメージが強い。20代までそれに触れることを無意識に避けてきたと思う。
    いろんな人と話をしたり、テレビや映画を見たり、音楽を聞いたり、本を読んだり・・・その中で感じたことや考えたことと、いわるゆ哲学はそんなにかけ離れたものではないと、30代になってようやく気づいた。
    初めて哲学に触れる...続きを読む
  • NHK「100分de名著」ブックス 内村鑑三 代表的日本人 永遠の今を生きる者たち
    「100分de名著ブックス」の「苦海浄土」のテキストを読んで、内村鑑三のことを知りたくて読んだ本。内村のことや思想をわかりやすく知ることができて良かった。テキストを読んで内村の思想は「悼む人」や「燃えあがる緑の木」、「大衆の反逆」と似ているところがあると思った。
  • NHK「100分de名著」ブックス 石牟礼道子 苦海浄土 悲しみのなかの真実
    「苦海浄土」の内容を知りたいと思って買った本。この本を読んで、「苦海浄土」の内容を知ることができて良かった。若松英輔先生の解説を読んだ。この本を読んで原発の事故のことを連想した。この本を読んで「苦海浄土」が新しい詩だということを初めて知った。P67のL5の言葉が1番印象に残った。
  • 考える教室 大人のための哲学入門
    ソクラテス、デカルト、アレント、吉本隆明の4人の哲学者について著者の思いが語られていた。
    読んだことがある本についても、自分で読んだ時よりも深く分析されていて、さらに理解が進んだ。

    何を考えても何を読んでも結論が出ることはないが、考え続けることが哲学なのだ。
    無知の知のように、自分が知らないことに...続きを読む
  • 考える教室 大人のための哲学入門
    若松さんの本はなんだかんだ初。本を、ただ読むのでなくて、じっくり読むことの大事さを学んだ。ソクラテスの弁明、方法序説、人間の条件、共同幻想論が紹介される。
  • 詩を書くってどんなこと?
    詩を贈ることのよさがわかった。
    昔にとある人に詩集を贈った時、とても喜んでいた理由がわかった気がした。
    詩をまた書きたいなと思えるような本でした
  • 詩を書くってどんなこと?
    中学生向けの本ですが、表現のヒントになればと読んでみました。しばらく孤独を楽しみたいと思います。
    そして東工大にさらに興味が沸いたのでした(笑)
  • 宗教と生命 激動する世界と宗教
    第一巻は未読なのですが読後感から言うと第二巻の方が面白かったですね。

    この巻はテーマに突っ込み切れていないというか議論が深まらないまま時間切れになった感じがありました。
    ただ、考えるきっかけとしては論者の方々がみんなバラバラの意見というか立ち位置なので(バラバラ過ぎる?)いろんな角度から読者もまた...続きを読む
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教
    アイデンティティがどこにどれだけ存在するのか、どのスタンスからそれを考えるのか、によって捉え方はそれこそ人の数だけ細分化されてしまうのではないか…というとりとめなさを感じました。
    本書を読むことによって「宗教と暴力」について自分なりの考えがまとまる?どう考えるべきか?自分の意見が持てる?と思っていま...続きを読む
  • 宗教と暴力 激動する世界と宗教
    シンポジウムをまとめる形式の対話型の本。
    なんか評価低いけど、宗教に対するいろんな視点があっておもしろかったけどなー。


    「北朝鮮だからしょうがない」「〇〇だからしょうがない」は思考停止であり分析ではない。

    「殺しあう人数が足りないから紛争が止まらないかもしれない」という分析。第三者の介入ではな...続きを読む
  • 生きる哲学
    生と死が繋がる悲しみの豊かさ。
    その一点、その一筋をどこまでも、何度も辿っていく。

    石牟礼道子の苦海浄土が本書の頂点か。

    読む側の態勢、状況、構えを問う著書である。
    ある時のわたしならば、すごく震えただろう。
    しかし、疲れ切った今、彼の言葉は遠くでしか響かなかった。
    しかし、良心は感じた。
    しか...続きを読む