若松英輔のレビュー一覧
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◼️ Keywords
- 「自利」と「利他」は不可分な存在
- 「仁」を実践するために必要なこと
- 恭:謙虚で威張らず人に学ぶ姿勢を持つ
- 寛:常におおらかである
- 信:人から信頼される
- 敏:人の心の動きを鋭敏に捉える
- 恵:慈しみ深くある
- 天命 ≒ 道:人間に生き方を求めるもの
→ その実践が道徳
- 智者(「智」だけを求めるもの)は利己に陥りがち
→ 「智」を土台として「義」「礼」「仁」を実践する必要がある
- 「円融自在」「事々無礙」
→「二つをそのままにしておいて、しかして一つのようである」状態
- 「利他」の基盤は「愛」
→ 他者への愛と同様に自己愛 -
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「悲しみ」について、過去の著名人の言葉の引用を絡めたエッセイ
元々は日経新聞で連載していたエッセイを本にしたもの
NHKの番組「理想的本箱 君だけのブックガイド」の「もう死にたいと思った時に読む本」回で紹介された本の一冊
「はじめに」で引用されているのは「夜と霧」
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生きるとは、人生とは何かを問うことではなく、人生からの問いに応えることだと『夜と霧』の著者ヴィクトール・フランクルは言った。人生は、答えを出すことを求めない。だが、いつも真摯な応えを求めてくる、というのである。
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夜と霧は最近読んだので記憶に新しい
あれほどまでに過酷な体験をした人の言葉だからこその重みがある
悲劇的 -
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なにかを書く(発表する)、また本を読むことが好きなひとびとに特にページを捲って欲しいエッセイ集。
どこからでも、ランダムに読めるし、わたしもそのような方法で読書した。
言葉の生命力と人が生きることの関係性について著名な作家や作品を交えて、作者若松英輔さんの真摯な視点から述べられている文章が多く、全体的にわたしは読んでいてホームのような安心感もあり師匠のような叱咤激励も感じられる稀有な本だった。
好きなエッセイ。(特に、共感と新しい知見を教えてくれた文章)
永瀬清子「第三の眼」 老いて増す能力
九鬼周造の思索 偶然と運命について
C・S・ルイス『悲しみをみつめて』 人生の問い
石垣りんの詩 -
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およそ半年かけてまずは読み通した。朝起床後の一時が頭に染み渡るのを経験してから、毎日少しずつ。小林秀雄の著作は、実はそれ程読んではいない。しかしずっとこころの奥には熾火のように何かが残っていたのだろう。
再挑戦しようと思ったのは講演集CDを手に入れたのがきっかけだった。当時氏の肉声を毎日徒歩通勤の途上聴き続けた。繰り返し何度も。氏の編集者だった池田氏の講演のAudibleで聴いた。
それでも氏の作品を読んでもこころに響いてこない。そんな時この著作(文庫)に出会った。しかし実際手にするまで日数があった。
きっかけは:学びの基本 考える教室 大人のための哲学入門:を読んでからだ。さっそく入手して、 -
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恐しみに出会った時に読む本。
一宮沢賢治、須賀敦子、神谷美恵子、リルケ、プラトン、小林秀雄、ユングらの、死者や哀しみ、孤独について書かれた文章を読み解き、
悲しみは排除すべきものではなく、人間を深くする経験であると語る。
「涙は、必ずしも頬を伝うとは限らない。悲しみが極まったとき、涙は涸れることがある。深い懇しみのなか、男気をふりしぼって生きている人は皆、見えない涙が胸を流れることを知っている。」
「人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある。悲しむ者は、新しい生の幕開けに立ち会っているのかもしれない。単に、悲しみを忌むものとしてしか見ない者は、それを背負って歩く者に男者の魂が宿っていること -
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ネタバレ静かで力のある言葉がたくさんあった。
読め、書け、情報を集めるのではなく自分のうちなる部分で考えろ。しかし人生(本文中では信仰)は考えるより歩け、生きろ。そこからしかわからないことがある。
繰り返し言われているのは、語り得ない言葉(あるいはコトバ)の存在。そして、読むことの力。事実、若松さんは様々な詩や本を引用しながら書いているが、そこから思索を深めていく姿はまさに「読む」ということが「コトバを発する」ことに直結している姿を見せてくれている。
最後にちょっといい文章を引用しておく。
「やわらかな日の光にふれ、小さな呼吸をする。全身を小さな力が貫く。そのとき私たちは今日も生きてみようと、内な