若松英輔のレビュー一覧
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著者の若松英輔氏の日経新聞の連載が面白く、興味を持って本書を手に取る。共感できたり、勉強になったりすることは多かった。特に、「生活」と「人生」の違いというところは印象に残った。ただ、本書に含まれる多様なテーマの繋がりというか、本書全体のテーマというのが捉えにくく感じた。タイトルの「日本人にとってのキ...続きを読むPosted by ブクログ
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原本がなかなか読めないので、ガイド本としてこちらを読んでみた。こちらだけでも十分というかかなりの情報量…といった感じ。感想を文字にするのが難しい…人間の崇高な一面を感じた。Posted by ブクログ
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読書が出来なくなった人向けなのに、それについて本で読むという若干の矛盾を面白く感じながら読書。
私も少し読書が進まない状態だったので、丁度よかった。
文字もびっちりではなく、文章も読みやすくて、
優しいスープのような1冊。
全部読まなくてもよい、
読み切る必要もない、
好きなところから読んでもいい...続きを読むPosted by ブクログ -
たまたま本屋の棚に陳列されているのを見かけて、まずタイトルに一目惚れして思わず買ってしまいました。
自分が本を読んでいるときは、文章を頭の中で音声として再生する音量感みたいなものも無意識に設定しているのですが、若松さんの文章は「とても小さな声で大事な話をしてくれている」という印象を受けます。
ひと...続きを読むPosted by ブクログ -
速く多く読もうとしなくていい
読めなくなったら書けばいい
ジャーナリングを始めてから、
ジャーナリングをしている方の多くは
読書が好きだったり、その逆だったり
2つとも好きな方が多いなと感じていましたが、
その答えがこれか、と気付かせてもらえる一冊。
本当に素敵な言葉がたくさん。
途中で本が読めな...続きを読むPosted by ブクログ -
哲学ということで理解に難しい分野ではあるのだが、ソクラテスを始め各哲学者の言葉を若松さんがわかりやすく解説してくれて、哲学入門書としてよいと思いました。
人は誰もが不完全です。ですから、自分が絶対に正しいと思うとき、その人は絶対的に誤っている。Posted by ブクログ -
祈る、そして感じること。
読み直しから始めて改めて原点に戻る。コロナはそれに気づかせてくれたのかもしれません。Posted by ブクログ -
とある知人に貸していただいて。
若松英輔さんの本は、わかりやすいようで、わかりにくい。
易しい言葉で難しいことが書かれている。
若松さんの敬愛する池田晶子の本を読んだときも、空を掴むようなわかったようなわからないような感覚になったけど、この本も似たような感じ。
もうすこし、大切な人が大変なときに仕事...続きを読むPosted by ブクログ -
凡百の「哲学入門」とか「読んだ気になる」的な本よりも信頼感のある内容に感じた。
その根拠は4冊の哲学史上の名著の肝を単に抜き出すのではなく、原典に触れてみたくなるように働きかけ、読者に思考してみるように、"対話"してみるように促す文章の誠実さがあるため。
『方法序説』を、『共同幻想論』を、「読まねば...続きを読むPosted by ブクログ