若松英輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゆっくりと1人の寂しさと向き合う夜に何度も読みたくなる本でした。
特に七章の「勇気とは何か」が胸に刺さりました。筋ジストロフィーで幼少より寝たきりの方が書いた詩が引用されてるのですが…私はその方とは比べ物にならないけれども、体がだいぶ弱い方で体調不良で諦めたことがいくつもあります。
だからこそ、「どんな微細な光をも捉える眼を養うためのくらやみ」という詩が今のくらやみを諦めずに受け止めて生きようと…うまく言えないのですが章のタイトルの通り勇気を自分も出そうと力をもらいました。
今まで詩歌をあまり読んだことがなかったのですが、小説とまた違って言葉が少ない分、より作者の中で自分の気持ちにぴったり合う言葉が選ばれて…だからこそ、自分の気持ちが合う詩、わかる詩は、小説よりも「これだ!この言葉を求めていた!」とぐっとくるんだなあと感じました。
今後、この本をきっかけに詩歌とかもみてみます。 -
Posted by ブクログ
心に残ったところをピックアップします。
「生きるとは、自分の中にすでにあって、見失っている言葉と出会うための道程だとも言える」P12
「世界は人間に読み解かれるのを待っている」P13
「どんなに慄き、恐れても、死を免れることはできない。自分の思うように人生を生きようと、どんなに思いを描いてみたところで虚しい。結果は常に思いを裏切る。思うことに労力を費やさず、ただ、あるがままを見、生きよというのである」P166
「人間は、人格を宿しているという事実において平等であり、すべての人は、人格という不可視なものの働きによって、人間として存在している。別な言い方をすれば、肉体をもって在ることが、人格の実在を明示している」P208
「人は単に生きているのではない。生きることを人生に求められて存在している。人生が個々の人間に生きることを求めている。人生はいつも、個々の人間に、その人にしか実現できない絶対的な意味を託している」P211
「私たちが<生きる意味があるか>と問うのは、はじめから誤っているのです。つまり、私たちは、生きる意味を問うてはならないのです。人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。私たちは問われている存在なのです。私たちは、人生がたえずそのときそのときに出す問い、「人生の問い」に答えなければならない、答えを出さなければならない存在なのです。生きること自体、問われていることにほかなりません。私たちが生きていくことは答えることにほかなりません」P212 -
Posted by ブクログ
数値化すればするほど減っていく利他性。言動が内発的な利他性から、外発的もしくは内発的な利己性になってるから?
人は信頼してる時、他者の自立性を尊重。悩んでる人に対して諭すことなくツンツンして自らの解決を待つ感覚
利他とは聞くことを通じて相手の隠れた可能性を引き出すこと、と同時に自分が変わること
二つそれぞれあるのに、不ニであり、一に似たのも。主語が2人の考えに似てるような気がした
現代では、論理上の矛盾がないことが正しさの証とされるが、現実世界の説明としては非常に脆弱。むしろ矛盾のまま表現できる方がよほど現実的です。
計算された利他は、本質的な意味では利他にはなりえない。
自分がした利他の行動に対する相手の言動に過干渉にならず、任せたり信頼する姿勢