若松英輔のレビュー一覧
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神谷美恵子の「生きがいについて」を解説、解題し、神谷美恵子の思いを共感させる。原本を読むだけでは気づかなかったことを気づかせる。これは、若松英輔にしか書けない本である。
石牟礼道子との共通点の指摘は、やはりそうであったかという直観を後押ししてくれる。圧倒的かつ敬服するバイタリティの二人の女性である...続きを読むPosted by ブクログ -
【こんな人にオススメ】
野比:( ³з³)社会人になって、読書してないことに焦って、会社の同僚からオススメ聞いたり、売上上位の本を読んでも、最後まで読みきれないよドラえも〜ん!
ドラ:((=゚♀゚=))/本書読んどけ
【感想】
下記のような読書体験しかしてこなかった私には非常に心に刺さる言葉が多く...続きを読むPosted by ブクログ -
改めて慈しむことの大切さを、噛み締めた一冊…。対人への向かい方を、また、精進していこうと、思えました。
著者の書物はまた、手にとりたいですし、様々な、書籍に触れていこうと、思いましたPosted by ブクログ -
愛とか人生とかについて、若松さんの人生に影響を与えた本を交えつつ少し自伝風にまとめられてる
とても深くて、静謐
人生の真髄みたいな、言葉にできないものに触れた読後感。おいそれと感想など書けない
九鬼修造や堀辰雄の項が素晴らしかった
多分何度か読み返しそうPosted by ブクログ -
自分はすっかり大人になった今でこそ少しは本が読めるようになり、楽しんだり励まされたり、ポジティブな感情を味わうことが出来るようになりましたが、学生の頃は死ぬほど本が嫌いだったので、その頃の自分にぜひ読ませてあげたいと思う一冊でした。
本を最後まで読み通せないことに罪悪感を感じたり、「自分はこの本を...続きを読むPosted by ブクログ -
若松英輔さんが東京の豊島岡女子学園中学校を訪れた授業。
詩の読み方が変わる授業です。
テキストは茨木のり子さんの詩。
若松さんは私たちにも詩を書いてみようと勧めています。
・書きさえすれば詩との関係はすぐによくなる。
・詩を読んで詩を書く。書いたらまた読む。それを繰り返す。そしてできるなら詩を...続きを読むPosted by ブクログ -
生きることについて深く考えるきっかけとなる本。
“生きるとは、自らの心のなかに一輪の悲しみの花を育てることなのかもしれない。”
死者、悲しみ、孤独
これらの言葉が少しでも関係があるとき、
きっとこの本が支えてくれると思う。Posted by ブクログ -
2023/02/03
【感想】
日本に蔓延している“閉塞感”の原因について、最近考えている。その中で、似て非なるものを混同してしまっている現状を感じていた。
この本では、言葉とコトバ、命といのちは異なるというスタンスから始まる。どちらも前者はとても記号的で無機質なように感じる。
「コスパ」なんて言葉...続きを読むPosted by ブクログ -
平易な言葉で語りかけるように書かれた良書。
去年は全然本が読めなくて、本以外のインプットも全然できなくて、もうどんだけ脳と気持ちが老化してんのよ、と、暗澹たる気持ちだったのが救われました。
薄鼠色に細かな草の型押しがされた表紙の紙も素敵。
もう一回読みます。Posted by ブクログ -
正月から良い読書体験ができた。信頼関係のある二人の対談集なので相補的に「コトバ」豊かな内容が広がっている。取り上げられたリーダーは、聖武天皇、空海、ガンディー、教皇フランシスコ、そして大平正芳。大平氏は「アー、ウー」の人というイメージだが、その「アー、ウー」に「コトバ」を生み出す思索があるというのは...続きを読むPosted by ブクログ