若松英輔のレビュー一覧

  • 日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える

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     遠藤周作の『深い河』にたいへん感銘を受け、この著書に出合いました。


    『深い河』の魔力は、霧のようにわたしにまとわり付き、心を浸食していきました。 脆弱な感受性のわたしでさえ、深層のわたしに気づき、救われました。


     そして、本書ですが、わたしが読み解くことができなかった数々の遠藤周作の思いを享受できたことが素晴らしく、嬉しい‼︎

    キリスト教については、知識の乏しいわたしには難しいところはありましたが、丁寧で分かりやすい解説だと想いました。

    その中で、キリスト教作家ベルナノスの言葉は衝撃的です。

    『信仰というのは、九十九パーセントの疑いと、一パーセントの希望だ』

    そして、『宗教多

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    2022年04月27日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

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    本を読めなくなった時は無理に読もうとせず、心の中で思っている事をテキストで書きだすと良い、という部分が読んだ時は説教ぽく感じて違和感があったけど今はむしろ助けになっている。自身が感じている問題を文章にして頭を整理する大切さを説いていると感じた。

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    2022年04月15日
  • 「利他」とは何か

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    「器」のような人に自分はなれるだろうか?

    人間は意志の保有者ではなく、思考が留まる「場所」なのだということ。自分が人生に対して抱いている不可抗力的な恐ろしさの断片を言語化してくれているように感じた。

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    2022年04月10日
  • 日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える

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    遠藤を通して、そして遠藤の著作『深い河』を読み解くことを通して、キリスト教を日本人の感性でどう感じて信じていくのか、信仰とはどういう心の動きか、さらには生きるとは、人生とはという問いに迫ることができる良書。
    キリスト教に、イエスに出会って生きるとはどういうことかを知ることができる。

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    2022年03月28日
  • 弱さのちから

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    コロナ禍で人との関わりを見直さざるを得なくなった今、弱さに着目し向き合う事で、新しい繋がり方を考える一冊。

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    2022年03月27日
  • 詩を書くってどんなこと?

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    中学生向けに書かれたシリーズの本ですが、大人が読んでも充分に楽しめます。詩の世界のことをこれだけわかりやすく書いた本は、他にないのではないでしょうか。誰でも詩人になれるという言葉に勇気づけられます。

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    2022年02月09日
  • 「生きがい」と出会うために 神谷美恵子のいのちの哲学

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    “神谷が精神医学を志したのは、真の意味で「人間」の姿に出会うためだった。しかし、いつしか、精神医学そのものを目的としてしまい、最初の志を忘れてしまったのではないのか”
    私も鍼灸そのものを目的としてしまい、志をつい忘れがちになる。

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    2022年01月02日
  • 考える教室 大人のための哲学入門

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    これは名著。
    タイトルの通り”考える”ということをしっかりと見つめなおすことができた。
    各章でそれぞれ哲学者と代表作を紹介、また簡単な解釈を説明してもらえて、読みながら哲学にどんどん興味を持っていくことができた。
    巻末の哲学書の紹介も参考になった。

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    2021年12月31日
  • 生きていくうえで、かけがえのないこと

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    果てのない暗闇を感じて、
    なんでこんな人生歩まねばならないのかと思い続けていた。
    悲しみや苦しさは、いつになったら消えていくのか。意味はあるのか。

    悲しみがなければ、得られないことがあると、慰められました。困難は人生の恩籠になりうる。
    私のこのどうしようもない人生も、意味を付けられそうです。最期にはきっと。それまで祈り続けます。

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    2021年11月20日
  • 考える教室 大人のための哲学入門

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    普段、何気なく使ってる言葉や概念の本質を探る思索が面白い。個人的にはアレントの労働と仕事の話が好き。
    労働→ヒトの自然、生理的な営み(分娩、闘病も含む)
    仕事→人工的な営み、制作活動。(芸術や工作)
    この二つを包括するのが活動。

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    2021年11月13日
  • NHK「100分de名著」ブックス 石牟礼道子 苦海浄土 悲しみのなかの真実

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    石牟礼道子の『苦海浄土』(1969年発行)の本は、読もうとしても、はねつけられる。それでも、苦労して読んでも、レビューが書けなかったが、ユージンスミス、桑原史成、石川武志の写真集をみながら、やっと自分の中にも理解できて、レビューを書いた。ただ、どうも本の芯がつかめないでいる。本の芯がつかめないと、レビューも薄っぺらくなる。
    100分で名著は、実にいい企画である。若松英輔による『苦海浄土』の100分で名著があったので、読んだ。「悲しみのなかの真実」この本は、ノンフィクションではない。水俣病の患者たちが本当の語り部であって、自分、石牟礼道子がその言葉をあずかっただけなのだ。石牟礼道子は、真の作者じ

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    2021年10月16日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』

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    タイトルになっている茨木のり子の
    詩が大好きで読んだが、
    これは、茨木のり子の詩を題材に
    詩というものが人にとって
    どういう存在かを語る、入門書。

    ラストの生徒の乾燥に触発された
    一連の詩が特に素晴らしい。
    思わず手帳に書き留めた。

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    2021年10月10日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』

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    詩を書くことは、内なる自分と向き合い、コトバを紡いでいくことなのだと教わった。

    誰かに褒められようと薄っぺらい言葉を選ぶのではなく、生きる意味を深く深く問い、真摯に書くことの大切さを教わった。

    昔出会った茨木のり子さんに、出会い直せた一冊。

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    2021年09月26日
  • 読書のちから

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    【1回目】DMMブックスにて購入。慣れない読書アプリのため、少し難儀した。氏の著作は何作も読んでいるため、すでに「おなじみ」の論者(池田晶子やリルケなど)について論及されていて、取り立てて目新しさは感じられなかった。しかし、一篇一篇は、吟味するのにふさわしい内容であったと思う。

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    2021年07月12日
  • 考える教室 大人のための哲学入門

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    めんどくさがりの私でも読み切れる安心感のある「学びのきほん」シリーズ。哲学書って興味はあるけど敬遠してたので、飛びつきました。色んな本のしおりがいっぱい挟まってる感じで、カッコつけたいだけのおナカマにも本気の10代にもお薦め。

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    2021年06月03日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』

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    ■メインテーマ
    詩を感じることができれば、言葉が人生を支える糧となる理由とは?

    ■著者の主張
    生きるとは何かという人生の根本にある問いを見つけるのに必要な自分の感受性を磨いてくれるのが詩である。

    ■感想
    普段わたしたちは、自分のうちに秘めた生きるとは何かという人生の問いを追うことはせず、どう生きるかばかりを生活の中から一生懸命掴みとろうとする。生活の中で身につけた学歴、地位、財産、権力などの鎧を作ることばかり追ってしまっている。

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    2021年03月03日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 若松英輔 特別授業『自分の感受性くらい』

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    詩人・茨木のり子の「自分の感受性くらい」を取り上げて高校生に授業をした時の講義をまとめたもの。ざっくりと茨木のり子のことが分かる。

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    2021年01月06日
  • 生きる哲学

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    若松英輔(1968年~)氏は、慶大文学部卒、「三田文學」編集長(2013~2015年)等を歴任した批評家、随筆家、詩人。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。2016年以降、NHK番組「100分de名著」で、 石牟礼道子の『苦海浄土』、内村鑑三の『代表的日本人』、神谷美恵子の『生きがいについて』、西田幾多郎の『善の研究』などの解説も担当している。
    本書は、古今東西の14人を取り上げて、それぞれにとっての「哲学」をひとつの「動詞」に関連付けて捉え、洞察した随筆をまとめたものである。尚、初出は、月刊誌「文學界」の2013年6月号~2014年7月号。
    なぜ、「動詞」が「哲学」なのか。。。著者は、

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    2020年11月03日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

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    読めない心にそっと寄り添う優しい語り口の本。本は外側から知識を得るものだけでなく、言葉を通して未知なる自分に出会うもの。自分の内側と響き合う言葉に出会うことに意味がある。
    本を食べ物や薬に例えた話がしっくりきた。適量は個人により違う。

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    2020年11月01日
  • 弱さのちから

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    タイトルで、今自分に必要な本だと思った。

    "今、私たちもまた、さまざまな理由のために、心が砕かれているのではないでしょうか。しかし、内村はそうした心をこそ愛しめといいます。それだけでなく、神に贈る高貴なささげものにするがよい、と語るのです。
     人は世にいう「よい」ときの自分を好み、そうではないときの自分から目を背けがちです。しかし、神の眼から見たとき、試練にあるときの心ほど美しく貴いものはない、ということも内村は私たちに伝えようとしているように思われてなりません。" 110ページ

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    2020年08月29日