若松英輔のレビュー一覧
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内村鑑三の大きさは十二分に分かった。かのような人の下で、感化を受け、生を全うできた弟子は幸いである。
祈りと願い、主義の無二性、再臨(信仰観は違えども、『おらおらでひとりいぐも』との親近感あり)に読みどころがあった。
彼は聖書を実際にどのように読んだのか。次はそこに興味が移った。Posted by ブクログ -
「読めない本に出会うことも重要な出来事」
という本書の言葉に慰められる。読書が生きがい(現実逃避とも言う)だが、読めないコンディション、読めない時期、読めない本は、存在する。
コンディションで多いのは、お酒を飲んだ時。ウイスキーを飲みながら小説を読むなんて憧れるが、私は無理だ。文章の理解が散漫にな...続きを読むPosted by ブクログ -
詩を書く人の気持ちとは一体どんなものなのだろうという疑問と、詩を書くこと自体に少し興味を持っていたので、この本を読みました。
「詩を書くことは、絵や音楽のように特別な技術を必要としない」という文章を読み、
詩を書くことへのハードルが少し下がりました。それだけでも、本作を読んで良かったと思います。
自...続きを読むPosted by ブクログ -
丁寧な言葉で綴られた文章と、1章ずつに詩が登場してくる。
昔の人が残した詩がとても綺麗なものに感じた。
今も昔も人が悲しい・寂しいと感じているのは一緒なのだと
言葉に心が救われたように感じた。
きれいな絵や写真を見た時に心に広がるような優しい気持ちが
この本の読んで、言葉からも同じようなものを感じら...続きを読むPosted by ブクログ -
私にとって難しい本で、一読ではちゃんと感想を書けない‥ていうのが本音。でもまた読みたいし、ちゃんと感想を書けるようになりたい。
心に残った一文を。
「死とは、肉の次元においては別離だが、心の次元においては新たな交わりの始まりになる」Posted by ブクログ -
読書は心の旅のようなもの。
正解はない。自分の哲学は自分で見つける、考える。でも、対話は大切。
死がいい例だが、わからないことを考え続けるのは人間の矜持。
国家は幻想。自分たちの社会の上に漂うもの。
読書メモにタイトルをつけるといい。
砂漠が美しいのは、それはどこかに井戸を隠しているからだよ 星の...続きを読むPosted by ブクログ -
ソクラテス、デカルト、アレント、吉本隆明を採り上げる。
ソクラテスの弁明は読んだから、著者の言わんとすることは大方わかったし、染み込むものがあった。
ほかは、特に吉本は結局どういうことなのかいまいち理解できなかった。
これを入り口に、もっと哲学に触れていきたい。Posted by ブクログ -
内村鑑三の「代表的日本人」を簡略化し紹介した本。確かケネディ?大統領が尊敬する日本人ということで上杉鷹山を挙げていたのは、この内村鑑三の著書によるところが大きいのであろう。(余談ではその時の日本人が恥ずかしながらも上杉鷹山?と知らなかったとか)
勿論この著書を紹介しているものの、どちらかと言えば...続きを読むPosted by ブクログ -
信仰するとは何かを知りたくて手に取ったが、少し違った。キリスト教についての知識がないので、理解するのが大変だった。Posted by ブクログ