【感想・ネタバレ】考える教室 大人のための哲学入門のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年05月03日

書店屋で,たまたま目に止まって買ったまま積読でしたが,連休中に読みました.
哲学は,前々から興味はあったものの,どうにも型苦しいと言うか,変に難しく考えている様な感じがあって,少々敬遠気味だったのが本音でしたが,この本を読んだ,私なりの感覚としては,考えるとは何かを考えるのが哲学と言うものかも知れな...続きを読むいと思いました.また,自分が実体として思っていることも,実は多数の考え方によるもので,実体とは言い切れない面があることも,本書を読んだ気づきです.
この本はあくまで入門本で,深く学びたいならば,それ相応の書籍を読んだり実践の中で体得すべきなのでしょうけれど,哲学とは何か(を読者が自分自身で考える)について,本書籍のタイトル通り,良い入門本だと思います.

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年11月15日

若松英輔さんの本の二冊目。
「本を読めなくなった人のための読書論」が大変心に響く一冊だったので、探し求めて読んでみた。
東京・荻窪にある書店で、10代・20代の20名の人たちと4回に渡り開かれた講座の書籍化。
こちらもまた4章に分かれている。
書名の後のポイントは私の抜粋で、本書ではもっとたくさんあ...続きを読むる。

第1章 「対話することについて」
   プラトン「ソクラテスの弁明」
   生きるとは何か、学びは畏れから始まる、魂とは何か。。。
第2章 「考えることについて」 
   ルネ・デカルト「方法序説」
   肌で感じる読書、考えるとは何か、良識とは何か、真の学びを生きる。。。
第3章 「働くことについて」
   ハンナ・アレント「人間の条件」
   哲学は身近にある、人間の条件を再検討する、生きがいと出会う。。。
第4賞「信じることについて」
   吉本隆明「共同幻想論」
   幻想とは何か、手応えにふれる、哲学する態度。。

机にかじりついていたわけではなく、行動をおこして世間と深く交わりあいながら、時には批判を受けながらも人生を生きぬいた哲学者・思想家を選んでいる。
ただ、この本はそれぞれの紹介だけでは終わらない。
自分ならどう読むか、この本との対話で、自分にとって最も重要な問いは何かを、見つけるために読むことになる。
学校の授業では教師がどう理解したかを教えられることが多いが、ここでは登場する哲学と向き合い、自分の考えを深めていくことが求められている。
そんなわけで、薄いぺージ数ながら何度も繰り返し読んだ。
行きつ戻りつしながら、その都度自分に問いかけながら。
そしてその時間の、なんと幸せなことだろう。

哲学書を難解だと思う人は多い。
それは、解説する人の文章が難解なだけで、分かり易く丁寧に解説されれば、しごく頭に入りやすいものになる。
決して記述そのものが難しいわけではない。
それを難しく読んだのちの人たちが、ハードルを上げてしまったのだ。
この本のように、日ごろ使う言葉で語りかけるように書かれると、まるで違うものになる。

すでに哲学に慣れ親しんだ人にとっては、あまりに初心者向けかもしれない。
でも、もしも、「理解したかった本」「いつか読んでみたかった本」が上記の中にあるのなら、ぜひとも読まれることをおすすめする。
「時間がかかるものほど早く始めた方が良い」と、著者も言われる。
「そして、ゆっくりゆっくり続けていくことだ」と。
「途中で終わってしまっても構わない。
 それでもやらないよりはずっと良い。
 考えることには終わりがないのだから。
 哲学には答えなどない。
 だからこそ、早く出発して自分の人生を深めた方が良い」

「おわりに」の中で、読後ネットに書きこむだけでなくノートにも心に響いたコトバを書き写すことをすすめている。
すでに実行してることだったが、更に綿密に記録していこうと思う。
読書ノートを読み返すことで「叡智の部屋」がいつか私の中にも出来上がることを願って。

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Posted by ブクログ 2019年09月09日

「書き手」と「読み手」の対話としての「読む」を掘り下げるもので、感動的です。ここで取り上げられているソクラテスの弁明、方法序説、人間の条件、共同幻想論の4冊、最後の吉本隆明を除いて、いずれも私も折に触れて読み直す本ですが、また改めて読もうと思いました。
吉本隆明はなぜか、正面から取り組んだことが...続きを読むありません。これを機に読もうと思います。

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Posted by ブクログ 2020年04月05日

4章に分けて哲学の基本が読める
1.ソクラテスとプラトン
2.デカルト
3.ハンナ・アレント
4.吉本隆明

無知の知の力量をつけるためにすすめたいことや、ソクラテスが人生を賭して考えたものが書いてあり。
何度殺されることになってもこれ以上のことはしない。とは。

読んでみてください。

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Posted by ブクログ 2020年02月11日

哲学って、硬いイメージが強い。20代までそれに触れることを無意識に避けてきたと思う。
いろんな人と話をしたり、テレビや映画を見たり、音楽を聞いたり、本を読んだり・・・その中で感じたことや考えたことと、いわるゆ哲学はそんなにかけ離れたものではないと、30代になってようやく気づいた。
初めて哲学に触れる...続きを読むとき、難解すぎる本では挫折してしまうだろう。だとするならば、この本はちょうどいい塩梅だ。この本から気になったキーワードや人物について、他の本にステップアップするように深めていったらいい。
個人的には”考えること”と”働くこと”について深めていきたい。
「旅とは、どこかに行く行為ではなく、ここに帰ってくるために出かけるための行為だ。」

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Posted by ブクログ 2019年07月24日

ソクラテス、デカルト、アレント、吉本隆明の4人の哲学者について著者の思いが語られていた。
読んだことがある本についても、自分で読んだ時よりも深く分析されていて、さらに理解が進んだ。

何を考えても何を読んでも結論が出ることはないが、考え続けることが哲学なのだ。
無知の知のように、自分が知らないことに...続きを読む対する知的欲求を持ち続けたい。

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Posted by ブクログ 2019年04月14日

若松さんの本はなんだかんだ初。本を、ただ読むのでなくて、じっくり読むことの大事さを学んだ。ソクラテスの弁明、方法序説、人間の条件、共同幻想論が紹介される。

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