若松英輔のレビュー一覧

  • 悲しみの秘義

    Posted by ブクログ

    俵万智さんのお言葉の通りであり、この本を読んでいる時は自分自身が別の空間にいるかのようだった。悲しみとは何か、考えさせられ、備えさせてくれるようだった。

    0
    2025年03月18日
  • はじめての利他学

    Posted by ブクログ

    「利他」はそれ単独では成立せず「自利利他」「忘己利他」…平安時代日本の仏教で成立した考え方で、西洋哲学よりはるかに古くかつエゴイズムの対極という思想ではないとうところにさすがという気持ちになった。

    空海は仏教界のスーパースターであることに変わりはないが、
    最澄の「利他」に対する考え方が涙が出るほど優しい。
    (最澄自身は自分にも他人にも厳しい人ではあるが…)

    日本人で良かった!

    空海なども自利と利他は排他ではなく相互だと言っているが、
    自分を愛そうということは硬派な時代なのでそんなことは言わない。
    時代が進んで、ユーリッヒ・フロムの西洋哲学、心理学によって噛み砕いた、「自分を愛する即ち自分

    0
    2025年03月10日
  • 14歳の教室 どう読みどう生きるか

    Posted by ブクログ

    入りは分かりやすく、すっと自分の中に入ってきたので借りたのだけど、一気に読み進めると頭が混乱してきたので、整理しながら何日にも分けて読んだ。また関連の本も読んでみたい。
    時間をあけてまた手に取ってゆっくり読んでみたいなと思う本。

    0
    2025年02月04日
  • 詩集 見えないものを探すために ぼくらは生まれた

    Posted by ブクログ

    若松英輔さんの第八詩集。


    以下に心を撃たれた詩を三篇載せます。
    おそらく若松さんは奥様のことを想って書かれたのだと思いますが、私は認知症を患う母を想いながら拝読しました。
    先日、主治医の先生に「最後は娘さんのことが誰かわからなくなりますから」と言われました。



    ーーーーーー


    桜葉


    いっしょに
    散歩をしているときは
    満開の
    花にしか
    気が付けなかった
    でも 今は
    緋色や黄や
    茶色になった
    さくらの葉に
    見惚れています


    二人で過ごした ひとつ
    ひとつの時を
    ゆっくりと
    想い出しながら


    誰も
    気が付かないうちに
    色を変え
    風に身をあずけ
    いつとも知れず
    散ってゆく
    一枚
    一枚

    0
    2025年01月17日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    読書スランプで悩んでいる時に出会えて良かった一冊です。読めないことに対する罪悪感が薄れました。また、新たに本を読めそうな気がしてきました。

    0
    2025年01月14日
  • 詩集 美しいとき

    Posted by ブクログ

    多くの人と話をしたから
    あなたに出会ったのではなかった

    あなたも探していてくれたから
    やっとめぐりあったのだ

    0
    2024年11月19日
  • 悲しみとともにどう生きるか

    Posted by ブクログ

    【目次】

    まえがき(入江杏)

    第一章 「ゆるやかなつながり」が生き直す力を与える(柳田邦男)

    第二章 光は、ときに悲しみを伴う(若松英輔)

    第三章 沈黙を強いるメカニズムに抗して(星野智幸)

    第四章 限りなく透明に近い居場所(東畑開人)

    第五章 悲しみとともにどう生きるか(平野啓一郎)

    第六章 悲しみをともに分かち合う(島薗進)

    あとがき(入江杏)

    0
    2024年10月11日
  • 日本人にとってキリスト教とは何か 遠藤周作『深い河』から考える

    Posted by ブクログ

    先に『深い河』を読んだ方が良かったのか、先に読んだから良かったのか、、
    兎に角読み進めながら『深い河』を読みたい衝動にかられました。
    暫く遠藤さんにハマりそうです。

    気に入った言葉集
    人生的〇〇、生活的〇〇
    恐れと畏れ
    魂とたましい
    読むべきときに読む。
    どんどん読めるようなときは、あえてページを閉じる。
    好奇心で読み進めることは可能だが、読み深めることは難しい。
    思い、憶い、懐い、念い
    共苦

    0
    2024年10月03日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    愛読書と出会えるまで、じっくり、気長に待ちながら、私に寄り添ってくれる本を読んでいこうという気持ちになる

    0
    2024年09月28日
  • 徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”

    Posted by ブクログ

    宗教とカルトは本当に難しい問題で、おそらく「答え」はないのでしょう。
    こういう問題を考えるうえでは、このような複数人での対話が重要になる気がします。

    「理解できないと重んじられない、ではなくて、理解する前に重んじる」「宗教的要素を教育から排除してきたことを見直す」といった、自分が普段から考えていることが述べられていて、深く共感しました。

    若松さんが「拘束」はカルト化の原因だと述べたあとに、川島さんが宗教においてある程度の拘束は避けられないと、自身のキリスト教徒としての経験から正直な感想を述べていたのが印象的でした。では何が問題なのか、互いに共存できる考え方は何なのか。こういうのは対話によっ

    0
    2024年09月23日
  • いのちの政治学 リーダーは「コトバ」をもっている

    Posted by ブクログ

    政治に疎いですが、コロナ禍での各国のリーダーのコトバや歴史に残る人たちのコトバも大変勉強になりました。

    コトバを失うと、どうなるかを知ることができました。安心とは、信頼とは何かを考えるよい機会になりました。

    0
    2024年09月09日
  • NHK「100分de名著」ブックス 石牟礼道子 苦海浄土 悲しみのなかの真実

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「苦海浄土」を読み終えたので、こちらを読みました。すでにNHK放送「100分で名著」視聴済。今までも若松さんの本は何冊も読んでいますが、心に染み入ります。そして100分名著の紹介指南役ではとてもわかりやすく理解を深めることができます。印象に残った一文を一つ(沢山ありますが)
    ”知性が、感情や道徳との関係を振り切って暴走するとき、どれほど悲劇的な出来事がそこに生まれ得るのか、このことを私たちは今日の問題として考えてみる必要があるのではないでしょうか。”

    0
    2024年07月11日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    この本は詩だと思う。
    「今を照らす一冊」に出会うこと。読書を始めるきっかけはこれしかない。いかに早くこういう本に出会えるかだと思う。その出会いはいつでも良いわけではなくて、自分が準備できていてはじめて出会えると。
    効率的に大量に情報を吸い上げることが読書の目的になっている現代には刺さるコトバが多かったです。

    0
    2024年06月30日
  • 詩集 ことばのきせき

    Posted by ブクログ

    心が折れそうな時に
    そばにいて欲しい本

    言葉への真摯な態度が
    伝わってくる

    リルケの詩集も読んでみたいと
    思った

    0
    2024年03月31日
  • 詩集 美しいとき

    Posted by ブクログ

    なんども読み返しています。時々は朝、ひとり部屋の中で声に出して読んだりもします。大切な人に自分の言葉で綴った詩を贈りたくなります。まだ書いたことはありませんが、、そう思わせてくれるとても大切な詩集です。

    0
    2024年02月27日
  • NHK「100分de名著」ブックス 石牟礼道子 苦海浄土 悲しみのなかの真実

    Posted by ブクログ

    フセンめちゃくちゃ張った……『夜と霧』などといっしょに近代化の最悪の顛末の事例とそこから生まれた思想、言葉として(こう、前向きなまとめ方をするのはあまりよろしくない事例だとも思うのですが)して数多くの人に読んで欲しいですね……

    0
    2024年02月18日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    読書にくくるのではなく、自分の言葉に出会うということをやさしく語っている。
    様々な経験と、自己への語りかけが、実は本との出会い、言葉との出会いがうまれ、深まっていく。
    言葉には様々な裏付けがある。

    0
    2024年02月18日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    速く読みたかったら速く読んでも良い。遅く読みたかったら遅く読んでも良い。
    自分に合った歩調で、自分に合った場所へ…。

    じんわりと心に響くような言葉がたくさんありました。

    読まなければという焦燥感に対して、
    読むって何だっけ?と立ち止まり考えさせてくれる本です。

    0
    2023年12月25日
  • 本を読めなくなった人のための読書論

    Posted by ブクログ

    読書をするとどうしても読書数や読む速度など数字に意識が向いてしまうことが多い。しかし、読書において数字は重要ではない。大事なことは腑に落ちるかどうか。また、正しく読めていないのではないかと感じることもあるが、読書に正しい読み方というものも存在しない。
    本を読めなくなった時はインプット過多なのかもしれない、そういう時はアウトプット(書いてみる)ことで本を読めるようになるかもしれない。その際、重要となるのは上手に書かないこと。

    0
    2023年12月23日
  • 徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”

    Posted by ブクログ

    NHK「こころの時代」を興味深くチェックするようになったのは、本書のもととなった放送を見て以来。よって、本書の購入は記念的な意味だったが、各先生が放送で語られたことを一歩深めて書き下ろしているコラムが追記されていて、より深まった。

    ”カルト”について考察を進めると、宗教と国家、社会における個人へと問いがつながっていく。その過程が平易な語りでなされているのは、どの先生方も当事者として、危機感をもって関わってきてたからだろう。こうした番組が多くの人の目に留まり日本社会の宗教リテラシー向上につながることを願う。

    ①カルトの定義②宗教と国家の歴史的把握③宗教間対話の可能性④宗教の意義、役割

    0
    2023年09月02日