木下昌輝のレビュー一覧

  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    教科書に載ってないけど、どこの藩もいろいろあったのだろう。
    それぞれの地方では詳しく教えているのかな。

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    2025年05月25日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    財政難の徳島藩を救うべく、改革を進める新藩主の重喜。
    途中、家臣の誰が敵か味方か入り乱れてわからなくなってしまったり、重喜が多くの人が反対する政策を打ち出したり…と、なかなか荒れた展開だなと思いながら読んだ。
    でも、史実に基づいた小説だということで調べてみると、内容とほぼ一致している。
    江戸時代って実際にこんな感じだったの?と改めて驚いてしまった。
    急展開に戸惑いつつもテンポよく物語が進んでいくので、どっぷり浸かりながら読んだ。

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    2025年04月19日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    ようやく、、
    面白かった。若くて熱いわ。
    個人的に徳島というと、若い頃は毎年何度か遊びにいったりして、
    和歌山と文化やら味付けやら、妙に似ているところもあって、
    勝手に親近感を抱いてます。
    あと、蜂須賀氏というと、鳥屋的には蜂須賀正さんが
    すぐに頭に出てきます、ドードーの研究者。
    藍産業も有名ですよねぇ。
    重喜のころに日本国内の藍をほぼ独占してたとか
    習った記憶があったんだが、
    吉川本とか読んだ記憶が、、
    なんか、田沼意次っぽい重喜だったような、、内容がおぼろげだが。
    ともかく、本作
    大変軽く読みやすく、テンポもいいし
    ほんとのところはともかく、
    重喜像としてはするりとはいってきた。
    まあ、老

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    2025年04月16日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    先ず、カバーイラストで損をしているような…、初手から軽く見えてしまっています。「まぁ、古き良き時代のチャンバラ映画のイメージか?」と良い方に捉えて読み始めましたが……。
    ストーリーも色々と詰め込み過ぎに感じ、ボヤけた印象でした

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    2025年03月11日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    史実に基づいた時代小説。30万両の借金を抱えた徳島藩。頑迷な5人の家老達と中堅若手4名の若手藩士が藩の運営で対立する。4名の固い約束が「秘色の契り」となり、これが他藩より養子に入った殿様にまで繋がる。この殿様が問題児で賢いのか馬鹿なのか、味方なのか敵なのかハッキリしない。やっと若手と動き始めたら、皆んなが反対する策を唐突に推し進める。
    強引な計略で5人の家老を没落させて、若手を家老にする。ここまでは良いのだが、突然、謎の集団が現れてきたり、また反対された策を推し進めようとする。
    最後は信頼で結ばれた4人にもヒビが入る。改革が実を結ぶのは100年後とか。途中からスッキリしない展開に気が重くなって

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    2025年03月04日
  • 愚道一休

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    アニメで有名な一休さんが肉を食べ女と遊んでいたというのは知っていたが、こんなに母上に執着してたのかなぁ…

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    2025年02月05日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    徳島藩の新藩主になった蜂須賀重喜を支え、特産品の藍を守り抜こうとする忠兵衛ら改革派vs旧態依然に甘んじる家老らとの対立。『改革に大切なのは、人の心よ』重喜が説く一言が重く響く。第172回直木賞候補作。

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    2025年02月01日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    「涅槃」では、1人目の奥さんにかなり冷たかったのに、こちらでは、めっちゃ仲良くしてた笑。
    前半はまあ、支障なく読み進められたけれど、うーむ…結構高い頻度で、なんともグロテスクというかおどろおどろしい文章で病気の様子が描写されて、ちょっと萎えた( ̄▽ ̄)

    後味は決してよくないけれど、実際はこんなふうに裏切り騙し合いまくっていたんだろうなーと、内容は面白かった。

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    2025年01月24日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    型破りな末期養子の性急な改革に振り回されながらも、忠義ではなく友情に近い眼差しで共に窮状の徳島藩を救おうとする忠兵衛の芯の部分が好きだった。分かり易いキャラクター付け、勧善懲悪、エコノミクス的視点と読んでいて(あまりこういう表現はしたくないのだけど)普通に面白いし安心感がある。ただ一方でレシピ通り行儀よく出来上がったきらいもあって、読み手の満足度の計算が減点方式なら強いと思うけれど、逆に加点方式だとやや弱くなってしまうのではないかと思った。

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    2025年01月17日
  • 孤剣の涯て

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    途中まで宮本武蔵を探偵役にした時代ミステリー、という感じで読んでいたけれど、最後の方になるに従って、あまりの展開の早さと、場面の切り替えに、話に着いていけなくなった。この作品は、かなり精神力を必要とする。

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    2024年09月29日
  • 愚道一休

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    感想
    一休さん。有名だが、意外と何をやった人なのかは詳しく分からない。アニメくらいのイメージ。

    始まり方が面白く、興味をひく。
    「その男は禅僧にもかかわらず、詩と酒と女をこよなく愛した。破戒に手を染めながらも、命を投げ打ち修行に身を投じた。」

    禅問答は詭弁の応酬みたいに見える。。。

    悟りを求める僧でさえ、栄誉や承認要求に囚われる。人はどこまで行ってもそうなのだろう。そこに抗う一休がカッコよく見える。

    一休は応仁の乱の黎明期を生きた人だったんだ。


    あらすじ
    禅僧一休の生涯を描く。

    6歳の千菊丸が安国寺で修行しているところから始まる。禅が廃れていく中、千菊丸は養叟という禅を追求するも

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    2024年09月20日
  • 愚道一休

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    前半は、よかった。後半はかなりひっちゃかめっちゃかに感じてしまい、なんというか、読んでてスッキリしない感覚で、もう少しシンプルに楽しみたかったかなと。

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    2024年09月10日
  • 応仁悪童伝

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    室町時代応仁の乱が発生する中、妖しいほどの美貌を持つ螢と能楽師の少年一若は堺の慈済寺で暮らしていたが、螢は稚児灌頂を受け僧を殺害、一若と共に京を目指す。孤児が独力で室町と言う時代を生きようとする様はこの時代の凄惨さを物語っていた。山名宗全、一休宗純など誰もが知る歴史上の人物が出てくるのもまた一興。

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    2024年09月05日
  • つわもの

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    桶狭間、川中島、本能寺、賤ヶ岳、関ヶ原、大坂の陣の六篇を、一般的に主役と言われるのとは別の人物に光を当てて描いている。私の拙い知識とは違った視点から脚色されて描かれているようで、そんなに歴史に詳しくない私にとっては、残念な事に面白さがあまりよくわからなかった。特に幸村の展開についてはそんな風に描くのかと、ちょっとついて行けなかったし。
    いつか再読して、めっちゃ面白いやん!って思えるように、もっと歴史を知ろうと思いました。

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    2024年08月26日
  • 愚道一休

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    一休さんの人生。天皇のご落胤だったのね。だからなのか、物凄い苦労をした人。でも、坊主なのに、やりたい放題に驚き。

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    2024年08月09日
  • 剣、花に殉ず

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    ネタバレ

    宮本武蔵と同時代の剣豪雲林院弥四郎を描く剣豪歴史時代小説。

    雲林院と書いて「うじい」と読むことすら知らなかった主人公の弥四郎が実在の人物であることも驚きました。
    もちろん、歴史資料に残っている記述があるとはいえ詳細はわからないと思うので、エンタメ的小説が作りやすかったのだろうとは思います。
    新当流も新陰流も実在の流派だし、大名の細川忠利が副主人公格でその兄興次や後に召し抱える足利道鑑や息子の左京、商人の浜田弥兵衛なども実在の人物で、タイオワン事件なんて知らなかったので勉強になりました。
    著者の博識ぶりには驚愕です。
    キリスト教関連だと最近読んだ伊藤潤の「デウスの城」にもつながるものがありまし

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    2024年05月15日
  • 剣、花に殉ず

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    剣豪小説。弥四郎のキャラがいい。人間的で自由を求めて、自分の気持ちのままに行動する。そしてなぜか不死身。後味スッキリ。

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    2023年11月29日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    2023/08/11完了
    時代が前後する。難しい読ませ方。慣れるまでにイヤにならなければ読みきれるかな。
    宇喜多直家を前面に出している訳では無いが取り巻く環境はよく分かる。
    おどろおどろしいときもあるがまあよし。

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    2023年08月11日
  • 応仁悪童伝

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    応仁の乱を舞台にした作品は、意外と少ない。言い方は悪いけど、あまりパッとした戦が無かったからだろう。この作品でも、大きな戦は描かれていないけど、一つ一つの戦闘シーンの描写には、手に汗握るものがあって、素晴らしかった。

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    2023年07月22日
  • まむし三代記

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    歴史小説の主人公として斎藤道三は描き易そうで、描くのが難しいと思われるが、意欲的に描き切った作品かなと思う。個人的には、従来の道三のイメージとは異なるもので、良くも悪くも歴史小説というよりも、ヒューマンドラマという感じの作品だった。国滅ぼしはちょっと強引かな。

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    2023年06月24日