木下昌輝のレビュー一覧

  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    徳島藩の新藩主になった蜂須賀重喜を支え、特産品の藍を守り抜こうとする忠兵衛ら改革派vs旧態依然に甘んじる家老らとの対立。『改革に大切なのは、人の心よ』重喜が説く一言が重く響く。第172回直木賞候補作。

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    2025年02月01日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    「涅槃」では、1人目の奥さんにかなり冷たかったのに、こちらでは、めっちゃ仲良くしてた笑。
    前半はまあ、支障なく読み進められたけれど、うーむ…結構高い頻度で、なんともグロテスクというかおどろおどろしい文章で病気の様子が描写されて、ちょっと萎えた( ̄▽ ̄)

    後味は決してよくないけれど、実際はこんなふうに裏切り騙し合いまくっていたんだろうなーと、内容は面白かった。

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    2025年01月24日
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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    型破りな末期養子の性急な改革に振り回されながらも、忠義ではなく友情に近い眼差しで共に窮状の徳島藩を救おうとする忠兵衛の芯の部分が好きだった。分かり易いキャラクター付け、勧善懲悪、エコノミクス的視点と読んでいて(あまりこういう表現はしたくないのだけど)普通に面白いし安心感がある。ただ一方でレシピ通り行儀よく出来上がったきらいもあって、読み手の満足度の計算が減点方式なら強いと思うけれど、逆に加点方式だとやや弱くなってしまうのではないかと思った。

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    2025年01月17日
  • 孤剣の涯て

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    途中まで宮本武蔵を探偵役にした時代ミステリー、という感じで読んでいたけれど、最後の方になるに従って、あまりの展開の早さと、場面の切り替えに、話に着いていけなくなった。この作品は、かなり精神力を必要とする。

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    2024年09月29日
  • 愚道一休

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    感想
    一休さん。有名だが、意外と何をやった人なのかは詳しく分からない。アニメくらいのイメージ。

    始まり方が面白く、興味をひく。
    「その男は禅僧にもかかわらず、詩と酒と女をこよなく愛した。破戒に手を染めながらも、命を投げ打ち修行に身を投じた。」

    禅問答は詭弁の応酬みたいに見える。。。

    悟りを求める僧でさえ、栄誉や承認要求に囚われる。人はどこまで行ってもそうなのだろう。そこに抗う一休がカッコよく見える。

    一休は応仁の乱の黎明期を生きた人だったんだ。


    あらすじ
    禅僧一休の生涯を描く。

    6歳の千菊丸が安国寺で修行しているところから始まる。禅が廃れていく中、千菊丸は養叟という禅を追求するも

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    2024年09月20日
  • 愚道一休

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    前半は、よかった。後半はかなりひっちゃかめっちゃかに感じてしまい、なんというか、読んでてスッキリしない感覚で、もう少しシンプルに楽しみたかったかなと。

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    2024年09月10日
  • 応仁悪童伝

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    室町時代応仁の乱が発生する中、妖しいほどの美貌を持つ螢と能楽師の少年一若は堺の慈済寺で暮らしていたが、螢は稚児灌頂を受け僧を殺害、一若と共に京を目指す。孤児が独力で室町と言う時代を生きようとする様はこの時代の凄惨さを物語っていた。山名宗全、一休宗純など誰もが知る歴史上の人物が出てくるのもまた一興。

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    2024年09月05日
  • つわもの

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    桶狭間、川中島、本能寺、賤ヶ岳、関ヶ原、大坂の陣の六篇を、一般的に主役と言われるのとは別の人物に光を当てて描いている。私の拙い知識とは違った視点から脚色されて描かれているようで、そんなに歴史に詳しくない私にとっては、残念な事に面白さがあまりよくわからなかった。特に幸村の展開についてはそんな風に描くのかと、ちょっとついて行けなかったし。
    いつか再読して、めっちゃ面白いやん!って思えるように、もっと歴史を知ろうと思いました。

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    2024年08月26日
  • 愚道一休

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    一休さんの人生。天皇のご落胤だったのね。だからなのか、物凄い苦労をした人。でも、坊主なのに、やりたい放題に驚き。

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    2024年08月09日
  • 剣、花に殉ず

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    ネタバレ

    宮本武蔵と同時代の剣豪雲林院弥四郎を描く剣豪歴史時代小説。

    雲林院と書いて「うじい」と読むことすら知らなかった主人公の弥四郎が実在の人物であることも驚きました。
    もちろん、歴史資料に残っている記述があるとはいえ詳細はわからないと思うので、エンタメ的小説が作りやすかったのだろうとは思います。
    新当流も新陰流も実在の流派だし、大名の細川忠利が副主人公格でその兄興次や後に召し抱える足利道鑑や息子の左京、商人の浜田弥兵衛なども実在の人物で、タイオワン事件なんて知らなかったので勉強になりました。
    著者の博識ぶりには驚愕です。
    キリスト教関連だと最近読んだ伊藤潤の「デウスの城」にもつながるものがありまし

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    2024年05月15日
  • 剣、花に殉ず

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    剣豪小説。弥四郎のキャラがいい。人間的で自由を求めて、自分の気持ちのままに行動する。そしてなぜか不死身。後味スッキリ。

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    2023年11月29日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    2023/08/11完了
    時代が前後する。難しい読ませ方。慣れるまでにイヤにならなければ読みきれるかな。
    宇喜多直家を前面に出している訳では無いが取り巻く環境はよく分かる。
    おどろおどろしいときもあるがまあよし。

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    2023年08月11日
  • 応仁悪童伝

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    応仁の乱を舞台にした作品は、意外と少ない。言い方は悪いけど、あまりパッとした戦が無かったからだろう。この作品でも、大きな戦は描かれていないけど、一つ一つの戦闘シーンの描写には、手に汗握るものがあって、素晴らしかった。

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    2023年07月22日
  • まむし三代記

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    歴史小説の主人公として斎藤道三は描き易そうで、描くのが難しいと思われるが、意欲的に描き切った作品かなと思う。個人的には、従来の道三のイメージとは異なるもので、良くも悪くも歴史小説というよりも、ヒューマンドラマという感じの作品だった。国滅ぼしはちょっと強引かな。

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    2023年06月24日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    とても好きなシリーズだ。
    今回は登場人物が限定されていて各作家の描き方が違い過ぎて、本全体としては何となくしっくりとこなかった。
    でも歴史物に長けている作家の面々で個別としては面白い。

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    2022年11月05日
  • 戦国 番狂わせ七番勝負

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    甲斐の虎武田信玄の初陣。
    本能寺をめぐる信長の首の行方。
    父の跡を継いだ政宗の総大将の心得。
    側近の立場から見た信玄の深慮遠謀。
    浅井家滅亡への最期の戦い。
    九州の桶狭間島津義弘の木崎原の戦い。
    津軽為信の独立への戦い。

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    2022年09月07日
  • つわもの

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    決戦!シリーズの木下昌輝さん短編を集めたもの。出てくる人達がマイナーなので、わかりにくいんじゃないかなあ…独自解釈が多く、マニア向けな感じがしました。

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    2022年07月29日
  • 天下一の軽口男

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    上方落語の始祖である ぼんくら男のお話でした。

    人を笑わす その相手は誰かというのは
    時代と共に変化していく。
    笑いも 昔は 偉い人が占有していたんですね~~~

    文化や 娯楽は 庶民が 加わる事によって
    どんどん広がるのですよね。

    笑を 商売に変える。
    今では 当たり前に見えてる事も
    最初は大変な苦労があったのですね。

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    2022年06月16日
  • 宇喜多の楽土

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    前作の捨て嫁とは違った面白さがあった。不器用というか、負けるとわかっていても信念を曲げられない生き方に共感を覚えた。梟雄と呼ばれた父とは違う魅力がある。豪姫とのやりとりもいい。

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    2022年03月21日
  • 絵金、闇を塗る

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    大好きな絵金の話ということで。
    残念なのは、絵金がすでに完成した超越的な天才として描かれており(大河ドラマ的である)、なんでこうなったのストーリーが薄い点。さらに絵金の話というより絵金に影響を受けた色々の有名人視線で進むため、本質にはあと一歩で触れられないまま終わること。

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    2022年03月03日