木下昌輝のレビュー一覧

  • 応仁悪童伝

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    応仁の乱を舞台にした作品は、意外と少ない。言い方は悪いけど、あまりパッとした戦が無かったからだろう。この作品でも、大きな戦は描かれていないけど、一つ一つの戦闘シーンの描写には、手に汗握るものがあって、素晴らしかった。

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    2023年07月22日
  • まむし三代記

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    歴史小説の主人公として斎藤道三は描き易そうで、描くのが難しいと思われるが、意欲的に描き切った作品かなと思う。個人的には、従来の道三のイメージとは異なるもので、良くも悪くも歴史小説というよりも、ヒューマンドラマという感じの作品だった。国滅ぼしはちょっと強引かな。

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    2023年06月24日
  • 決戦!賤ヶ岳

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    とても好きなシリーズだ。
    今回は登場人物が限定されていて各作家の描き方が違い過ぎて、本全体としては何となくしっくりとこなかった。
    でも歴史物に長けている作家の面々で個別としては面白い。

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    2022年11月05日
  • 戦国 番狂わせ七番勝負

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    甲斐の虎武田信玄の初陣。
    本能寺をめぐる信長の首の行方。
    父の跡を継いだ政宗の総大将の心得。
    側近の立場から見た信玄の深慮遠謀。
    浅井家滅亡への最期の戦い。
    九州の桶狭間島津義弘の木崎原の戦い。
    津軽為信の独立への戦い。

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    2022年09月07日
  • つわもの

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    決戦!シリーズの木下昌輝さん短編を集めたもの。出てくる人達がマイナーなので、わかりにくいんじゃないかなあ…独自解釈が多く、マニア向けな感じがしました。

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    2022年07月29日
  • 天下一の軽口男

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    上方落語の始祖である ぼんくら男のお話でした。

    人を笑わす その相手は誰かというのは
    時代と共に変化していく。
    笑いも 昔は 偉い人が占有していたんですね~~~

    文化や 娯楽は 庶民が 加わる事によって
    どんどん広がるのですよね。

    笑を 商売に変える。
    今では 当たり前に見えてる事も
    最初は大変な苦労があったのですね。

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    2022年06月16日
  • 宇喜多の楽土

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    前作の捨て嫁とは違った面白さがあった。不器用というか、負けるとわかっていても信念を曲げられない生き方に共感を覚えた。梟雄と呼ばれた父とは違う魅力がある。豪姫とのやりとりもいい。

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    2022年03月21日
  • 絵金、闇を塗る

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    大好きな絵金の話ということで。
    残念なのは、絵金がすでに完成した超越的な天才として描かれており(大河ドラマ的である)、なんでこうなったのストーリーが薄い点。さらに絵金の話というより絵金に影響を受けた色々の有名人視線で進むため、本質にはあと一歩で触れられないまま終わること。

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    2022年03月03日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    面白かった。宇喜多直家のイメージがあまりなかったので新鮮だった。宇喜多秀家が正義感が強いイメージなので、そのギャップも面白い。浦上氏も初めて知った。あとちょっとで星四つだったが

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    2022年02月19日
  • 天下一の軽口男

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    彦八という人間を通して世相やら文化やら歴史やら笑いやらを感じた一冊。木下先生、絵金さんとかの時にあった物足りなさも今回はたっぷりで大満足。

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    2022年02月09日
  • 信長、天を堕とす

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    織田信長は、歴史時代小説で取り上げられることの多い人物の中でもその最もたる一人だろう。
    それゆえ、作家は独自性新規性を如何に表すかに注力せざるを得ない。
    本書では、「恐怖」をキーワードに、様々な場面で信長の行動を繋いでいる。
    「あれ以来、信長は恐怖を感じたことがない」
    大阪本願寺との死闘にけりがついて、信長が得たもの「それは恐怖だ」
    「光秀と信長は似ているが、決定的に違うところがある。それは、恐怖を知っているか、否かだ」
    日本に恐怖させる存在が見いだせないことから、朝鮮、明国、天竺を征討することに、信長は思い至る。
    横死により果たせなかったことを実行したのが、秀吉ということか。

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    2021年10月31日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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     著名作家のアンソロジー『足利の血脈』ですが、副題で、さくら一族の聖戦と付け加えたい。鎌倉公方〜古河公方・堀川公方の興亡と支える忍者の物語。読後としては足利の歴史よりさくら一族の伝奇。面白い企画かと思いますが、個人的には各作品の波が合わず、一人の作家の連作の方が読みやすかったのでは思います。しかし第七話は最終話にふさわしく感動しました。本作は二度目の方が良いかもしれません。

     足利義輝弑逆から織田信長謀殺はもっと盛り上げて欲しいところです。しかし敵城に大胆に忍びこめる信長の忍びは、どうして光秀の京洛進入を安々と許したのか?疑問のままです。某歴史の専門家は本能寺の変に即応した秀吉は忍びを信長の

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    2021年10月16日
  • 決戦!桶狭間

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    歴史小説はまったく未知の分野で、初めて読んだ。
    自分好みで選ぶならまず選ぶことがない。本棚左から読んでいるから、順番で手にしたのだ。

    興味が薄いから、尚更恥ずかしいくらい歴史がわからない。桶狭間の戦いは、織田信長が今川義元の首をとった戦いだとわかった。こんな感想を言っていることが、とにかく恥ずかしくなる。
    途中で、誰が誰だか、味方が敵かわからなくなった。
    読んだというか、目を通したに近い。最後の花村さんの文章は、知識の乏しいわたしには読みにくさも加わり、スルー。
    機会があれば、再読したい。1度目よりはわかってくるだろうと思うから。

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    2021年09月15日
  • 絵金、闇を塗る

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    絵金と呼ばれた天才絵師の生涯を描いた時代小説。
    狩野派以外は認められなかった時代に、独自の画風で一時代を築いた彼の生き様が迫力を持って迫ってくる。
    市川團十郎や市川海老蔵と出会い、故郷の土佐へ戻ってからは、武市半平太や坂本龍馬と交わる経緯は、著者の創作だろうが・・・
    「百歩譲って芸術を描いちょったとしても、作品が後世に残ることはないろう」と言われる「蝋燭の炎と夏の闇夜で見ることを前提とした」絵金の絵が現在どこかに残っていたら観てみたいものだ。

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    2021年08月31日
  • 絵金、闇を塗る

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    幕末を生きた天才絵師・弘瀬金蔵、通称<絵金>。その絵に魅入られた土佐の名士達の生涯を描き出す連作短編集。絵金に関する知識が皆無なので、ネットで作品を検索してみたところ、蝋燭の火に照らされた鮮烈な赤色が目に残る。絵の魔力に囚われ、夢と現実が交錯していく物語は「人魚ノ肉」にも近しい質感。狩野派からの離脱、歌舞伎役者との邂逅を経て、尊王攘夷の起爆剤となる絵金の作品。芸術は時代の写し鏡という言葉を借りると、最終章の幕引きが一層妖しく香る。しかし、絵画が題材の作品は実物を見ない限り、補完出来ない部分が多かったり…。

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    2021年06月30日
  • 宇喜多の捨て嫁

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    高校生直木賞他受賞との事で読んでみたが、裏切りと策謀で名を馳せた宇喜多家の内容であり凄まじい残虐な話しが多い。構成も年代が行ったり来たりで分かりづらいのに、女子高生が多い中での受賞は不思議な気がした。解説で受賞理由を見ると何度か読み直すことで内容の深みが分かるそう。非道・残虐すぎて再読は暫く先になりそう。

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    2021年06月26日
  • 戀童夢幻

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    ネタバレ

    出雲阿国は10代の頃から男装して各地の大名のもとを渡り歩き、信長、利休、秀次らの死にも関わっていた—-
    だったらそのタイトルなんなのよ、と思ったが女とわかったら面白くないから仕方ないのか。

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    2021年05月22日
  • 足利の血脈 書き下ろし歴史アンソロジー

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    ネタバレ

    足利義教は時宗の阿弥を諜報網のように使っていた
    と明石散人先生が書いていた気がする(未確認)

    万寿王丸主役、自分を囮にして赤松満祐邸に義教を
    呼びつけ暗殺した
    本作において阿弥は踊念仏の集団として万寿王丸の
    潜む郷に乗りこみ、義教の手で一緒に斬殺された
    証拠隠滅らしい
    しかし、諜報網を早く手放したツケが自分の死を防
    げない事につながる

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    2021年04月24日
  • 宇喜多の楽土

    ネタバレ 購入済み

    西軍の要

    宇喜多秀家。
    謀将の父、直家の息子として生まれ
    秀吉の後見を経て、やがて大大名として名を馳せる。
    ただし、配下の派閥争いを裁くだけの手腕は無く、御家の切盛りもままならぬままに関ヶ原へと向かう。

    豊臣家に対し、忠実に仕えたイメージから
    清廉潔白で真っ直ぐな人物という描かれ方をすることが多く、本作でも地元に根付いた民の為に戦う決意を固める…といった優しい部分が描かれている。
    ただし、個人的なイメージとしては
    爽やかな振る舞いの裏で喧嘩っ早く、他者を下に見る傾向がある人物と思っている。
    (立花宗茂とのエピソード等)
    それは悪い事ではなく、誇りある武将として己の存在に一切の疑問を

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    2021年02月23日
  • 宇喜多の楽土

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    宇喜多秀家に対し、本書で、秀吉は「金将の一歩手前、と金」と称している。言い得て妙である。
    前田家の姫を奥方に迎え、秀吉の引き立てにより、豊臣政権の最有力大名となった。
    果たして秀家はどんな武将であったのか、興味は尽きない。

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    2021年02月17日