木下昌輝のレビュー一覧

  • 人魚ノ肉

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    幕末の京都を舞台に【人魚の肉】を食した坂本龍馬、岡田以蔵、近藤勇、沖田総司といった幕末の有名人が【妖】へと変貌する姿を描く連作短編集。伴天連の邪教をベースに吸血鬼、ゾンビ、ついにはドッペルゲンガーまで登場する怪奇異聞録だが、史実にはあくまで忠実。事件や出来事の背景に怪異を用いることで、伝奇小説としての外連味が見事に際立っている。沖田総司と山南敬助の絆を描く「肉ノ人」に胸が熱くなり、斎藤一対斎藤一のドリームマッチが実現する「分身ノ鬼」に身震いし「血ノ祭」の切なさが胸に沁みた。時代小説に疎くても充分楽しめる。

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    2018年06月20日
  • 決戦!本能寺

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    ついつい読んでしまうシリーズだ。
    最初の感動程はないがやはり面白い。

    一つの戦いに関わる人物達を別々の作家が書いている為に、事柄や登場する人物の捉え方がこの1冊の本の中でも全く異なってくる。
    本当はどうだったのだろうかが分からなくなるシリーズだ(笑)。

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    2018年06月09日
  • 決戦!大坂城

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    このシリーズは間違いがないと思う。
    例えばこの「決戦! 大阪城」で言えば、秀頼、淀殿、真田信繁は知っていてもその他については全くと言っていいほど知らなかった。何万人もの人々がこの戦いに絡んでおり、その何万人ものストーリーがあるのだとも思った。
    一般的の史実を分かっているとフィクションの部分も楽しめて面白みも感じる。

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    2018年05月15日
  • 決戦!大坂城

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    寄せ集めてもストーリーにはなりえないのだが、それでも各作家の特徴は良く出ていると思う。
    司馬遼太郎、池波正太郎、松本清張はとても詠みやすいし、安部龍太郎、火坂雅志は短いながらも濃厚。

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    2018年02月11日
  • 決戦!大坂城

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    うーん、無知な私には人間関係がわかりにくく難しかった。
    こんなにもいろんな解釈が成り立つのかと驚き。
    けれども、つくづく家康嫌いと思ってしまった。

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    2017年12月20日
  • 決戦!三國志

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    それぞれの作品は面白かった。

    でも、こうなると決戦シリーズとしてはどうなんだろう。
    一つの戦いを、そこに関わっているそれぞれの視点で描くという点が面白かったのに。

    三国志なら、それも十分に可能。三国志で何作かシリーズしてくれたら良かったのに。
    それこそを読みたかったなあ。
    これでは単に、三国志の普通のアンソロジーでしかない。

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    2016年06月19日
  • 決戦!三國志

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    決戦シリーズでの日本の合戦ネタが尽きたか、先の本能寺に続き、国を変えた三国志ネタとなっているが、やはり中国では合戦の背景となった武士の葛藤という根幹の部分での感情移入ができず、イマイチか。戦国ものからさかのぼった応仁の乱とか源平ものとかに戻っていただければなとは思うが、武士階級が確立していない時代では、それはまた違うものになってしまうかな。

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    2016年03月19日
  • 決戦!三國志

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    ネタバレ

    中国を舞台にしたことといい、広大なテーマといい、シリーズ番外編の趣き。5篇の短編集。昔吉川版三国志を一度読んだきりなのでついていけるかどうか不安だったけれど、まずまず楽しめた。でもやはり有名どころの周瑜を主人公にした「天を分かつ川」(天野純希)が一番楽しめた。彼が長生きしてたらどうなっていたかな。

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    2016年02月13日
  • 決戦!三國志

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    シリーズ初の海外?モノ。
    このシリーズは、目次で誰の話なのか明記されていたのに、今回はそれがなかった。読みはじめてもしばらく誰が主役か分からない話もあってもやもや。細かい事だが、編集の時に、やはり誰の話か書いておいてほしい。特に三國志は登場人物がやたら多いので。

    許攸、周瑜、法正、すぐき(?)、劉璋

    バリエーション豊かで面白かった。
    やはり田中芳樹は巧い。劉璋を使って、英雄の虚しさと凡人の情けなさを合わせ鏡のように描いていて、特に誰を対象にというわけでもなく、その時代に生きるということに切なくなった。
    歴史小説を読む醍醐味だと思う。

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    2016年01月13日
  • 孤剣の涯て

    ネタバレ 購入済み

    「帯に短し襷に長し?」

    2024年9月読了。

    本書が本屋大賞(時代小説部門)受賞作と聞き、ふと手にした。著者は『宇喜多の…』シリーズで知っていたのだが、本当にコレで受賞したのかと首を傾げるレベルで、非常に残念な出来だった。

    以下、マズいと思った点を挙げると…、
    この作品の褒め言葉で「どんでん返しのミステリー…」とか「山田風太郎ぱりの…」等の惹句が書かれているが、そういう要素はほぼ無いと断言できる。
    「犯人探し」と言っても、宮本武蔵が行き当たりばったりに犯人を探して右往左往するだけ。特別にアッと言わせる要素も無し。
    それから《山田風太郎ばりの…》と言うには、『呪いの仕組み』の辺りの設定がチャチ過ぎる。又それを、作中

    #ダーク #ドキドキハラハラ #シュール

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    2024年09月06日