伊藤比呂美のレビュー一覧

  • 能・狂言/説経節/曾根崎心中/女殺油地獄/菅原伝授手習鑑/義経千本桜/仮名手本忠臣蔵

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    能や文楽、歌舞伎に行きたくなった時、読んでおくと筋がわかって理解が深まり、余裕を持って楽しめます。 時代が違うと景色が違い、常識や価値観が違って、なかなかわかりづらいことが多いのですが、どの新訳も面白く、登場人物が生き生きと動き、楽しく読み進めました。 一家に一冊。

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    2025年10月01日
  • 禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄

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    片方の方が坐禅をほとんど知らない状態での対話形式だったので、初心者の私でも自然に理解できる内容でした。

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    2025年10月01日
  • 伊藤比呂美の歎異抄

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    念じれば救われるのだという考えが、多くの人を救ったということは理解。だけど、私にとってその教えにどのような意味があるのだろう、と考える。いつもだれかがみていてくれる。という安心感なのか?

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    2025年05月30日
  • 野犬の仔犬チトー

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    面白かった!まあ繰り返して飽きる部分もあるんだけど。カノコちゃんサラ子ちゃん時代からファンだから。私も動物が飼えたら、老後の不安と向き合わずに済むのかしら。

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    2025年02月24日
  • 道行きや(新潮文庫)

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     2020(令和2)年単行本刊行。
     伊藤比呂美さんは1955(昭和30)年生まれなので私より14歳上。
     80年代に現代詩で「女性ならではの視点と言語感覚」の世界を開拓して非常に注目された詩人だった。私も小説を含め何冊か読み、とても感心した詩人であったが、その後の著作や動向をずっと追ってきたわけではない。
     近年はSNSのXやFacebookでアカウントを見かけ、投稿は多くないがたまに見かけるので、ご健在のようだ。
     本書は60代の「初老」となった伊藤さんの、最近の日常を反映したエッセイ集である。
     エッセイ集と言っても、ついこないだ読んだ山本文緒さんのそれのような、ユルユルとした気安さとは

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    2025年01月13日
  • いつか死ぬ、それまで生きる わたしのお経

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    源信の白骨観
    源氏物語表白
    自我偈ーいつもそばにいるよ
    サフラン 鴎外の『サフラン』を読みたくなった
    「一通の手紙、空海から最澄へ」がとてもいい

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    2025年01月09日
  • 先生、ちょっと人生相談いいですか?

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    ちょ、まてーい、おい!いろいろぶっちゃけすぎんだろ!
    とびっくりしました。

    一人の女としても生きる、そういうことへの批判がすくなくなってきた世の中になってきたんですかね。こんなトーク本がだせるとは。お二人の、度胸に乾杯。

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    2024年10月23日
  • 伊藤ふきげん製作所 思春期をサバイバルする

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    今はもう大人になったカノコさんの思春期がたっぷり描かれていました。多分普通の子なのに伊藤さんはとても面白く書ける。文章さえいじっていれば幸せ、というのもさもありなんって感じ。

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    2024年08月16日
  • 野犬の仔犬チトー

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    元保護犬の犬と猫2匹と一緒に暮らす伊藤さんが、野犬の仔犬を引き取って一緒に生活していく日々が日記のように書かれています。人間や人間社会におびえる仔犬は想像以上に人に慣れないらしい。シャンプーもできないから汚れも臭いも引き受けて、動物たちにまみれての生活は中々壮絶。でも、一緒に暮らす犬猫の愛おしさは生きるベースですね。

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    2024年08月10日
  • おなか ほっぺ おしり 〔完全版〕

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    久しぶりに読み返して、最近読んだトメさんよりはカノコさんサラ子さんの方がおとなしいと思いました。懐かしい面白さ、もっと長くて迫力あるように思っていました。西さんは協力的な父親なのになんで離婚しちゃったのだろう。比呂美さんは詩よりエッセイの方が面白いかも。

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    2024年08月09日
  • 野犬の仔犬チトー

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    すごいな、比呂美さん、としか言いようがない。
    こちらまで毛だらけ気分。
    読んでいる最中、高橋源一郎さんのラジオ番組『飛ぶ教室』でこの本を紹介しているのを聞いた。なんか嬉しかった。

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    2024年07月14日
  • ショローの女

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    自分より少し先いく作者の日常。
    平凡な日々と作者の日常は別物ではあるけど人生の道標となる。
    早稲田の授業、聴いてみたかったな。
    詩人って繊細ではかないイメージだけど、伊藤さんは元気で愉快で豪快だと勝手に思ってる、、

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    2024年07月13日
  • 野犬の仔犬チトー

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    ゆっくり読んでたのに読み終わってしまった。
    伊藤比呂美の新刊。
    私は犬は飼ってないし、動物臭が苦手なのに、伊藤比呂美の生活臭を味わいたくて(笑)読む。

    生き物への(多分植物も)情の深さが、心地よいのです。ここまで情が深くてもいいんだよね、とクールな現代社会に生きる私たちに思わせてくれる。
    私も安心して情を垂れ流す…溢れさせることが増えてきたような?

    時々伊藤比呂美読まなくてはね。

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    2024年07月09日
  • 森林通信 鷗外とベルリンに行く

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    ベルリンへ作家の招聘プログラムに乗っかって滞在した時のエッセイ。
    森鴎外への偏愛、渡欧するにあたっての飼い犬猫の世話の問題、ベルリンでの生活や詩の朗読、森の散歩や植物愛。様々なことが研ぎ澄まされた言葉で表現されて読み応えのある滞在記。四股を踏むような歌う朗読劇が目に見えるようでした。

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    2024年06月03日
  • 閉経記

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    初読の作家さん。
    心当たりのあることや、これから我が身にも起こるであろう出来事を、共感したり、戦々恐々としながら読んだ。ズンバがたくさん出てきて、そういえば以前の職場でご飯一緒に食べてたお姉様がズンバズンバって言ってたっけと思い出す。体に良いのならやってみたい。
    ビールを詩的に表現したのを読んで、ビール嫌いなんだけどどんな味なのか興味津々になった。
    私も漢(おんな)としてまだまだ続く人生を生きていこうと思います。

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    2024年04月25日
  • 森林通信 鷗外とベルリンに行く

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    ベルリンで鷗外を感じる比呂美さんを、日本で感じながら読んだ。鷗外、ドイツの自然、建物、人々をすぐ隣に感じた。東京の友人、熊本の元院生も。
    「わたしはあんじゅひめ子である」の朗読聞きたい。

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    2024年04月21日
  • 石垣りん詩集

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    言葉が強い。戦争と戦後すぐ、ふんばって生きている女性の叫び。時が経つなか、年を重ねるなか、家族の重みに耐えながら毎日仕事に向かう生活者の姿。まっすぐで簡明な言葉が刺さる。

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    2024年04月09日
  • 切腹考 鷗外先生とわたし

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    紙面から濃密なムードが醸し出され、所々息が
    詰まりそうになった。

    scratch 何もないところからカリカリと引っ掻き集めて何かを作る

    阿部茶事談(抄)掲載

    夫の介護 ある日突然ーゆっくり死に向かって前進していくーモルヒネによる悪夢
    ーlet’s go home
    介護を少しずつ繰り返す。繰り返せばいつかはなんとか、なんとかなる。

    終わった。それが死。
    跡形もなく崩れ壊れる。
    真っ青な虚空だけになるのがいい。

    読み終えて深く大きなため息

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    2024年04月08日
  • 森林通信 鷗外とベルリンに行く

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    随筆だと思って読み始め、削ぎ落とされた文章と比呂美節に翻弄され、ああ、これは詩なのね、と途中で読み方を改めた。
    鴎外の小説に出てくる「花子」。元芸者が日本の伝統芸を負って世界に打って出る。その腹の座ったまがいものぶりが、最後、自分の詩の朗読でクロスする。
    作者はそれを「移民芸」と名づける。彼の地で生き抜く術の力強さ。奇妙な完成形の力強さ。

    ドイツでの詩の朗読の舞台を、見ていないにも関わらず、まるで観客としてそこにいたかのように感じた。足を踏み鳴らし、四股を踏む伊藤比呂美と、ゾフィー・ショルの役をやったドイツの俳優の二人が融合し、舞台を震わせる。

    この結末が書けるのが、伊藤比呂美なのだよね。

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    2024年03月31日
  • 禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄

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    対話という事もあり、噛み砕いた言葉でスッと頭に入りやすい。

    一照さんの言葉はほんと分かりやすくて、比呂美さんのストレートな質問も小気味良くて。

    ずーっと入っていきたいと思ってた仏教の世界への入り口をようやく見つけた感じ。

    ここから世界を広げていきたい、

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    2024年03月23日