苫野一徳のレビュー一覧

  • 子どもの頃から哲学者
    もっと早く哲学に出会っていれば。
    でも、今出会えたことにも意味がある。
    今ウツだし、振り返れば以前の自分も精神的に不安定だった。
    これからは哲学で自分を整理していける。この本のおかげで。
    哲学って面白いし、もっと勉強したい!と思った。
  • 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学
    「なるほど」と「問いかけ」が生まれながら読める楽しみ。

    検証可能性を追及する哲学の姿勢、そこから導き出される原理がすごい。その先の実践について今後に期待。

    ・「欲望・関心相関性」の原理
    ・「人間的欲望の本質は『自由』である」という原理
    ・各人の「自由」の根本条件としての、「自由の相互承認」という...続きを読む
  • 教育の力
    教育に対する不毛な議論に終止符を打って、もっと子どもたちと未来のために建設的な教育論議を重ねていきましょう。その礎になる良書です。
  • 教育の力
    よい教育とは何かを原理から解き、これからは個別化・協同化・プロジェクト化が求められることを明らかにし、そのための学校や教師のあり方、さらには今後のビジョンまで記した、きっと名著と呼ばれるようになる書。教育にかかわる人にはぜひ読んでほしいです。
    この前に読んだ菅野・西川両氏を引いてあるのも、私の考える...続きを読む
  • 教育の力
    うれしい名著。

    ・<自由>に生きるための<教養=力能>を身につけること、<自由の相互承認>の感度を高めることを目的とする

    ・政策オリエンテーションの開発
    ・時間は必要なのか重要なのか
    ・成長を信頼する
    ・教師の支援
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 苫野一徳 特別授業『社会契約論』
    一般意志は個別意志の総和から衝突し合う私的な利益を差し引いて、みんなの利益になるものとして見出された合意。p.90

    一般意志はそれがみんなの利益をめざすものであるというその概念の定義上、常に正しい。みんなの利益をめざすものは政治的に正しい。一般意志はみんなの利益をめざすものだから政治的に正しい。p...続きを読む
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?
    35才、子どもが3人もいる大人の私が読みました。
    学生向けに書かれた本でしょうが、大人の私でも学ぶ事が沢山書いてありました。学生の頃に出会いたかったなあ~なんて。
    本を読むという事の面白さと大切さを、優しく伝えてくれる本です。
  • 教育の力
    苫野先生のVoicyを聴いて、興味が湧き読破。
    この本を買ったのは、何年か前。
    その時は、パラパラと中身を見て「なんか小難しそうだな…」と思い、読んでいなかった。

    読んでみると思ったよりも読みやすく、最後まで興味を持って読むことができた。
    哲学的な難しい話も少し出てくるので、その部分は軽く読み流す...続きを読む
  • はじめての哲学的思考
    確信や信憑のような意識作用を疑うことはできない。
    →思考の出発点
    確信や信憑は自分たちの欲望に応じて抱かれる。
    →欲望相関性の原理
    お互いの欲望・関心を明らかにした上で、納得できる共通了解を見出すことが哲学的思考である。
  • 子どもの頃から哲学者
    哲学って難しいという先入観があったけど、この本は哲学初心者にも役立てられるように書かれている。
    そこに、作者さんの優しさを感じる。
    どんな学びも基礎から積み上げることが大切。
  • はじめての哲学的思考
    若年層を対象に書かれた本だと思うけど、知識のない自分にはちょうど良かった。職業柄「事実」を大事にしがちだけれど、そこから「当為を導かない」って本当に大事だなと、特にコロナ禍を経たのもあって、思った。
  • 「自由」の危機 ――息苦しさの正体
    今、私が自由だと思っているものは本当に自由なのだろうかと考えた。秩序はたしかに大事だけれど秩序以上に大事なものを蔑ろにしていないか。
    国は私を守ってくれるが同時に傷付けも見捨てもする。安易にぬるま湯に浸かっていることの危険性。
    これから先の時間を生きる人が傷付き見捨てられないように今を大事にしようと...続きを読む
  • はじめての哲学的思考
    「苫野一徳」月間、2冊目
    最初の一冊にはこれがベストか?!
    哲学的思考の奥義(一般化のワナ・問い方のマジック・超ディベート・欲望相関性の原理)に加えて、哲学対話も本質観取の実例はとても興味深かった
    とはいえ、やっぱりこれは実際にやってみないと実感が伴ってこないかも
    最近は学校でも探求の授業等での取り...続きを読む
  • 子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む
    子どもたちが自律的に考え、他人と合意を形成していくための教育をしていこうという主張。成田悠輔さんの22世紀の民主主義を合わせて読んでいたこともあって、工藤先生がおっしゃる民主主義という言葉が適切であるのかは少し疑問でした。
    自分自身から見える世界ではやはり、他責的な思考に陥っていることは確かにそうで...続きを読む
  • 教育の力
    この本は、では今、教育をどうするかを考えるのにとても良い。誰でも語れる教育論に疑問を抱いたことのある人や、教育に絶望した人、諦めてしまった人には一度読んでいただきたい。

    苫野先生の声や言葉の選び方が本当に好きで、もはやファン。
  • はじめての哲学的思考
    Voicyでの放送で著者の話に惹かれて読んでみた。放送でお話されてことが、そのまま書かれている。
    改めて文字として見ることで話をより深く理解できたように感じる。
    本書の中で特に印象に残ったのが第10の信念の対立をどう乗り越えるかだ。この世に絶対の正解がないことを肝に銘じつつ、お互いに分かり合えるはず...続きを読む
  • はじめての哲学的思考
    「事実」を理解しようとする科学に対し、哲学の意義は「意味」を理解しようとすることである。
    「意味」には絶対的な真理は存在しないため、さまざまな信念や認識の中から「共通了解」を見出していくことが哲学のプロセスとなる。この信念や認識は、人の欲望や関心から生じるものであり、この欲望こそが哲学の原理となる。...続きを読む
  • 「学校」をつくり直す
    探求を中心としたカリキュラムづくり憧れる。

    学び
    自由の相互承認があって、全ての子どもが生きたいように生きる教育を目指す
    学びのコントローラーを手にした時やる気になる
    幼少期の遊び浸りがその後の学び浸りに

    To do
    サークル対話
    教室リフォーム
    自分の経験を過度に一般化しない
  • 子どもたちに民主主義を教えよう――対立から合意を導く力を育む
    とても勉強になった。
    読みながら、たくさんメモしたくらい。。

    学校の先生じゃなくても、知っておいていいことだらけ。
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?
    「速読家の知識は、単なる脂肪である」という平野啓一郎さんの言葉の引用に、ギョッとした。本を読み終わったらちゃんとメモや目次を見返して、知ったこと、学んだことをメタ認知して、「無理のない多読」にしていきたいです。それにしても、ちくまのこのシリーズは良いですね。