苫野一徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょうど、「民主主義とは何か?」と疑問に思っていたところにこの本が出版され、すぐに購入した。
大方の議論に異論は今のところない。
改革をしていく、デモクラシーを起こしていくことはとても勇気がいることだ。教育学部生の頃は志高かったはずの私も、若手教員になり、気づけば周りに流されて「仕方ない」と思ってしまったりする。しかしそんな若手でも少しずつ変えていけるのだというメッセージには励まされた。
納得できないのは「心の教育」への批判である。
「トラブルが起きない社会」が問題なのは理解できる。しかしそれを「心の教育」のせいだとするのはクリティカルではない気がするし、「心」の軽視を感じる。
私自身「心 -
Posted by ブクログ
P.16〜 落ちこぼれ 吹きこぼれ
「皆で同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」管理・統率型のシステム
「規律とドリル」
小1problem
ルソー『エミール』
P.33〜 active learningのやり方を先生が細かく指定する問題→「一斉アクティブ・ラーニング」
P.37〜 体罰
デュルケーム『道徳教育論』
学級
柳治男『学級の歴史学』
ニーチェ『ツァラトゥストラ』
第2章 先生もつらい
授業の画一化 〇〇スタンダード
ユニバーサルデザインに基づく授業、ケアの思想
障害など
EBPMエビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング
+哲学、教育学的センス?
学力調査の方 -
Posted by ブクログ
少しずつしか読み進められなかった。私にとってタイミングが合っていなかったのだろう。愛(特に性愛)を他者の言葉でしたり顔で語る季節は遠くに過ぎ去ってしまい,今はもう愛を自分の枠組みの中で収めてしまっている。基本は自己の拡張であり,対象を自分の一部であるかのように大切にする行動を導くものが愛だろう。自分が自分を大切にできないなら愛することは難しい行為。自分を大切にするためには大切にしてもらう体験,つまり愛された経験が必要だろう。愛が普遍的なものであるならば,社会装置としての愛概念ではなく,生物学的な基盤があると思う。誰かを何かを愛しているか?誰かに愛されているか?どちらの問いにも確信を持って答えら
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Posted by ブクログ
<目次>
はじめに
第1章 何が問題の本質なのか?
第2章 先生もつらい
第3章 学校をこう変える①~「探究」をカリキュラムの中核に
第4章 学校をこう変える②~「ゆるやかな協同性」に支えられた「個」の学び
第5章 私たちに何ができるか?
<内容>
隔靴掻痒な感じの本。「わかっているが、それができるのか?」。学校現場にいると、問題点はわかり、変えていきたいが、日々の活動の中になかなか落とし込めない。毎日どんどん進んでいくし、こうしたことに気づかない(気づかないふりをしている)同僚を口説く労力も浮かばないし…。理論はわかっているが、実践の効果が数年後だろう、という感じがまた行動を遅ら -
Posted by ブクログ
入門書的に書かれていることもあって、平易な言葉とシンプルな文章で大変読みやすかった。
哲学アレルギーの人でもおそらく読み終えることができるはず。
教育をとりまく多くの疑似問題を俯瞰するかのように、哲学的な観点から、「よい」教育とは何か、教育の本質とは何かについて問い直す。
さんざん論理の欠陥を指摘されてきた、教育問題に対する理想・当為主義および相対主義に対し、現象学を援用した欲望論を展開する。
自らが「よい」「悪い」と感じたことを疑いも否定もせず、「~したい」「~でありたい」という欲望(関心)を基本とする。
この純朴な根拠は斬新で非常に興味深い概念だと思う。
書いてあることはおおよそ賛成で