苫野一徳のレビュー一覧
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ネタバレ◯序章
>教育の目的とは
★教育とは、すべての人々が自由に生きられるための教養=力能を育むもの。
(但し、自由とは互いのわがままを押し通すものでなく、自分が自由であるために、他者の自由も承認する「自由の相互承認」の上に成立する)
・教養=力能とはすなわち、学力と、自由承認の感度のことである。
>教育の正当性とは
・どのような教育政策がよいと言えるか?
…一部の層だけでなく、すべての人の自由を促進するときにのみ正当である。
・結果の平等のみを重視する絶対平等もまた誤り。
・平等か、競争・多様化か、は相反しない。多様性に対応できる平等、を提供するために教育は多様であるべき。
◯第1 -
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「なるほど」と「問いかけ」が生まれながら読める楽しみ。
検証可能性を追及する哲学の姿勢、そこから導き出される原理がすごい。その先の実践について今後に期待。
・「欲望・関心相関性」の原理
・「人間的欲望の本質は『自由』である」という原理
・各人の「自由」の根本条件としての、「自由の相互承認」という社会原理
・個人の「自由」を可能とするための、「欲望を下げる」「能力を上げる」そして「欲望を変える」
○欲望の中心点は動く。変えられる。これは人間の希望なのである。(168頁)
・欲望の中心点を見つけること。フックを持つこと。網を見つけること。そのための思考。
・承認しやすい環境づくり
・その上 -
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様々な人が互いの違いを認め合い、そのうえで誰もが納得できる共通了解に向かっていくこと。理論編には納得できる部分が多かったが、実例を読むと、本当に本質と言えるのか疑問を持った。
「いいケア」とは何かを考える事例では、進行役と四名の参加者によって対話が行われ、最終的に「その人の自覚的・無自覚的な願いを想像したかかわりである。いいケアの実現には、対等性の志向、対話的なかかわり、ケアする人の貢献感が必要である」という結論が示される。しかし、これは本質というより、参加者全員の意見を均等に取り入れた結論に見えた。
企業の例として紹介されているSCSKの経営理念「夢ある未来を、共につくる」の本質観取につ -
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「公教育をあきらめてしまってませんか?」
実際私もそうでした。
苫野一徳さんは、そんな私たちに強烈な投げかけをしてくれています。
いまわたしたちが目指すべき教育とは何か。
いまその答えに一番接近しているのが、苫野一徳さんではないかと思います。
『「学校」をつくり直す』でその考え方に衝撃を受け、苫野さんの著書を遡るかたちで手に取ったのがこちらの本です。
タイトルに込められているように、教育にはとても大きな力があると苫野さんは訴えます。
その主張はとても筋の通ったものだと感じますし、苫野さんのすごいところはその考え方が、ヘーゲルなど近代哲学に立脚しているということです。
哲学だけを -
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「自分が心から通いたいと思える学校がない」
学生時代からずっと思っていたことでした。
視野の狭い自分にも原因はあったと思いますが、今となっては、こう思うのです。
「自分の子どもを心から入れたいと思える学校が(近くに)ない」
面白い学校は全国に増えてきていると思います。
ただそこに通わせるために親が相当な苦労をしなければならないのは、なんとかならないものかと感じます。
学ぶことが大好きな自分が、大人も子どもも入りたいと思えるような学校を構想できないだろうか。
そんな妄想を抱きながら、手に取ったのが本書です。
苫野さんは、学校は何のために行くかというと、「自由に生きる力を育むため」、ま -
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今後の教育に必要な点を2人の対話を通して論じている。本質を突き詰めていくと哲学的で理想論になりがちだが、教育現場から実践的に進めてきた工藤さんの意見だと説得力がある。
一般企業での仕事の進め方にも通じるところが多く、学びが多かった。
一章 民主主義の土台としての学校
多数決の問題点とは
少数派を切り捨て、多数派に強制的に合わせる
=ファシズム思想
多数決は「どちらの案になっても誰の利益を損ねることがないとき」につかう
目指すべき姿
・誰1人置き去りにしない社会
一般意志=みんながOKと言える最上位目標を探す
自由の相互承認=他者の自由を侵害しない限り、何を考えても何をしても自由
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ネタバレ「誰かが決めてくれるそんな“当事者意識”を失った従順な子を育てる教育は終わりにしよう」という一節から始まる本書。
工藤氏は
学校とは子どもたちが「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ためにある。だからこそ、子どもたちに「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する資質」すなわち自律する力を身につけさせていく必要がある。そして、自律を支援することを教師に求めている。
また、学校を「民主主義の土台をつくる場」と考え、「誰一人置き去りにしない社会」の作り方を多数決ではなく、対話の中から作ることを生徒や保護者、教員に体験させてきた実践を語っている。
最上位の目標を設定し、まずは戦わなくてよ