苫野一徳のレビュー一覧

  • 愛

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    ネタバレ

    僕はもっと生きないといけない!生きてみたい!と強く思った。このような愛があるのなら、生きて確かめたい。25歳の僕はまだ、そこまで愛を経験していない。

    「わたしとあなたの境界線は、いくらかおぼろげになる」ほどの極限的なエロティシズムとしての性愛。
    自分の命と引き換えにしても、我が子を守りたいという親の愛。
    「愛する妻がまだ生きているかどうか...それは、わたしの愛の、愛する妻への思いの妨げにはならなかった。」と言ったフランクルの極限状態での愛。

    このような愛を自分もいつか経験できると思う。彼岸的な理想ではない。自分の意思で育てていくべきものだ。もっと自分の人生を生きてみたい。

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    2019年12月07日
  • 愛

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    “真の愛”それはいったい、いかに可能なのか?

    ー自分の尻でしっかりと座ること。
    すなわち、自己不安と、その反動ゆえのナルシシズムー
    自己の価値への過剰な執着ーを乗り越えること。
    そして、「意志」をもつこと。
    わたしはこの人を、わたしとは絶対的に分離された
    存在として尊重するという、「意志」を持つこと。
    これら2つの条件を満たさない限り、
    わたしたちが“真の愛”を知ることはない。


    1度読んでいたが、そのときは内容の6割ほどしか
    理解できていなかったように思う。
    今は8割ぐらいだろうか?
    自分の中で、愛はいかに可能なのかということが分かるようになってきた。

    なぜ、分かるようになってきたのか

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    2019年11月16日
  • 愛

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     タイトルは,そのものズバリの「愛」。なかなか手に取ってみようという本ではありません。それでも,読んで見ようと思ったのは,あの苫野一徳先生の著書だからです。
     苫野さんの本は,『ほんとうの道徳』など,先に読んでいました。諸々の哲学者の話がでてくるのですが,それがとても上手に引用されていて,わたしのような哲学シロウトにもわかりやすく解説してくれるんです。それで,哲学への壁も少し低くなった感じがしていました。『ほんとうの道徳』は本当に読みやすく,分かりやすかったので,同僚にも紹介しました(うちの学校は,今年,道徳教育の研究発表校なので,ここは,道徳の基礎基本として読んでおいてほしいと思ったのでした

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    2019年09月23日
  • 愛

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    苫野 一徳さんの『愛』を読む。

    ちょうど妻と暮らし始めて一年少しがたった。

    私たちの間にある愛が成熟しつつあることを感じている。

    著者が、大学時代「人類愛教」の教祖になったように、
    私も、「あらゆる存在と生命の全ては根源的には絶対的に肯定されていて、その根源に愛がある」という啓示を受けて、その肯定の感覚があまりにも喜びに満ちていたので、何百何千もの詩を書いて、
    それを本にしたりとかやってた。

    きっかけは、ドイツ語の単位が取れず留年が決定し、サークルの多忙な仕事に追い込まれ、SNSで四方八方からくる心ない言葉に打ちひしがれ、世の中の矛盾を突きつけられ、そして失恋という「人生全否定しかない

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    2019年09月19日
  • 「学校」をつくり直す

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    本当に思う。
    今のままでいいのだろうか。
    小学校教諭をやって7年、日々の業務に揉まれながら感じた違和感。この本に出会って少し光が見えた。
    スタンダードの横行。個別最適化とは真逆の流れ。
    学校に来れないこの学習。
    何をしても悲観しかできない保護者。
    教育者として何を目指していけばいいのかわからなくなってきた今日この頃。目指すべきは自由を獲得し、自分なりの幸福を追求することができる探求者の育成。その支援者としての役割。
    150年間の歴史は捨て去るのではなく、新しく変革していかなければならない。
    しかし一教員に何ができる?実際の現場でどう変えていく?いずれにしてもまだまだ自分の力が足りないな。

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    2019年08月31日
  • 「学校」をつくり直す

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    筆者の本に度々現われる「本質」「対話」
    この言葉に出会う度に、その重みを知る。

    私たちは言葉を大切に、言葉を紡いでいくことで、より自由に生きることができるようになるんだ。

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    2019年05月09日
  • 「学校」をつくり直す

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    共感につぐ共感。
    ぼくも勉強は嫌いだけど学ぶことは好き。そしてそのことを誇りに思ってる。
    学ぶことはおもしろいということに気づけるきっかけ作りをしたい。

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    2019年04月11日
  • 「学校」をつくり直す

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    教員自身が学び、実践する。交流し、刺激し合う。そしてワクワクする。そんな学校が日本で広がってほしい。

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    2019年03月24日
  • 教育の力

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    自分の思う教育観とかなり似ていたので読みやすかった。学習の個別化、共同化、プロジェクト化が今一番求められているのだろうと思う。
    しかし、自分とは別の視点の本も読んでみたい。

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    2018年10月22日
  • 教育の力

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    ◯序章
    >教育の目的とは
    ★教育とは、すべての人々が自由に生きられるための教養=力能を育むもの。
    (但し、自由とは互いのわがままを押し通すものでなく、自分が自由であるために、他者の自由も承認する「自由の相互承認」の上に成立する)
    ・教養=力能とはすなわち、学力と、自由承認の感度のことである。

    >教育の正当性とは
    ・どのような教育政策がよいと言えるか?
    …一部の層だけでなく、すべての人の自由を促進するときにのみ正当である。
    ・結果の平等のみを重視する絶対平等もまた誤り。
    ・平等か、競争・多様化か、は相反しない。多様性に対応できる平等、を提供するために教育は多様であるべき。

    ◯第1

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    2018年02月04日
  • 教育の力

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    詳しくないが、外から見てずっと学校教育これでいいのかな?と思っていた。
    この本を読んで、これからの学校教育が変わっていくのではないかと期待できた。

    また、自分がそこに関われるという幸運もおまけでついてきた、人生が変わった1冊。

    この本も、何度も読み返す本になりそう。

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    2017年11月05日
  • 教育の力

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    苫野さんの明快な語り口で、今後のあるべき教育が語られています。私の目指す方向ってこんな感じよー!と心の中でめっちゃ肯きながら読み進めました。

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    2017年09月20日
  • 子どもの頃から哲学者

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    哲学というのはとっつきずらく、本を読んでも「はぁ?」って終わってしまうパターンだったが、この本は著者の体験をもとに哲学が織り交ぜられて語られるのでとても身近・わかりやすく哲学を知ることができた。
    哲学アレルギーの人には良書

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    2017年08月24日
  • 教育の力

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    教育の力、一体これが何を指すのか。
    「学び続ける力」
    これを全ての子どもにつけることができるかもしれないという場としての学校の在り方。
    そのように解釈した。

    教育について、学力について、授業について、そして未来について丁寧に書かれている。

    おそらく、5年前の自分なら、「こんなの理想論すぎて、実際の学校ではできるわけない」と思っていただろう。
    でも、今は違う。
    というか、実現したいと思っている。

    具体的なレベルまで掘り下げて行くのは、現場の人間だと思う。しかし、この本はとても心強い。視野を明るく照らすものになっていると感じた。

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    2016年11月24日
  • 子どもの頃から哲学者

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    熊本大准教授の著者。なんと大阪の明倫産業の
    社長の息子だそうです。
    昔、防具や竹刀を買った覚えがあります。
    自分もここまでは悩みが深かったわけではないですが
    自己愛、承認欲求、欲望、他者とのかかわり
    などなど多くのことを考えたような気がします。
    哲学の考え方、その推移など非常にわかりやすいと
    思いました。
    ルソーの不幸の本質。不幸から抜け出る3つの道
    能力を上げること
    欲望を下げること
    欲望を変えること。
    絶望に対して必要なのは可能性であること。
    また、著者の考え方である信念対立の乗り越え方
    は非常に有意な内容ではないかと思います。

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    2016年08月12日
  • 子どもの頃から哲学者

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    もっと早く哲学に出会っていれば。
    でも、今出会えたことにも意味がある。
    今ウツだし、振り返れば以前の自分も精神的に不安定だった。
    これからは哲学で自分を整理していける。この本のおかげで。
    哲学って面白いし、もっと勉強したい!と思った。

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    2016年06月04日
  • 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学

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    「なるほど」と「問いかけ」が生まれながら読める楽しみ。

    検証可能性を追及する哲学の姿勢、そこから導き出される原理がすごい。その先の実践について今後に期待。

    ・「欲望・関心相関性」の原理
    ・「人間的欲望の本質は『自由』である」という原理
    ・各人の「自由」の根本条件としての、「自由の相互承認」という社会原理

    ・個人の「自由」を可能とするための、「欲望を下げる」「能力を上げる」そして「欲望を変える」
    ○欲望の中心点は動く。変えられる。これは人間の希望なのである。(168頁)
    ・欲望の中心点を見つけること。フックを持つこと。網を見つけること。そのための思考。

    ・承認しやすい環境づくり
    ・その上

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    2014年08月11日
  • 教育の力

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    教育に対する不毛な議論に終止符を打って、もっと子どもたちと未来のために建設的な教育論議を重ねていきましょう。その礎になる良書です。

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    2014年06月02日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    様々な人が互いの違いを認め合い、そのうえで誰もが納得できる共通了解に向かっていくこと。理論編には納得できる部分が多かったが、実例を読むと、本当に本質と言えるのか疑問を持った。

    「いいケア」とは何かを考える事例では、進行役と四名の参加者によって対話が行われ、最終的に「その人の自覚的・無自覚的な願いを想像したかかわりである。いいケアの実現には、対等性の志向、対話的なかかわり、ケアする人の貢献感が必要である」という結論が示される。しかし、これは本質というより、参加者全員の意見を均等に取り入れた結論に見えた。

    企業の例として紹介されているSCSKの経営理念「夢ある未来を、共につくる」の本質観取につ

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    2025年11月27日
  • 教育の力

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    「公教育をあきらめてしまってませんか?」

    実際私もそうでした。

    苫野一徳さんは、そんな私たちに強烈な投げかけをしてくれています。

    いまわたしたちが目指すべき教育とは何か。

    いまその答えに一番接近しているのが、苫野一徳さんではないかと思います。

    『「学校」をつくり直す』でその考え方に衝撃を受け、苫野さんの著書を遡るかたちで手に取ったのがこちらの本です。

    タイトルに込められているように、教育にはとても大きな力があると苫野さんは訴えます。

    その主張はとても筋の通ったものだと感じますし、苫野さんのすごいところはその考え方が、ヘーゲルなど近代哲学に立脚しているということです。

    哲学だけを

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    2025年11月13日