苫野一徳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ何度も読み直したいと思う本に出会えた。
民主主義と誰1人取り残さない。
色々な考えを受け入れて、自分の思いを一方的にぶつけない、そんな教師でありたいと思った。
以下本文抜粋
3つの問いかけ
1.どうしたの?
2.どうしたいの?
3.何か手伝える事はある?
日本型教育の問題点の解決のポイント
1.心の教育
思いやりだけで問題は解決しない
2.いじめ問題
ちょっとしたトラブルもいじめ扱いし、大人が過度に介入することが、子供の自立や問題解決力を奪ってしまう
3.教員養成
教師の仮面を被る練習をさせない。教師も失敗することのある1人の対等な人間
4.理不尽な校則
理不尽な校則が民主主義社会に -
Posted by ブクログ
日本の教育の現状と課題を提示した本。
感想
良い本で非常に考えさせれる本。
10年くらい前に出会っていたかったなぁとも思う。
また工藤先生は民間のご経験があるのかと私は勘違いしていた。
どこかでお話を聞いたりご一緒してみたりしたいと思った。
教育界だけでは無いかもしれないが、
特に学校という現場は、
感情論が入りやすいような気がした。
教員の感情、
生徒の思い
卒業生の思いなど。
だから、何が最上位目標なのか?
を忘れがちな気がする。
厳しいことを言えば
この本が良い本と言われているくらいでは、
正直まだまだ日本はレベルが低いと思ってしまった。
ここに書いてること -
Posted by ブクログ
私の好きな苫野一徳氏と、話題の工藤氏の共著ということで、読んでみましたが、期待に違わぬ良書でした。私は滅多にないんですか、もう一度読み返しました。すると、たくさんの学びがありました。工藤氏の教育に対する並々ならぬ熱い思いと、行動力に圧倒されました。何かを変えるときに、最上位目標の設定がいかに大切かが、分かりました。また、改革するとき、「対立構造をつくらない亅「戦わなくていいところから変えていく亅という指摘がとても新鮮で、心に留めておきたい言葉でした。また、「何が目的で何が手段なのか亅「手段として優先すべきものは何なのか亅を考えていこうと思いました。
-
Posted by ブクログ
【日本の学校の大問題】(「子どもたちに民主主義を教えよう」)
⒈「思いやり」で対立は解消できない
・民主主義の成熟を妨げてきたのは、これまで日本でよいとされてきた「心の教育」。
対立を解きほぐすために何が必要かというと、どんな対立があるのかを明確にしなければいけない。そして対立を平和的に解決するには、お互いの利益を損ねないためにはどうしたらいいか対話を重ねないといけない。
そうした一連のプロセスを飛ばして、「思いやり」「美しい心」で解決しようとするのはあまりに乱暴。
・日本の道徳の指導方法:「忖度」や「空気の読み方」を教えている。
それができないと排除するのが日本。
学校は本来道徳教育をすべき -
Posted by ブクログ
多数決はA案B案のどちらでもいいとき(どちらになっても利害がない場合)使ってよい。
自由への相互承認
誰もが生きたいように生きたいと思っている。それを認めること。
お互いに認め合うことをルールにした社会作りをしていくことが大事。
憲法とは、国民から国家権力への命令である。
だからルールはみんなで作っていくもの。
「他者の自由を侵害しない限り、みんな違ってみんないい」こらが民主主義の考え方?
責任ある行動をとる力(当事者意識を持つ)
対立やジレンマに対応する力
新たな価値を創造する力
これらを手段として、誰もが取り残されない社会をらつくっていく。
話し合いをするときのポイントは「誰が気 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごく面白かった。
今の教育界の現状に対して、鋭い視点で問題を指摘している。キーワードとなっているのが、「最上位目標の設定」。これに尽きる。何か活動する際に、ここに立ち返ることを徹底し、自問自答し、自分を変えていく。自分も意識したい。
また、「当事者意識」も大切な概念であると感じた。これがあるからこそ、自分たちで動き出し、活動を意味あるものにしていく。授業の場面だけでなく、特別活動や号令、給食当番といった日々の小さな活動も、全てこれにつながる。
人は簡単に変わらない、敵を作らない、妥協なくして平和はありえない、いじめゼロはあり得ない、心の教育には無理がある、行動変えるのは簡単、まずは青臭い -
Posted by ブクログ
ネタバレ民主的な学校=自由+自ら対立を解決する仕組み
民主主義はみんなで政治をする以上、「いかに衆愚政治を防ぐか」と「いかに多数者の専制を防ぐか」をセットで考えなければならない。
対話をする際に、最上位目標は何か?という設定と合意が必要不可欠である。
教育現場では、心を教育すればうまくいくという「心理主義」が浸透しているが、実際はそうではなく、対立をどう乗り越えるかという「行動の教育」が必要である。
信頼されるために、「どうしたの?」「どうしたい?」「手伝えることは?」の声掛けが有効。
「よい」教育は何か?という最上位目標を見失っている今、「〇〇すべき」ではなく、「〇〇したい」という教師の欲望を共有す