苫野一徳のレビュー一覧

  • 教育の力

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    教育方法学のテキストとしても使えるくらい論旨明確であり,必要な情報が収められている。多様さに応じた「よい教育」とは何かを考える機会を提供するだろう。
    ゼミのテキストにするかなぁ。単純化した議論に陥らないようにする姿勢も学生は学べるか。

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    2014年06月03日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    人は自由のために生きる。
    でもその自由とは何でも好き勝手にすることではない。
    そういった行いはむしろ自分を苦しめる。
    自由とは制約がある中で自分がやりたいことを
    やりたいようにいきていると感じることである。
    自由のためには教養と知識が必要。
    生きるための教養とは学習とルール感覚である。

    子どもはそういうことで自由な存在ではない。
    自由を得られるための教育が良い教育である。

    なるひど。

    いちいち哲学者っぽい固い言い回しがきになるがそれを除けば的を得たすっきり感がある。

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    2013年10月10日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    教育哲学の観点から、よい教育とは何かを、いろいろな哲学者や社会思想を引用しながら、教育問題が迷走する根本の原因と、2つの大きな思想の中でのバランスを追い求める教育についてまとめている。

    基礎的な哲学の人物や考えはある程度理解して読まないと理解しづらいと思った。また、1章を経験主義からくる規範と事実誤認のイメージから根本の問題にたどりつけないことをまとめているが、読者層はある程度の知識を持った人を想定しているのか、それとも現場の人間に近い人を想定しているのかわかりづらかった。理想論と現実論が重なり合っていたように感じた。

    ただこのような類書は少ないので、いろいろな意味で教育問題をまとめ、方向

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    2013年08月05日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    教育という問題に関する独断論と懐疑論に対して、
    それらとは違った方法で何らかの答えをだしうるはずではないか、という感度をもつ、
    若手哲学者の1冊目。

    これは竹田哲学の方法でもあるが、
    現象学の「なぜそう感じたのか」という問い方と、
    ヘーゲルの「自由ということを互いに認め合う」という条件の下で、
    教育という信念対立に陥りやすい領域においても、
    一定の「よい」とい原理が導き出せるのではないか、と。

    ただし、
    まだまだ青い、という印章を受ける。
    わかりやすい記述をしようとする意志と、
    検証可能であることを目指そうとする態度から、
    読みやすくはあるが。
    それは、「机上の空論だよ、やはり」というよう

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    2013年06月01日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    ・どうして今までこの「議論の形式」が一般的になっていなかったのか不思議。これを以ってようやく盲目的な主張の「門前払い」ができるようになったと思います。

    ・果たして「幸福」が〈自由〉に包摂されるのかは疑問です。しかしこの場合、社会構想をする観点からは、個人の嗜好によってバラバラな「幸福」よりも、一律に「行動選択の自由」を与えたほうがいい、という説明なら、より納得しやすいのではと思います。

    ・著者はかなり明るい展望を持っているように感じますが、これからも教育界は混沌とした状況が続くと思います。というのは〈一般福祉〉という概念が広すぎて、素直に機能してくれるのか、わからないのです。つまりそれは、

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    2012年10月04日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    とある教育イベントで著者の苫野一徳さんがご登壇されたのをきっかけに読んでみようと決意しました。
    数ある書籍や論文などで「これが、これこそがよい教育だ!」と訴え続けられているなか、哲学的観点から「絶対によい教育などない」とし、多くの人たちが承認できる“よい”教育は何なのかを、一冊のなかで模索していく書です。

    教育哲学に関する先人の言葉を引用しながら、現代日本の社会や教育にとって何がよいのかを順序よく丁寧に述べられています。
    また重要なことがらについては、何度も繰り返し述べられているので、大変読みやすく理解しやすいです。
    ただ、私自身、哲学に関しては理解に乏しいため、読んでいくなかで理解に苦しむ

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    2012年09月08日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    教育哲学の概説書。ヘーゲルやデューイなどの思想が教育をどうとらえているかを解説。入門書としてはうってつけだと思うが、現実の教育政策や教育をめぐる俗論に対してどのように向き合うかについての分析や主張はまだ弱く、本書でも引かれている広田照幸が言うところの教育学における規範の欠如や、教育哲学の「弱さ」を乗り越えられるかは、少なくとも本書だけでは、ちょっと疑問。

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    2012年08月23日
  • どのような教育が「よい」教育か

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    以前、講演で聞いた内容が詳細に論じられていた。
    「教育とは何か」を、哲学から編み上げていく本。

    政治哲学や社会理論まで広い視野から論じられていて、部分的に難しかったが大体は分かった。
    しかし僕のような趣味で教育を勉強している人にとっては、ここまで詳細な議論は要らず、講演で聞いた要約だけでも十分だったかもしれない…とは思ってしまった。

    しかし面白かった!

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    2012年01月04日
  • 教育観を磨く 子どもが輝く学校をめぐる旅

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    ネタバレ

    北九州子どもの村小中学校
    プロジェクトを通して目標にしているのは、感情面、知性面、社会性。人間関係という三つの側面で自由な子どもたち
    大人は上から教え込む教師ではなくらかと言って完全に子供と対等なわけでもなく、より全体を、見通す力を持ちながら、しかし、子どもたちと同じ地平に立っている
    色々な人が、色々な観点からその子を見る
    存在の承認、愛。まずはそれがあるべき。その上で、探究、コミュニケーション、自己決定がある
    伊那市立伊那小
    子どもは未完の姿で完結している
    子どもは自ら求め、自ら決め出し、自ら動き出す
    学習成立の4条件
    一、素材が子どもたちにとって共通の関心事に属しているか。その関心事も頭だ

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    2026年03月31日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    哲学対話の一種の「本質観取」について。哲学対話自体のそもそものあり方がどういったものであるか、それからの発展形としてのテーマの立ち位置など、実践しようとは思わないが話に聞いていたそれらの具体例がわかるように編まれている。 

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    2026年03月28日
  • 本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話

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    ネタバレ

    本質観取は、「○○とは何か」を問うような、そもそもを考える営み。
    あらゆることに関して、「人それぞれでは?」のような考えもあるが、それで済ませるのではなく、きちんと辞書的な意味ではなく「本質」を問い、「共通了解」を得ることがユニークネス。
    哲学の歴史的には、「人それぞれ」的な考え方をするソフィスト連中に対し、プラトンが物事の本質を追求したのに端を発する。但し、プラトンは彼岸にイデアを置いてしまった(本質を、現実世界とは離れたところに位置づけてしまった)。それに対して、デカルトが、「我思う、ゆえに我あり」で示されるように、疑いようのない〈私〉から出発したことで前進し、そこからフッサールによって確

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    2026年03月26日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    電子ペーパーとタブレット端末とを混同していたので、大きな違いである事を知った 「文章をなめるな!」も大事な認識を得られた 

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    2026年03月20日
  • 教育の力

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    最初の方は、なるほど!と納得して読んだが、途中からだんだんうーん、、となってきた。
    この本で主に言われているのは、公教育では、〈自由の相互承認〉が叶えられるような力を育て、社会政策は〈一般福祉〉の原理で進められるべきだ、と私は受け取った。
    学びの個別化、共同化、プロジェクト化、と展開されているが正直、どれもかなり問題をはらんでいて、うまくいきそうにないな、と教育現場の問題を更に痛感するに終わってしまった。

    最近の授業のトレンドとしては、1時間ごとに目当てを掲げ、振り返りをし、ITを積極的に使用しましょう、友達と意見を共有しましょう、受動的に学ぶばかりではなく、自らの考えを発信発表しましょう、

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    2025年12月28日
  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話

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    本質観取。漠然としたものごとを、質問に答えることで真理に近づいていく手法。自分の考えをまとめるのに、とてもよさそう。
    この本では、哲学者である著者(父)から質問を問いかけて、娘ちゃんが答えていき、ある言葉を自分なりに解釈する。
    私もチャットGPTとやってみようと思っています。

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    2025年12月14日
  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話

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    自分が子供と本質観取をできるかどうかは別として、(自身のファシリテーション力に自信無し)
    本質を知ることは、子供にとっても、生きることを楽にしてくれる、ということがわかった。
    「幸せとは、満たされていることの味わいである」という定義が、自分の考えにしっくり合致した。

    また、本質観取が、絶対に正しい本質を追求するものではなく、みんなが納得できる共通了解を見出す営みである、という民主主義の発想であること希望を感じ、小学校や中学校でどんどん広がって欲しいなと思った。

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    2025年12月13日
  • はじめての哲学的思考

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    哲学と宗教、科学との違いが理解できた。
    人間はどうしても自分の経験でしか物事を語る事が出来ないから、自分の経験は自分の経験に過ぎないという事を自覚しておくべきだと思った。
    哲学書だと思って読み始めたけど、哲学の思考方法を学ぶっていう感じで普段の実生活に哲学を生かせるんだということが面白かった。

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    2025年11月06日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    10代に向けた哲学者による本の読み方、読書ノートの作り方。
    「信念補強型の読書」と「信念検証型の読書」という命名(著者の師匠である竹田青嗣氏の言葉らしい)が分かりやすくてよい。読書だけでなくSNSなんかはまさに「信念補強型」の読み方をしちゃっているなぁと反省。

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    2025年08月30日
  • 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話

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    哲学についてのいろいろは難しかったけど、親子で対話してるところはなるほどね〜と思うことがたくさんあった。
    わたしなら言葉にできないだろうことも言葉にできているこの方の娘さんが凄すぎるなとも思った。

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    2025年05月09日
  • 子どもたちに民主主義を教えよう

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    高次目標を念頭に置いてそれに叶うかどうかで判断しようという点は全ての組織マネジメントに通じるところであるが、作者のプロフェッショナリズムが高すぎて少し読んでて胸焼け。

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    2025年03月08日
  • はじめての哲学的思考

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    ネタバレ

    自分の経験を過度に一般化する=一般化のワナ。有識者会議でも多い。自分の経験にすぎないことを自覚する。=議論を建設的にする方法。

    問い方のマジック=二元論的な問い、どこからが砂山でどこからが砂粒か、人間は平等か不平等か、など。
    帰謬法=相手を言い負かすためだけの議論。相手の主張の矛盾や例外を攻撃する方法。

    超ディベート=共通了解指向型対話=勝ち負けでなく共通の了解事項を探る。

    意味とは欲望のこと。欲望の前には遡れない。何が欲望を抱かせるのか、はわからない。しかし、意味を見いだすのは、ある欲望があるから。
    欲望に基づく信念が生まれる。信念=欲望の別名。信念ではなく欲望で話したらどうか。理解し

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    2024年10月25日