苫野一徳のレビュー一覧

  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    本は編集者、校正者、作者の合作。
    熟成度が高い。
    本を構造的に捉える。背景も含めて。
    問いは何か。どのような方法で解こうとしているか。答えはなにか。

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    2023年07月13日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    中高生くらいの若者向けの読書論。読書をすることでどんないいことがあるのか。どのように本を見つけて読んでいけばよいのか。本から得たものをどのように残していくのか、という三つの章で展開していく。

    本を読むことの意義として、最初に語られるのが「クモの巣電流流し」だ。バラバラだった知識が、ネットワークのようにつながることで、新しい閃きが生まれることを表現した比喩だ。そのため、著者は、本を読むにあたって、広く多読することを重視する。
    また、知識というのは、いつでも何かための「道具としての知識」で、わたしたち自身の興味や問題意識の大切だという。ただ、この自分自身の興味や問題意識を見つけることこそが、実は

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    2023年06月05日
  • 教育の力

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    古い著作ではあるが、ハッとさせられる内容だった。特に、人材の流動性についてと、同質性を求められる空気感についてのくだり。大人もいっしょ。

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    2023年04月01日
  • 「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学

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    能力と欲望の不均衡が不自由、と言うのはまぁ確かにと思ったが、それをどう克服するのかはありきたりというか的を射なかった。

    それよりも引用されていた
    知性は運命を無効にするという言葉が心に残った。

    唯一、思考だけが人間を自由にするのは同意。世界は解釈次第なのだと思う。

    あと、多数のコミュニティを持つとか、個人として認められる場が必要とか、そのへんは実感と一致していた

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    2023年01月26日
  • 愛

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    愛とは何か?それはいかにして可能か、という問いはまさに今自分自身が考えるべき問いだ。

    読み終えたときに、その瞬間の自分なりの答えのようなものを求めて読み進めた。


    内容は、すごく哲学的でわかりにくい。
    だからこそ、そこに包含される意味合いは読み手によって変わり、同じ読み手であってもその読むタイミングによって変わるのではないかと感じた。
    正直、今はよくわからない部分が多かった。

    愛というテーマについて考えるには、とても良い本だと思うから折をみて読み返したい。

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    2022年12月14日
  • 「学校」をつくり直す

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    Twitter社の多くの社員が解雇されたニュースが現代社会の不安定さをよく表している。そんな社会の中では自分が、「自由にそして幸せに生きるためにはどうするべきか?」についての問いを立て課題を解決する『探求の力』が求められる。
    知識を詰め込むだけの学校教育は既に終わった

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    2022年12月04日
  • 教育の力

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    教育という袋小路になってしまいがちな論にひとつの回答を示していてすごい。内容自体には賛成できるところもありつつ全肯定はできないような。

    教育心理学や教育原理などの基本的な知識をもとに論じられているので入門書としても良い。教育万能説、教師万能説への言及もあって、ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思った。

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    2022年10月23日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    速読家の知識は、単なる脂肪である
    一冊の本をじっくり味わう経験が貴重である。


    →ビジネス文書は、すべてに目を通す必要はないが、習得した知識を脂肪とさせるのではなく、筋力として、有効に使うべきである。さらさら読んでしまうことが多いので、自分の中に定着させられるように、意識して読みたい。

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    2022年10月04日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    本を読むと、頭の中に知識のネットワークができ、僕たちをグーグルマップにしてくれる。
    解決したい問題に出会ったとき、頭や目が威力を発揮して、進みたい道へ、自由に歩き出せるようになる。
    本当にやさしく、でも本質を突いた、本の読み方を紹介してくれます。
    今まで読んだ読書術、読書論の中で、一番良かった本です。

    日本語で”教養”と言うと、実生活には大して役に立たないけれど、知っているとちょっとかっこいいたくさんの知識、というようなイメージがあるかもしれません。
    でも、哲学――物事の”本質”を深く考え抜き洞察する学問――の世界では多くの場合、この言葉は、わたしたちがより「自由に生きるための知恵や知識」を

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    2022年10月03日
  • 「学校」をつくり直す

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    蓋を開けてみれば総合探究の回し者の本でした。 共感出来る部分は多々ありますが プロパガンダ的なところも多々あります。 探究だけやっていれば読み書きそろばんも全てできるというのは暴論かなと。

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    2022年07月17日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    良い言葉がたくさん詰まった一冊。

    異なる他者との間により深い了解関係を築くには、十分な言葉があればそれがなし得る。そのためにも、言葉をためる 必要がある。言葉をためるって表現がいいなぁ。

    加藤先生の 文章をなめるな もあらたな気づき。
    自分を開いて、傷ついて、何度も何度も書き直す、それが文章をかくということなのだ。
    謙虚な姿勢で、文章にのぞみたい。

    自分の信念に都合の良いように解釈するのではなく、信念検証型の読書で、教養のクモの巣 を張り巡らせ、いつか ヘウレーカ! の感覚を手にするぞ。

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    2022年07月08日
  • 「学校」をつくり直す

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    P.16〜 落ちこぼれ 吹きこぼれ
    「皆で同じことを、同じペースで、同じようなやり方で」管理・統率型のシステム
    「規律とドリル」

    小1problem
    ルソー『エミール』

    P.33〜 active learningのやり方を先生が細かく指定する問題→「一斉アクティブ・ラーニング」

    P.37〜 体罰
    デュルケーム『道徳教育論』

    学級
    柳治男『学級の歴史学』
    ニーチェ『ツァラトゥストラ』

    第2章 先生もつらい
    授業の画一化 〇〇スタンダード
    ユニバーサルデザインに基づく授業、ケアの思想
    障害など

    EBPMエビデンス・ベースト・ポリシー・メイキング
    +哲学、教育学的センス?

    学力調査の方

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    2022年05月20日
  • 子どもの頃から哲学者

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    どんなにこじらせても、絶望したとき人は前に進める。便所飯のパイオニア、躁ウツ8年間、人類愛教の教祖さま・・・孤独や絶望にもがく、ふり幅が広すぎる著者の半生はめちゃくちゃ面白くて共感できるところがたくさんあります。生きる苦しみに「哲学は役に立つ」。哲学も哲学者も身近になるとってもおすすめの哲学入門。

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    2022年02月24日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    初挑戦のQシリーズ。でもこれ、プリマーとの住み分けは?それよりも更に読み易く、ってことかな。短いし、イラストもふんだんに使われているし、確かに読み易いことは間違いない。まずは自分の好物たる読書論を読んでみたけど、本シリーズの他作品にも是非あたってみよう。

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    2022年02月21日
  • 愛

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    少しずつしか読み進められなかった。私にとってタイミングが合っていなかったのだろう。愛(特に性愛)を他者の言葉でしたり顔で語る季節は遠くに過ぎ去ってしまい,今はもう愛を自分の枠組みの中で収めてしまっている。基本は自己の拡張であり,対象を自分の一部であるかのように大切にする行動を導くものが愛だろう。自分が自分を大切にできないなら愛することは難しい行為。自分を大切にするためには大切にしてもらう体験,つまり愛された経験が必要だろう。愛が普遍的なものであるならば,社会装置としての愛概念ではなく,生物学的な基盤があると思う。誰かを何かを愛しているか?誰かに愛されているか?どちらの問いにも確信を持って答えら

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    2022年02月16日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    なぜ本を読むのか、本を読むと自分にどんなことが起こるのか、どんなふうに読むのか、そんな問いにこたえてくれる一冊。本を読むと広い視野を持つことができる。本を読んで“言葉をためて“いくと、他者との間に深い了解関係が生まれる。進みたい道へ自由に歩き出すために、本を読もう。司書の活用法もありますよ。

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    2021年11月08日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    #未来のきみを変える読書術
    #ちくまQブックス #苫野一徳
    哲学者苫野一徳さんの本。ご自身の豊富な読書経験からか、「レジュメを作るのに値しない本」と表現されていたのにはひっかかった。どの本もきっと作り手が一生懸命世の中に送り出したものなのに。価値を決めるのは個人。これが一般化のワナ?

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    2021年11月08日
  • 愛

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    愛ってなんなんだろうと思って読み始めた本だけれど、さまざまな人が愛について語っていて、何が何だかよくからなくなった。
    恋愛、性愛、友愛、親子愛などさまざまな愛があるけれど、人それぞれ定義があって、みんな捉え方が違うものなんだなぁと感じた。

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    2021年11月06日
  • 未来のきみを変える読書術 ──なぜ本を読むのか?

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    学生向けに簡単に書かれている本だった。
    その分読書を通して得られるものなどがわかりやすく表現されていた。
    ◯自分の人生を導いてくれるマップを手に入れること
    ◯知の構造を手に入れる

    梅棹忠夫
    知的生産の技術
    竹田青嗣
    中学生からの哲学超入門
    ゲーテ 竹山道雄訳
    若きウェルテルの悩み

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    2021年10月10日
  • はじめての哲学的思考

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    哲学の奥義。本質観取を解説している。共通了解を作り出す努力として哲学を捉えている。ニセ問題の指摘が面白かった。

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    2021年06月26日