どのような教育が「よい」教育か

どのような教育が「よい」教育か

1,925円 (税込)

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〈よい〉教育とは何か。根本から徹底的に考える。「ゆとり」か「つめこみ」か、「叱る」のか「ほめる」のか──教育の様々な理念の対立はなぜ起きるのか。教育問題を哲学問題として捉えなおし現代教育の行き詰まりを根本から解消する画期的著作! (講談社選書メチエ)

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どのような教育が「よい」教育か のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年12月30日

    「教育の力」を読み、著者の苫野先生に興味を持って読んだ本。

    教育とは何か
    私たちはどのような生を欲するか
    「よい」社会とは
    「よい」教育とは

    丁寧に、歴史から、人間の欲望から解き明かしていきます。 
    読むには時間と体力が必要ですが、濃密な時間を過ごすことができると思います。

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    Posted by ブクログ 2020年02月15日

    どんな問いには正解がなく(正解をめぐって議論しても意味がなく)、どんな問いなら答えうるかという視点で話がすすんでいくので、すっきりした。自分の体験を一般化してしまうことなく、また相対主義で止まってしまうのでもなく、教育についての話を前にどう進めるか、というのはとても興味深かった。結論として、よい教育...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年10月10日

    人は自由のために生きる。
    でもその自由とは何でも好き勝手にすることではない。
    そういった行いはむしろ自分を苦しめる。
    自由とは制約がある中で自分がやりたいことを
    やりたいようにいきていると感じることである。
    自由のためには教養と知識が必要。
    生きるための教養とは学習とルール感覚である。

    子どもはそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月05日

    教育哲学の観点から、よい教育とは何かを、いろいろな哲学者や社会思想を引用しながら、教育問題が迷走する根本の原因と、2つの大きな思想の中でのバランスを追い求める教育についてまとめている。

    基礎的な哲学の人物や考えはある程度理解して読まないと理解しづらいと思った。また、1章を経験主義からくる規範と事実...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月01日

    教育という問題に関する独断論と懐疑論に対して、
    それらとは違った方法で何らかの答えをだしうるはずではないか、という感度をもつ、
    若手哲学者の1冊目。

    これは竹田哲学の方法でもあるが、
    現象学の「なぜそう感じたのか」という問い方と、
    ヘーゲルの「自由ということを互いに認め合う」という条件の下で、
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    Posted by ブクログ 2012年10月04日

    ・どうして今までこの「議論の形式」が一般的になっていなかったのか不思議。これを以ってようやく盲目的な主張の「門前払い」ができるようになったと思います。

    ・果たして「幸福」が〈自由〉に包摂されるのかは疑問です。しかしこの場合、社会構想をする観点からは、個人の嗜好によってバラバラな「幸福」よりも、一律...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月08日

    とある教育イベントで著者の苫野一徳さんがご登壇されたのをきっかけに読んでみようと決意しました。
    数ある書籍や論文などで「これが、これこそがよい教育だ!」と訴え続けられているなか、哲学的観点から「絶対によい教育などない」とし、多くの人たちが承認できる“よい”教育は何なのかを、一冊のなかで模索していく書...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月23日

    教育哲学の概説書。ヘーゲルやデューイなどの思想が教育をどうとらえているかを解説。入門書としてはうってつけだと思うが、現実の教育政策や教育をめぐる俗論に対してどのように向き合うかについての分析や主張はまだ弱く、本書でも引かれている広田照幸が言うところの教育学における規範の欠如や、教育哲学の「弱さ」を乗...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月04日

    以前、講演で聞いた内容が詳細に論じられていた。
    「教育とは何か」を、哲学から編み上げていく本。

    政治哲学や社会理論まで広い視野から論じられていて、部分的に難しかったが大体は分かった。
    しかし僕のような趣味で教育を勉強している人にとっては、ここまで詳細な議論は要らず、講演で聞いた要約だけでも十分だっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月10日

    現象学的視点でよい教育について論じる。相対主義のpitfallに落ちないために,相互に自由に生きていくことを了解する社会の一般意志と一般福祉の実現を規範として捉える。前半は主張の学術的根拠について,後半はよい教育,よい教師についての具体的な考え。より実践的なことについては続編の「教育の力」に続く。

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