【感想・ネタバレ】はじめての哲学的思考のレビュー

ユーザーレビュー

ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年07月15日

絶対的な答えのない哲学を敬遠し、あまり面白くないと思ってきたが、哲学的思考は魅力的かつ人間にとって非常に重要なものであるということを認識することができた。誰かと議論をするとき、建設的ではない議論になってしまうことが度々あった。そのようなとき、「なぜ自分の考えを理解してくれないのか」「自分の意見の方が...続きを読む圧倒的に正しい」などという考えを持ってしまっていた。しかし、自分の主張を全面的に押し出すのではなく、自分の主張の根底にある欲望と、相手の主張の根底にある欲望それぞれをすり合わせることが必要であるということに気づかされた。本書にあるような考え方、議論の仕方を実践していき、より良い第3の意見を創り上げられる能力が、この社会では求められているのではないかと感じた。この本をきっかけに哲学に対する興味が増したため、さらに多くの哲学関連の書籍を読み漁ってみたい。

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Posted by ブクログ 2020年03月22日

超お勧めです!
哲学対話、本質観取をやってみたいと思いました。
答えの出ないもやもや、そもそも答えはあるのは、私たちが知ることが出来るのか。
なぜ人を殺してはならないのか、生きる意味とは何だろうか、人生に関するものから社会の難問までを解き明かす、哲学の考え方を知ることができます。
一般化の罠、問い方...続きを読むのマジックなどにも注意が必要です。
サンデル教授の白熱教室に意味が見いだせなかった理由も、本書を読むとよく分かり、整理され、納得しました。

「あったのいっていることは絶対に正しいといえるの? それって絶対なの?ぜぇぇぇったいなの?」
と。
こういわれれば、どんな人でも「い、いや、絶対かっていわれたら、ちょっと......」と口ごもらざるを得ない。
晴れて、僕たちは相手をいい負かすことができる。少なくとも、相手を否定しつづけているかぎり、議論に負けることはない。
でも、これはやっぱりあまりにむなしい論法というほかない。 ー 77ページ

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Posted by ブクログ 2020年03月14日

*哲学とは、さまざまな物事の
「本質」を捉える営みのこと*

・本質とは、「共通了解」のこと
・哲学は人間的な「意味の世界」を扱うもの
・科学は「事実の世界」を観察や実験によって明らかにするもので、哲学があって初めて成り立つもの
・宗教は絶対的な正解のない問いに「神話」で答えを出すもの


*哲学の...続きを読む最大の意義は
「思考の始発点」を敷くこと*

◇思考の始発点とは?
・わたしたちの「確信」や「信憑」であり、その原点は「欲望」
・欲望は、確かめ可能な最後の地点

◇なぜ思考の始発点を敷くことが必要か?
・誰もが納得できる思考の始発点を定めることができれば、その土台の上により実践的な力強い思考を積み上げていくことができるから
・逆に、思考の始発点を間違ってしまったら、それに続く思考は全部的を外してしまう
・たしかな思考の始発点を定めることは、哲学の命

◇どうやって思考の始発点を敷くか?(抜粋)
・「一般化のワナ」に注意する
→自分の信念や経験をただ相手にぶつけるのではなく、「ひとりよがりかもしれない」と自覚した上で相手に投げかける
・「問い方のマジック」に引っかからない
→「あちらか、こちらか」ではなく、問いの立て方を変えて「あちらも、こちらも」どちらも納得できる「第3のアイディア」を考え合うこと
・「事実」から「〜すべし」を導かない
→事実から当為は直接導けない。事実を自分の都合の良いように利用しない。それぞれの欲望を互いに投げかけ合い、その上でみんなが納得できる「べし」を見出し合おう
・「命令」の思想ではなく、「条件解明」の思考をする
→「困っている人に手をさしのべよ」ではなく、「どうすれば人を助けたいと思うようになるのだろう?」と考えること



もーーー!!すばらしかった!!
哲学?なにそれ?たのしいの?
っていうレベルだったけど(ひどい笑)
めちゃくちゃわかりやすくて超超面白かった!!
宗教や科学との違いについても理解できてよかった。
哲学って、すべての根源というか、
何をするにも必要なことというか…
すごく身近なものに感じた。

哲学って大事!すばらしい〜!!
この本に出会えたこと、
こんなすばらしい本を書いてくれた、
著者の苫野一徳さんに感謝です!\(^^)/

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Posted by ブクログ 2020年01月29日

竹田青嗣先生の弟子の方の著作なので、竹田現象学=欲望論に基づいた、極めて簡明で実践的な哲学の本。宗教・科学・哲学の関係と違いにはじまり、哲学的思考を学ぶことによって、解決できる世の中の問題がこんなにあるんだなと実感できます。

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Posted by ブクログ 2019年11月27日

苫野先生が提言してくれた哲学的思考は自分によりよく生きるための術を授けてくれた。生きている上で、他者と対立することはある。そのときにいつも「欲望相関性の原理」を思い出す。
「この人のこの意見はどのような欲望からもたらされているのか?」
「どうすればお互いの欲望に共通了解を見出し、第3の解を見出せるの...続きを読むか?」
と原理的に考えることができるようになった。

教師は子どもたちにとって大人のモデルとなる1番身近な存在だ。
対立するときに、相手を攻撃するだけではなく、対話を通して他者と共存していく姿勢を見せなければならない。

ふと思ったのが、
SNSなどで、職場の悪口をあげる教員は子どもたちにとってその姿は相手との共通了解を求める姿になっているといえるか?
ということ。

僕も気をつけなければならない。

常に原理に立ち戻るということを忘れてはいけないし、
力強くも分かりやすい原理を提示してくれた本書に感謝したい。

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Posted by ブクログ 2019年05月17日

哲学ってそもそも何なんだろう、何の役に立つんだろうという疑問に答えを提示してくれた。
哲学は、一般的にイメージされているような、答えの出ない問いを考え続ける学問ではなく、絶対の真理を求める学問でもない。全ての人が納得しあえるような、「共通了解」を探しす学問であることが分かった。本書で紹介されていた哲...続きを読む学的思考の奥義は、これから様々な場面で使えそうだと思った。

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Posted by ブクログ 2019年03月08日

誤解しやすい「哲学」そのものについて、わかりやすく解説してくれている良書籍。
哲学的に物事を捉えるには、共通了解志向型対話(超ディベート)が重要であると筆者は考えており、決して相手の意見を否定し合うもので哲学的了解は得られないと指摘している。

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Posted by ブクログ 2018年12月27日

哲学とは何か
共通了解を見出すこと
考えの根本には欲望が存在する
一般化のワナに気をつける
物事の本質を考える

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Posted by ブクログ 2018年10月12日

哲学的思考とは、物事の本質を明らかにする思考法なのだ。
科学者は、哲学的思考を併せ持つべきだ。
哲学の本領の半分ぐらいは、ニセ問題を意味のある問いへと立て直すことにある。
 Q.私たち人間が生きている絶対的な理由はあるのか、ないのか?
 Q.人間は、いったいどんな時に生きている意味や理由を感じること...続きを読むができるのだろう?
哲学の最大の意義は、思考の始発点を敷くことにある。
僕らは世界を、僕たちの”欲望”や”関心”に応じて認識している。

ある事実を根拠にどれかひとつの「べし」を特権的に導きだすことなんてできない。
「最近の若者は、就職しても嫌なことがあるとすぐ仕事を辞めてしまう。だから、もっと幼い時からスパルタ教育をすべきだ」
「最近の若者は、就職しても嫌なことがあるとすぐ仕事を辞めてしまう。だから、社会はもっと若者たちの心のケアに力をいれるべきだ」
できるだけみんなが納得できる「べし」を見出し合うこと。

人を殺してはならない最も根本的な理由。それは、「「人を殺さない」ということが、長い戦争の歴史の果てに、人類がついに見出した「ルール」だからなのだ。

「震災ボランティアをやらないお前たちは人間として間違っている」というのではなく、
「人はどのような条件が整った時にボランティアをしたくなるんだろう」と考える。(条件解明の思考)

?対立する意見の根底にある、それぞれの「欲望・関心」を自覚的にさかのぼり明らかにする。
?お互いに納得できる「共通関心」を見出す。
?この「共通認識」を満たしうる、建設的な第3のアイディアを考え合う。

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Posted by ブクログ 2018年07月03日

哲学的思考
難しく思えるけど、日々の中で疑問をもつこと、その疑問の答えを考えることが哲学なんだと感じた。

白と黒でモノゴトを考えてしまいがちである。
しかし、グレーもしくは新しい色を作り出すこともできる。
妥協ではなく、第三の道をつくることができることを忘れないように!

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Posted by ブクログ 2018年05月08日

タイトルに「はじめての」とある通り
とても読みやすい本です

目の前に広がる世界は「解釈」によって成り立っていること
「問い方のマジック」によって人を欺けること
そして、とことん対話することによって
真実や異なる意見の共通了解を得られると知らせてくれます

「問い方のマジック」とは
Aか?Bか?と問...続きを読むわれた時
どちらかが正解かと思わされてしまうことです

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Posted by ブクログ 2018年01月20日

哲学は日常で使われる。
超ディベートで問題を深掘りし、欲望を見つけたり、話し合いをする際の間違ったテーマ決め。本質観取のやり方などが載っている。
これを読むと誰かと哲学したくなる。

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Posted by ブクログ 2017年08月23日

これはいい!
何がいいかといえば、ここで書かれていること全て。ものの見方、考え方についてとても分かりやすく、シンプルにまとまっている。それでいて実践的。いやぁ素晴らしい。
「問い方のマジック」などついついやってしまっている自分の言動に注意しよう。

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Posted by ブクログ 2017年07月07日

哲学の考え方を教えてくれる本。
これからの社会をいかに生きていけばより生きやすいのかを教えてくれる本。

絶対、なんてないけれど、
きっとひとつの標になるような本だと思います。

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Posted by ブクログ 2017年05月12日

【これで哲学できる】
びっくりするほどわかりやすい、
哲学的思考法の入門書です。
宗教と哲学と科学の関係。
問いの立て方と考え方のコツ。
一般化のワナに引っかからないこと。
「欲望」の次元から考える。
読みおえた日から、考え方が変わります。
出会えて嬉しい本でした♪

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Posted by ブクログ 2020年01月28日

哲学といえば答えのないものの印象があるけど、そうではなく共通解を見つけることが大事なのはなるほどと思った。二項対立といったそもそも答えがないものに、無理やり答えがあるようにみせる間違った問いを見抜くことが大事なのは割と目からウロコだった。
また、人々の信念の対立はそもそも欲望であることを理解し、そこ...続きを読むから話し合うことが大事だと知れた。

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Posted by ブクログ 2020年01月13日

苫野先生の本はいくつか読んだが「哲学」の考え方を丁寧に説明している本、だと思います。哲学を用いてどのように生きればいいか、どのように物事を考えたらいいか、苫野先生の本で紹介されていたことが詳しくわかる本ではないかと思います。
個人的には「宗教」の説明がとてもわかりやすく、「キッチン掃除」に笑いました...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年06月05日

哲学とは何かー。この本はそれをとても分かりやすく解説してくれている。
自分自身哲学に対する偏見が思いの外強かったということを思い知らされた。

この本をきっかけにこれからの物事の考え方、議論のしかたを見直していきたいと思った。

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Posted by ブクログ 2019年04月27日

信念≒欲望

欲望の次元までさかのぼったうえでお互いに納得出来る共通関心を見出す。そして建設的な第三のアイデアを考え合う




哲学は好きだけど、読んだ内容よく忘れるし、そもそも理解してるのかも自分でわかってないことが多い(笑)
この本は哲学「的思考」。しかも「はじめての」なので、気軽にサクッと読...続きを読むめる。

サクッと読めたわりには、対立する主張や異なる価値観同士の対話に希望を持てる本

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Posted by ブクログ 2018年09月08日

対話し、共通項を探し、より良い認識を得る。おそらく著者はヘーゲルとかルソーが好きなんでしょうね。
思考実験を否定するのには反対です。
そもそも思考実験も、思考する中でよりよい結論をだすのが目的でしょうから。

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