【感想・ネタバレ】はじめての哲学的思考のレビュー

あらすじ

誰もが納得できるような考えに到達するための、力強いさまざまな思考法に満ちている哲学。その思考法のエッセンスを、初学者にも理解できるよう伝える。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

大学で哲学的なレポートをかいていたのにそもそも定義すらちゃんと分かってないなと思い、わかりやすい本を探して読み始めた。

分は平易でとても読みやすい。
特に問い方の罠に関しては世の中にこういう設問無限にあるよなあと思いながら、如何に今まで設問を疑うということをしてこなかったのかという気持ち。

また、日常生活に役立つことも多く、例えば哲学は意味の世界だからこそ意味付けにより如何様にも自分の幸福を追求することができるというのとは希望であると感じた。

というか哲学ってそもそもスタート地点を探すのが難しい学問なせいで地に足がつくのに相当の時間がかかったんだな。地面とは、足とは……みたいな話をずっとしてたんだなあ。
だからこそニーチェの神は死んだ って面白い言葉だと思っていたけどめちゃくちゃ意味のあるパラダイムシフトだったんだと思う。

また、最後の方は筆者の意見なども(例だからだが)モリモリで、これこそ設問を疑えということなのか?と思いつつ楽しく読んだ。

入門書としてとても素晴らしい。
ちくまプリマー新書は一度手を出してみたかったが1冊目がこちらの本で良かった。

というか俗な言葉だけど冷笑界隈って昔からあったんだな。
うおw徳の騎士wみたいなのがあったと思うと笑える。

0
2026年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

哲学に興味があったので購入。
親しみやすい文体でとても読みやすかった。
なにより、よくある疑問…例えば、「なぜ悪いことをしてはいけないのか?」といった倫理的な問いに対する考え方や、「真っ向から対立している意見に対して、どう建設的な議論をしていくか」、「そのためにはどのような考え方をすればいいのか」といった具体的な方法論に触れられていたのでとても勉強になった。

古今東西の著名な哲学者たち、また有名な思考法や概念などにも言及がありわかりやすく解説してあるのもありがたい。もっと詳しく知りたい場合は、原著やほかの本に触れてみるのがよいかも。

哲学とは何か、実生活にどのように活きる(活かせる)のか…をなんとなく理解できたような気がした。おすすめ。

0
2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

確信や信憑のような意識作用を疑うことはできない。
→思考の出発点
確信や信憑は自分たちの欲望に応じて抱かれる。
→欲望相関性の原理
お互いの欲望・関心を明らかにした上で、納得できる共通了解を見出すことが哲学的思考である。

0
2024年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若年層を対象に書かれた本だと思うけど、知識のない自分にはちょうど良かった。職業柄「事実」を大事にしがちだけれど、そこから「当為を導かない」って本当に大事だなと、特にコロナ禍を経たのもあって、思った。

0
2024年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「苫野一徳」月間、2冊目
最初の一冊にはこれがベストか?!
哲学的思考の奥義(一般化のワナ・問い方のマジック・超ディベート・欲望相関性の原理)に加えて、哲学対話も本質観取の実例はとても興味深かった
とはいえ、やっぱりこれは実際にやってみないと実感が伴ってこないかも
最近は学校でも探求の授業等での取り組みをよく目にする
高校生でこういう時間が持てたら面白いだろうなぁ〜

0
2023年10月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の経験を過度に一般化する=一般化のワナ。有識者会議でも多い。自分の経験にすぎないことを自覚する。=議論を建設的にする方法。

問い方のマジック=二元論的な問い、どこからが砂山でどこからが砂粒か、人間は平等か不平等か、など。
帰謬法=相手を言い負かすためだけの議論。相手の主張の矛盾や例外を攻撃する方法。

超ディベート=共通了解指向型対話=勝ち負けでなく共通の了解事項を探る。

意味とは欲望のこと。欲望の前には遡れない。何が欲望を抱かせるのか、はわからない。しかし、意味を見いだすのは、ある欲望があるから。
欲望に基づく信念が生まれる。信念=欲望の別名。信念ではなく欲望で話したらどうか。理解し合えるのではないか。=超ディベートの方法。

欲望を知れば自分と折り合える。
不幸とは欲望と能力のギャップである。
欲望を変えることができる=人間の希望。

欲望がわからない場合=自分が何をしたいのか、何を欲望しているのかわからない。その場合は、1,価値観、感受性を刺激するものにたくさん触れる、2、掃除する=何でもいいから行動する、ことでほんのわずかな意味を知る。

~すべし、=当為、という。事実から当為は導かれない。事実からわかるのは解釈だけ。
客観的な事実に依拠して当為を導くのは、事実を都合よく要望の材料にしているだけ。
人を殺してはいけない、という当為は、自由の相互承認というルールを編み出したからこその当為。人間だから、という事実からではない。遺族のことを考えたら死刑を認めるべき、も成り立たない。

思考実験は問い方のマジック、であることが多い。中間の答えを探す。

0
2024年10月25日

「学術・語学」ランキング