佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■勝手に予告編
『はい。Z県警察110番です。事件ですか。事故ですか』
壁一面を覆う巨大なスクリーンに、三十六個の様々な情報が映し出された通信指令室。
それらを瞬時に理解し、適切に対処する十二人の精鋭に、早乙女廉と小洒落た名前を持つ僕も、一応は含まれている。
1日に1,200件の通報が入電する指令室では、時に謎めいた通報が舞い込んでくる。
『家が盗まれました』『幽霊を退治してください』と、いたずらにも思える内容に呆れていたが、すらっと延びた細い腕が『三者』のボタンを軽やかに押す。
「お電話かわりました。〜中略〜、君野です」
さぁ、名探偵の降臨だ。
■読後の感想
通報者の会話だけで謎を解く展開が面白い本作は、発売当時から書店で気になっていたのに、気がついたら5年以上が経っていました(^_^;)
たまたまBOOKOFFで見つけたので買ってみたのですが、語り手の僕こと、早乙女廉の優柔不断さやモラルのなさにイライラしっぱなしでした。
君野さんの凄さを魅せるだけで良かったのに、なんで対比させるかの如く、早乙女という男を表現するのかな?と理解に苦しむ。
しかも恋愛模様まで匂わせていますが、私だったら早乙女にときめかないです(^_^;)
続編も、早乙女との距離感が縮まっていく展開かと思いますが、そこはスルーして謎解きだけ楽しみます♪ -
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
シリーズ初の上下巻。
作者の作品の主人公は特殊な能力を持ってることが多いけど、今作の鳴海桜子も絶対音感を持ち、相貌喪失と言う設定。
他の人の感想にもあるが、顔が分からないのに、刑事がつとまるのか、と言うのは同感。
だが、バディを組む音喜多と一緒に数々の事件に挑んで来たが、今回の相手は所謂シリアルキラー。
以前の作風より、ライトタッチでは無くなっているのだが、果たして今回のように犯人が入れ替わり続けるのは、ミステリーとしてありなのか?
犯人たちの動機がイマイチ共感し難く、ただ単に話を拗らせてるだけの後半がちょっとつまらなかった。
流石に毎回桜子のいる所轄で事件が起きるのは不自然なので、これを一区切りに新しいフェーズに入るのだろうか?