佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
棚刺しで目があった、初読の作家さん。
…と、思ったら、アミの会のアンソロですでに読んだことがあったらしい…。
(神座クロニクル)
どの話やったのかは覚えてないけど、あのアンソロはどの話も面白かったで、きっと面白かったのでしょう。(ざっくりしとんな)
さて、初読ではないとはいえほぼ初読のような、しかもミステリ。
普段なら手に取らんと思うんやけど、なんとなく気になって読み始めてみたら、うっかり面白かった…。
長編ミステリはもう記憶力がついていかんけど(笑)、短編は楽しんで読める!
昔は短編は読みづらかったのになあ…(笑。娘がいま同じことを言うている)。
そして、この小説は、犯人と探偵とモブしか登場しないというわかりやすい仕立て。
いいよ。いい。ここまでそぎ落としてくれたら犯人の言動に集中できるから、
「あ! なるほど、そういうこと!」
と、いう体験ができてとても気持ちがいい。
さらにいぶき先輩と早乙女くんの間にもいろいろあったりなかったりなのが、重要なのかこれ…(笑)。ほんまにラブは生まれるんか…? てか、ここにラブっている…? (笑)
と、思いつつ、なんと続編もあるようなので予約した。
面白い~。
なんか、初期のころの大倉崇裕氏を彷彿とさせるなと思ったけど、大倉崇裕氏もアミの会のメンバーやったと思うので、なんちゅうか、同じようなセンスというかなんというか。
(作家に対して失礼なのかもしれへんけど読者としては助かる) -
Posted by ブクログ
audibleで。ストーリーは小学校に迷い犬が現れた出来事から始まる。日付けが前後しながら、事件の全体像が少しずつ分かってくる。警察が追う事件と島原で病に倒れている男の事情が語られるにつれ、焦点があっていく。1人の少女と男と犬。うまくいかないこれまでの3つの人生が交わり、互いを思いやる気持ちが溢れて、うるうるした。全て明らかになった時、それぞれには別れが待っていたけれど、その先にはまっすぐな道が見えた気がした。
犬好きからすると、(たとえクララに宿っていた魂があったとしても)犬と確かな絆を持てる人に"悪人"はいない、に尽きるストーリーに満足。 -
Posted by ブクログ
事件がなかなか起きない。でもタイトルの通り絶対殺人はあるんだろう。いつ誰がとドキドキしながら読み進めた。序盤に事件が起きない分、期待を超えない時の不安があったが、どんでん返し系ミステリーの醍醐味である最終章、最後行でしっかり驚いて、戦慄する。最後までページを捲る手が止まらない物語だった。
登場人物は不幸の渦に飲み込まれていくが、誰かが絶対的に悪いようにも思えない。それぞれが秘めた想いがあり、それが伝わらない・噛み合わないことで、お互いの不信感はさらに積もっていく。人から人へも波及するその連鎖が止められなくなって、遂には最大の悲劇に繋がってしまうようにみえた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレはじめの部分はあまり慣れなかった。
どういう形で物語が進んでいくのか読めず、核心もなかなかでてこない。
少女の虐待についてのさまざまなひとの証言らしいことがわかると、次第に早く次へ次へとのめり込んでいった。
少女が殺された話かと思ったが、
もしかしたら違うかもしれないと勘ぐりはじめ
誰が殺されたのかは終盤までわからず、
ただ、まあ多分アイツが死ぬんだろうなという予測がだんだんつく。
自分含め、おそらく多くの読者のその予想は当たることになるが
まさか殺人がその1件だけじゃなかったことは予想外だった。そしてそれに手を下した人物も。
悲しく、そしてゾッとする結末。
あまりにも救われない物語。
軽く関わっただけの証言者はともかく
深く関わっている主要人物の誰も救われない。
幸せになったのは…誰??