佐藤青南のレビュー一覧

  • お電話かわりました名探偵です

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    大好きな作家さんの1人佐藤青南さんの通信指令室を舞台にした短編集!ちょっとしたどんでん返しあり心がホッコリする話ありでとても面白く尚且つ読みやすくてサクッと読めてしまいました!主人公と息吹先輩の今後も気になるし続編も絶対読みます!

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    2024年04月20日
  • 連弾

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    これは...「凄い」(^ ^; 緻密なストーリーの組み立てが凄い(^ ^; 犯人の行動の原動力となっている「狂気」も凄い(^ ^; 

    ⚪︎⚪︎ガールシリーズで知られる佐藤西南氏だけあって、メインの探偵役はいたいけな(?)女性刑事。温大卒で音楽隊採用なのに、なぜかバリバリの一線で刑事として活躍している。が、起こる事件は陰湿で根が深く、その背景もかなり救いがない。

    章ごとに過去と現在を行ったり来たりする構成で、最初のうちは何が何やらさっぱり分からない(^ ^; 刑事たちは「現在」でとある殺人事件を追っている訳だが、過去の登場人物は事件とは何の関係もない子供達で...(^ ^; でも、ジグソーパ

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    2024年02月15日
  • お電話かわりました名探偵です 復讐のジングル・ベル

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    前作が面白かったので、「その前」のシリーズ第一作を買いに行ったら、売ってなくて(^ ^; 代わりに「第三弾」である本書を購入。安定の面白さと、相変わらずの「中学生の初恋」レベルのもどかしい恋模様が微笑ましい(^ ^

    が、今回は序盤からいつになく不穏な動きが見え、終盤に向かってサスペンスフルな展開が(^ ^; 章タイトルの「名探偵たち」に込められた、意外な真実(?)に驚く(^ ^; クライマックスの意外すぎる幕引き(^ ^; ...と、後半は怒濤の展開(^ ^; 管理官に配られたお菓子食ってる日常とのギャップがすごい(^ ^;

    気がつけばあっという間に読み終わっていた、という感じの一冊(^

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    2024年02月08日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    何の予備知識もなく、「あ、佐藤青南...」程度で手に取って購入。おかげで、これがシリーズ物の「第二弾」であることに読み始めてから気づき(^ ^;

    登場人物紹介的な意味では、やはり「途中参加」なので若干分かりづらい部分もあったが、大筋としては本作から読み始めても無問題。ストーリー的には一話完結の連作短編集。

    主人公と「万里眼」先輩とのビミョーな関係性が、前作を読んでるともっと分かるのかも知れないが、何というか「中学生向けラブコメ」みたいな感じで(^ ^; もどかしくもくすぐったい(^ ^; 惜しむらくは、ネガティブスパイラル陰キャの主人公に、「好意を寄せられる」要素がもっと見えると、納得した

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    2024年02月07日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    こんなにも「何一つ良いことのない」主人公は初めて(^ ^; やることなすことすべて裏目に出て、踏んだり蹴ったり、煮たり焼いたり、噛んだり殴ったり(^ ^; そして何もかもが釈迦の掌の上という...(^ ^;

    普通こういう小節だと、屑なのに女にもてたり、途中で覚醒したりして、どうにか溜飲を下げられるものだが、皆無(^ ^; 作者のどSっぷりは、もはや心地よいほどで(^ ^;

    それでも、どんより暗くなったりせず、サクサク読み進められるのは作者の筆力のなせる技でしょう。公文氏がいい味出しまくり(^ ^

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    2024年02月05日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    楯岡絵麻シリーズ8作目。絵麻の活躍というよりサイドストーリが確り語られる方向になっている。2話目の「歪んだ轍」は間違いなく傑作。これだけでも読む価値ある。

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    2024年02月01日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    楯岡絵麻シリーズ7作目。前作に引き続き1冊でひとつのストーリ。頭抜けて面白いとか秀逸なストーリではないが、西野の高校時代の友人・琴莉との恋愛が絡む物語は個人的に好きなお話だった。

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    2024年01月31日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    なんだろう、このタイトルは?エアコンのメーカーのような、女子中学生のヘアスタイルのような。
    佐藤青南さんのこのシリーズは8作目、比較的飽きないのは、毎回新しいキャラが登場するからだ。
    今回は短編4作。楯岡絵麻、西野ペア、筒井、綿貫ペアも健在で、面白い。そこに既出の人物や新キャラが加わり、新しい展開も予想でき、今後が楽しみになった。

    今回も行動心理学用語でバーナム効果が出てきた。フォアラー効果とも言うが、一般的に当てはまる事を占い師が言って信用させる手法のひとつだ。新キャラは、林田シオリ、彼女もわかっているようだ。

    そして題名の意味が最後の最後でわかる。と同時にゾクっとした。終わり方も秀逸だ

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    2024年01月17日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    とにかく読みやすくて面白くて一気読みしました!

    登場人物はかなりクセ強だけど
    そこが特徴的で良い!
    実写化しても面白そうだな〜と思いました。

    そしてしっかり固定概念が崩されました。

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    2024年01月13日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    今回の題名は、魅力的な題名だ。視覚的断崖という三次元の感覚は生まれながらに人は持っているのだろう。YouTubeなどで見かける下がガラスで絶壁のところには、たとえ安全だと分かっていても、恐怖心から足を踏み入れたくないものだ。

    題名だけでなく、登場人物にも魅力を感じる。6冊目にして最強のボスキャラが出てきたようにも感じる。私の恩師は他界したので、話すこともできないが、懐かしさが込み上げて来た。

    催眠商法から始まり、その店主が殺害される。そこから事件がさまざまな方向に散らばっていく。読み応えがある作品だ。
    SF商法と借りの心理、返報性の法則、なんだか私自身が引っかかった経験がある。同調効果は日

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    2023年11月18日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    とても面白かった。
    佐藤青南さんの一冊目になります。
    結論からするととても良かったです。
    話の展開、伏線の拾い方、ネタバレの仕方が自然で
    ほぼストレスなく一気に読みました。
    他の作品もぜひ読みたいです。
    おすすめですね。

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    2023年10月20日
  • 残奏

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    元吹奏楽部で道産子の私にはたまらない一冊!
    それだけではなくストーリー展開が秀逸!
    登場人物がそれぞれ悲しくて優しい
    「残影」を宿しながらも前を向いていってほしい

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    2023年10月03日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    楯岡絵麻シリーズの2作目。前作は取調室から出た描写が無かった絵麻が出ていく。
    最初は元高校美術部教師、意外な展開があるので面白い。絵麻のことばに「お金とか肩書きの問題じゃない。人柄が良くないと、一緒にいても疲れちゃうわよ」とある。その通りである。では人柄が良いとはどんな状態だろう。言葉遣い、気遣い(相手への思いやり)、傾聴する態度、思い込みで判断しないなど、枚挙にいとまが無い。

    プログラマーの取調べにおいては、取調べの可視化を求める弁護士が絡む。ここでも楯岡絵麻のことばが印象深い。「弱者を装う強者の権利主張ほど、たちの悪いものはない」、なるほどと納得できる面がある。「人格障害的な資質は、カリ

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    2023年09月22日
  • 残奏

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    シリーズ3

    人気ロックバンド・ツートーンズのトランペット担当、古溝祐樹が、自宅近くのマンションから、転落死した。
    捜査の結果、殺人事件の可能性が高いと判明。

    捜査一課の音喜多弦は、一年ぶりにコンビを組む、鳴海桜子と再会する。
    最上一雄がふざけて、音喜多の山高帽を被っているところに出会して、相貌失認の鳴海が、音喜多と間違えて挨拶すると言うハプニング付きで。

    事件の内容より、30歳にもかかわらず、食いしん坊で、天然で、それでも、キャッチするところはすると言う、鳴海に目が離せない。

    最終章では、鳴海の、異母妹と出会うと言う、ハプニング。
    しかも、その事は、音喜多しか知らない。
    次回作があるか

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    2023年09月20日
  • 残奏

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    佐藤青南『残奏』中公文庫。

    『音楽隊採用刑事・鳴海桜子』シリーズの第3弾。今回も文庫書き下ろし。

    前回の事件から1年後、再び捜査一課の音喜多弦が、警察音楽隊志望で採用された変わり種の所轄署刑事・鳴海桜子とコンビを組む。鳴海桜子は相貌失認で他人の顔を判別出来ないが、類稀なる観察力で次々と事件の謎を暴いていく。

    今回の鳴海桜子は一味違う。恐ろしく変わり者の女性刑事を演じながらも、しっかりと刑事の職務を全うし、音楽家として後輩たちを成長させるのだ。何よりも、ラストで鳴海が犯人に語り掛ける言葉の一つ一つにもの凄く重みを感じた。


    人気ロックバンドでトランペットを担当する古溝裕樹が、何者かにより

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    2023年08月18日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ2作目。
    今回も1作目同様、様々な容疑者を追い込むエンマ様!
    今回西野さんは異様にトイレ描写多くない?笑

    あと、裕子先生の事件の結末も明らかになります。もっと先かと思ってた…

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    2023年07月20日
  • 白バイガール フルスロットル

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    シリーズ6作目!(完結編)
    インスタか何かで紹介されていて読み始めたこのシリーズも一気に読みきって完結編を迎えてしまいました。6作品を通して主人公の木乃美の成長や潤との友情や関係が見られて本当に面白い作品でした!佐藤青南さんの他の作品も読みたいと思いました!

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    2023年07月19日
  • 白バイガール 爆走! 五輪大作戦

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    シリーズ5作目!
    相変わらずの面白さだったけど…今作はテロ事件がメインなの作品で規模が大きくて……
    毎回の相川さんとのやりとりにホッコリしました。今回はなかなか相川さんが出てこなかったからヤキモキしたけど最後に出てきてくれた!

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    2023年07月14日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    シリーズ4作目!今回もA分隊の面々の活躍が爽快でサクッと読みきりました!新メンバーの鈴木の態度にイラッとして潤と同じ気持ちになりました…前作の鈴木君とは別人なのかな?

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    2023年07月12日
  • 白バイガール 駅伝クライシス

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    シリーズ3作目!やっぱり面白い!!
    今作は箱根駅伝を舞台に2つの事件が上手く絡み合っていてハラハラ、ドキドキして一気に読み切りました。主人公を初めとするA分隊の活躍や坂巻刑事の活躍…木乃美と潤の友情だったり山羽班長の本気なのか冗談なのかわからない何気ない一言など読みどころがいっぱいありました!

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    2023年07月06日