佐藤青南のレビュー一覧

  • 犯罪心理分析班・八木小春 ハロウィンの花

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。今回はハロウインの夜に起こった殺人事件をC-Masチームが解決に挑むストーリー。
    先の事件を機に様々な模倣犯や薬物の関連事件も絡んでいき。そしてC-Masを探ろうとする記者。彼と物語の意外な関係。間柴という信頼できる仲間。彼もまた…。
    佐藤青南作品は展開がスリリングで今回も夢中で読めた。
    楯岡絵麻も登場し、この作品を読んでいる人はより楽しめると思います。
    話の基は「サイコパスとは何か」かな。
    ラストシーンの4人の乾杯。奇妙なチームだけど、信頼の厚い良いチームでしたね。

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    2020年08月04日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズ第3弾。
    3つの短編を経て向かうは詐病で入った犯人に支配された精神医療研究センター。その犯人八坂と対決するストーリー。
    子供を殺された夫婦の復讐計画から始まり。職員にとって生き地獄となってしまった医療センターの実情。
    地獄から解放されるために影で練られた計画。
    それぞれが生きるために味方も利用し行動する様は、極限まで追い込まれた人間心理を見ているかのようでした。
    現実には信じられない。フィクションである事を切に願う。
    そんな後味の悪さを残した作品でした。

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    2020年07月28日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    新米刑事の八木小春とプロファイラー土岐田が犯罪心理分析を基に犯人に迫る物語。
    土岐田と共にチームで活動する社交的な塚本、分析に長けたエイジ。
    彼らは共にサイコパス。
    コンビを組む土岐田も発達障害と、彼らに振り回されっぱなしの小春。
    法スレスレの行動力の驚かせられながらも着実に犯人に迫っていく。
    サイコパスは「感情に乏しい」こと。
    発達障害も「感情が理解出来ない」こと。
    そして感情が理解出来ない事に苦しんでいること。
    徐々にわだかまりも少なくなりチームとなっていく感じ。
    プロローグから登場していた犯人の正体は…。意外でした。

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    2020年07月26日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ほとんどの話をドラマで見ていたので、あ、これかぁーと思いながら読んでいたのですが、最後の書き下ろし作品「火のないところに煙をたてろ」は痺れました。リアルにあったら怖すぎる。というか、BBCのシャーロックのseason4の最終話の設定に似てると思ったけど、こちらの話の方が先でしたね。いやー、サイコパス怖すぎ! でも西野と絵麻の絆ができているようで、ちょっとほっこりしました。

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    2020年07月26日
  • たとえば、君という裏切り

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    ネタバレ

    3つそれぞれの物語が最後ひとつに組み合わさり進む展開。
    共通して下田涼花のストーリーかな。
    彼女の執念、執着が多くの人を巻き込んでいくかたち。
    ただ、彼女の独占的な行動は関わった人達を不幸にしていってる印象。
    特に本物の小堀充希があまりに報われず哀しい。そんな感想です。

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    2020年07月22日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    筒井さんかわいそう(^^;)
    三田村さんがやたらやって来て。
    狂ったフリした三嶋と耳が聞こえんふりした小比類巻の取り調べのやり取りはちょっと面白いけど。

    樋口の車椅子は凄すぎた。小比類巻とは役者が違いすぎる。

    この病院のからくりはぞっとした。
    なんでこんなことに。
    職員にまで化けてたとわ。
    病院から出ていった人数の謎も怖いし。
    この病院の人間みんな怖い。

    それにしても絵麻には恐れ入る
    西野もそのメッセージをちゃんと読みとって。
    最後は筒井もいい人で。
    けどやっぱこういう集団洗脳系の事件
    ホンマに怖い。

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    2020年06月02日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    第1話から 8年も監禁されてようやく逃げれたのにトラックに撥ねられるとか。
    ホンマについてない。
    けど木谷の親もおかしくて。両方死んでて話を聞けんのが腹ただしい。

    第2話 高山を受け入れてくれる会社の人がおってほんまに良かった。

    第3話 これはほんまに教師がクズすぎて。けど爆弾防げて良かった。

    第4話 いやあほんまにこの男やばすぎて。絵麻に対する執着が。もう天性の物なんやな。絵麻がすごすぎて。嘘の反応をしてる人間からサンプリング出来るとか。
    「ところであなたは、何人いるの」
    のセリフがホンマに痺れた。弟も短気すぎてすぐにボロが。
    静電気のスプレーがこう繋がるんやと。
    ウィッグも何でしてる

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    2020年05月31日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    神奈川県警 第一交通機動隊 みなとみらい分駐所 A分隊に所属する本田木乃美。
    白バイガール、シリーズ第4弾。
    ますます面白くなって来ました。

    公道でマシンの限界まで飛ばす『最高速アタック』の動画が発見され、捜査が開始された。
    更に、不審なひき逃げ事件も発生し、事件は混迷を深める。

    果たして、犯人はグループなのか?
    彼らの目的は何なのか?

    後輩の白バイ隊員・鈴木は、先輩にもズケズケと遠慮のない今時の青年だが、意外にも情に熱いとの噂が...
    木乃美は、後輩・鈴木に手を焼きつつ、犯人を捕まえることが出来るのか?

    登場するキャラも増えて、ますます面白くなって来ました。最後のエピローグは、笑って

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    2020年02月05日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    ネタバレ

    シリーズ4作目。巻が進むに連れて面白さが増している。やはりバイクに乗っている気分にさせてくれるところは、毎回読んでいて楽しい!前作もそうだったが、今回も最後で涙が...。良かったね、木乃美。

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    2019年12月16日
  • 白バイガール 駅伝クライシス

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    シリーズ3作目。
    今回は、箱根駅伝を背景にした物語。
    いよいよ、川崎 潤が、駅伝先導の白バイに。

    箱根駅伝1日目の深夜、翌日の復路十区を走る選手の妹が誘拐された。本田 木之美は、年末に起きた七里ヶ浜の殺人事件の捜査協力に。
    それぞれの立場で、全力を尽くす交通機動隊の面々。

    やがて、いくつかの事案が一本に繋がり、見えてきた真実とは?

    相変わらず、ハラハラドキドキのスピード感あふれる文体に、軽快なやり取りも交え、一気読み必至です。

    最後、駅伝先導を花道に引退する谷原の姿に、ウルウルします。そして、兄の努力を信じる妹の姿も。
    決して1人では無い、あなたが次にタスキを渡すのは誰?

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    2019年12月03日
  • 白バイガール

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    箱根駅伝の先導に憧れて白バイ隊員となった新人・本田 木乃美の活躍と成長を描く警察青春ミステリー。

    木乃美は、もともと気弱な性格で、 毎日、失敗ばかり...
    同じ女性隊員の川崎 潤は、やや冷たいが、優秀な技術を持つ同僚で、羨ましい限り。
    そんな潤が、無理な追跡で若い女性(17)を死なせてしまう。落ち込み、白バイ隊員を辞めようする彼女。

    そんな時に、連続強盗事件が発生する。しかし、場所も目撃情報もバラバラで、犯人像が見えない。
    やがて、危険ドラッグの事件も絡み、複雑な様相を呈す。
    果たして、木乃美達は、事件解決に貢献できるのか?

    隊員達の軽快なやり取りに加え、バイクの疾走感も描かれるなど、テ

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    2019年11月07日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    今回も長編で、かつ筒井コンビとのタッグは読んでいて面白い!プロの詐欺師に騙されないのは難しいと改めて感じた。

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    2019年08月11日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    初の長編?マジックにも見える絵麻の取調べだが、迷い、考え、導き出していく過程はいつも興味深い。
    作家さんが同郷とわかってびっくり!

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    2019年07月27日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ①信じる者は足をすくわれる、②ホーム・スイート・ホーム、③センターは譲れない、④非家族の肖像、短編連作っぽくて、また楯岡チームと筒井チームの共同戦線は面白い、これもドラマ化されると良いのに〜

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    2019年07月20日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ①目の上のあいつ、②ご近所さんにご用心、③敵の敵も敵、④私の愛したサイコパス、エンマ様の恋話もあって興味津々だけれど、ドラマでは好印象だった西野さんがキャバクラ通いで嫌な印象、綿貫&筒井コンビとの協力関係はなかなか面白い!

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    2019年07月13日
  • たとえば、君という裏切り

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    短編集で、特に相互に関連のない中編が三つ。
    読んでても、特にオチもどんでん返しも無く、
    なんだかなぁ...と思いながら読み進むと、
    三作目の最後で「え、ちょっと待って」が来る(^ ^;

    「え、何、まさかそうつながるの!?」と驚きつつ
    エピローグを読み始めると、もう「!×100」(^ ^;
    あのつまんねぇ(失礼!)話たちは、
    こういうことだったのか...となると、
    ドトーの様に前に戻ってあれこれ復習したくなる(^ ^;

    いやぁ、佐藤青南が、こんなどーでもいいような話で
    終わるはずがない、とは信じておりましたが(^ ^;
    私のチンケな想像のはるか上空を駆け抜けました(^ ^;

    これは、ぜひ読

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    2019年07月02日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ようやく読めていなかった1冊が読めました。1話目の事件を少しずつ解き明かして、最後の推理までキレイにまとまっていました。

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    2019年06月16日
  • 白バイガール 駅伝クライシス

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    ネタバレ

    一気に読み終えた!なんだろう。読み終えたと同時に涙が出た。両角麗奈がお兄ちゃんを応援できたから?なのか?シリーズ第3弾!より面白くなっていた。Twitterで第4弾が出るようなツイートを著者がしていたので、次作も楽しみである。

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    2019年02月22日
  • たとえば、君という裏切り

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    ネタバレ

    あー、全部繋がる話なのかなと想像していたら、その通りの短編集だった。
    2つめの話は大した盛り上がりもないまま終わっていったが、つなぎとしての物語だけでなく、これ単体での面白さももう少し欲しいところ。ただ、名前や入れ替わりといった設定はこちらの想像のちょっと上を行っていた。
    印象に残る短編集だ。

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    2019年01月09日
  • たとえば、君という裏切り

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    途中までは物語の脈絡がつかめず、何を言いたいのだろう・・・私には読解力がないのかななんて思いながら読んでいました。
    しかし、全て計算された最後にトリハダでした。
    とにかく面白い。そういうことなのね。はぁ〜!!!ってなります。
    最後の最後までお楽しみに!

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    2019年01月02日