あらすじ
スマッシュヒットを飛ばした『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』シリーズ第2弾となる短編集です!相手のしぐさから噓を見破る美人刑事・楯岡絵麻。元教え子を8年間監禁した容疑をかけられる美術教師(「イヤよイヤよも隙のうち」)、他人のパソコンを遠隔操作して殺人予告を書き込んだ容疑がかかるプログラマーと、彼についた人権派弁護士との対決(「トロイの落馬」)、そして、絵麻の恩師を殺害した犯人との直接対決(「エンマ様の敗北」)など、数々の難事件に挑む!
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ブラックコール
楯岡さんが警察官を目指したきっかけとなった事件が幕を下ろした。時効を過ぎた事件に決着を付けるために1人の刑事が刑事人生を無くしてまでも犯人を処罰させたかった。被害者の遺族は長年の悲しみに区切りをつけられただろうか。
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楯岡絵麻シリーズの2作目。前作は取調室から出た描写が無かった絵麻が出ていく。
最初は元高校美術部教師、意外な展開があるので面白い。絵麻のことばに「お金とか肩書きの問題じゃない。人柄が良くないと、一緒にいても疲れちゃうわよ」とある。その通りである。では人柄が良いとはどんな状態だろう。言葉遣い、気遣い(相手への思いやり)、傾聴する態度、思い込みで判断しないなど、枚挙にいとまが無い。
プログラマーの取調べにおいては、取調べの可視化を求める弁護士が絡む。ここでも楯岡絵麻のことばが印象深い。「弱者を装う強者の権利主張ほど、たちの悪いものはない」、なるほどと納得できる面がある。「人格障害的な資質は、カリスマ性とイコールでもある」というのもそうかもしれないと同時に怖いと思うのである。
アブナイ十代は題名の通り。代謝が落ちている時は時間が短く感じるらしい。反対のような気もするが。
15年前の事件に迫るのが最終章で、ドキドキハラハラする。単純接触効果は知っていたが、心理学へ誘われる。最後は意外な結末だった。そして敗北の意味もわかる。前作より面白かった。
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エンマ様シリーズ2作目。
今回も1作目同様、様々な容疑者を追い込むエンマ様!
今回西野さんは異様にトイレ描写多くない?笑
あと、裕子先生の事件の結末も明らかになります。もっと先かと思ってた…
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行動心理学を用いて相手の仕草から嘘を見破る、警視庁捜査一課の美人刑事・楯岡絵麻。その手うでからエンマ様と呼ばれる。元教え子を8年監禁した容疑をかけられる美術教師の真相とは。他人のパソコンを遠隔操作して殺人予告を書き込んだ容疑がかかるプログラマーと、彼についた人権派弁護士との対立。そして15年前に絵麻の恩師を殺害した犯人との直接対決など、難事件に挑む!
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シリーズ2作目
15年前の恩師殺害の犯人に迫っていくシリーズで緊張感がありとても面白かった。
恩師殺害の描写はちょっとグロくて嫌な気分にはなった。
また3作目も是非見たい!
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第1話から 8年も監禁されてようやく逃げれたのにトラックに撥ねられるとか。
ホンマについてない。
けど木谷の親もおかしくて。両方死んでて話を聞けんのが腹ただしい。
第2話 高山を受け入れてくれる会社の人がおってほんまに良かった。
第3話 これはほんまに教師がクズすぎて。けど爆弾防げて良かった。
第4話 いやあほんまにこの男やばすぎて。絵麻に対する執着が。もう天性の物なんやな。絵麻がすごすぎて。嘘の反応をしてる人間からサンプリング出来るとか。
「ところであなたは、何人いるの」
のセリフがホンマに痺れた。弟も短気すぎてすぐにボロが。
静電気のスプレーがこう繋がるんやと。
ウィッグも何でしてるんかと思ってたら。
最後の最後で兄貴が出てきて
もうこれしか無かったんだろか。
どっちみち死刑やけど。
山下の気持ちが。
絵麻を信用していたから。
自首もしてくれんし。
それが今までこの事件を追ってきた山下の
ケジメの付け方か。
裕子の死に方が可哀想すぎて
小指も耳も切り落とされて。
そして恵子は警察をやめて
ストレスってそんなに酷かったんかな
周りの人はウィッグも暖かく見守ってくれてたのに。
いい職場やと思うけど。
とにかく絵麻が解決出来て良かった。
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行動心理学を駆使し、被疑者の嘘を見抜く警視庁捜査一課の美人刑事 楯岡 絵麻、通称「エンマ様」。
様々な被疑者を前に、果たして、どこまで真実に迫るのか。
そして、15年前に彼女の恩師を殺害した真犯人との対決。最後の対決に、ハラハラドキドキの連続です。
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スマッシュヒットを飛ばした『サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻』シリーズ第2弾となる短編集です! 相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事・楯岡絵麻。元教え子を8年間監禁した容疑をかけられる美術教師(「イヤよイヤよも隙のうち」)、他人のパソコンを遠隔操作し殺人予告を書き込んだ容疑がかかったプログラマーについた人権派弁護士との対決(「トロイの落馬」)、そして、絵麻の恩師を殺害した犯人との直接対決(「エンマ様の敗北」)など、数々の難事件に挑む! 『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ。
やっと犯人が分かり捕まれそうだったのに色々ショックさがでかいΣ(゚д゚;)
味方やと思ってた山下さんも最後的にえ?って感じで逮捕されたしで驚きの感想でした!
やっぱり絵麻さんと西野くんとのやり取りが本当にワクワクしながら読んでしまいます笑
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絵麻が15年前の殺人犯を追い詰める。
殺人犯を追い詰めるのはシリーズを通じて、時間と労力をかけて追い詰めるのかと思っていたところ意外な感。
犯人から心理学的に真実を引き出すというのは今回も面白かった。
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行動心理学を用いて相手のしぐさから嘘を見破る楯岡絵麻。第1話から第3話はドラマで観てたからどんな話だったか思い出しながら読んだけど、書下ろしの第4話はドキドキした!エンマ様の敗北というタイトルからしてどうなっちゃうの?!
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犯人を追い詰めて行く姿、エンマ様凄く格好良い。やはりエンマ様は敵に回せない。そして最後にやられた!と思い頭を抱えた。これまだ続くよね!?という事で次巻も続けて読む。
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前作のサイレント・ヴォイスでは、楯岡絵麻は主に取調室で容疑者の嘘を暴いていくが、今作は行動的で、取調室外での足で稼ぐ捜査をしている。
絵麻が慕っていた女性教諭が15年前に殺害された事件が時効となった。
別事件で15年前の犯人の遺留品(髪の毛)が発見された。
それは絵麻を誘い出す為の、犯人の罠だった。
前作と比べて、グロい表現が出てきて、シリアルキラーの犯人の極悪さが際立つ。
後半は一気に読めた。
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行動心理学を駆使し、被疑者の嘘を見抜く捜査一課の女性刑事・楯岡絵麻シリーズ第2弾。
1作目が、ほぼ取調室だけというユニークな作品だったのに対し、行動の場が広がり、一般の警察小説っぽくなってきた。
それぞれに被疑者がいる短編4話だが、全編を通じて底に流れるのは15年前に絵麻の恩師が殺害された事件であり、彼女が刑事になったのは、犯人を捜し出すため。
第4話で、その犯人と対峙することになり、彼女の刑事になった目的は達成される。
シリーズは終わりかと思いきや、絵麻は警察を辞めることなく、このシリーズまだまだ続く模様。
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引き続き楯岡絵麻シリーズ2作目を拝読。やはり事件のプロットは面白い。また事件解決後のお決まりの絵麻と西野の祝杯トークも面白い。やはりネタ切れが心配になるシリーズで3作目以降下降線にならないか心配。
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楯岡絵麻シリーズ第2弾。恩師の事件の真相が気になり本書を手にとったものの、まだしばらく決着はつかないと思っていたので結末には驚いた。
このシリーズは、ドキドキしながらも、最後は必ず主人公が真実にたどり着いてくれるはずだという安心感のようなものを持ちながら読むことができる。
次の作品も読みたいと思う。
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行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ第2弾。本作は4話収録の連作短編集。前作同様、嘘をつく時の一瞬の動き「なだめ行動」や嘘をつく前の一瞬の行動「マイクロジェスチャー」など、すでにお馴染みとなった大脳辺縁系のパターン行動を読み解き、事件解決に導く。さらに本作では、前作よりも取調室における駆け引きがより際立っているようにも感じる。
また、前作から継続して描かれている楯岡の恩師殺害事件が犯人との直接接触によりクライマックスを迎える点も見逃せない。この事件を除く3話はドラマのシーズン1の原作にもなっているが、この恩師殺害に関してはドラマでは描かれていないので、小説でしか味わえない面白さがある。
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絵麻が刑事を志すきっかけとなった、恩師殺害事件がこの巻で解決します。残忍で恐ろしい犯人ですが、そうくるか!と意表はつかれましたが、絵麻があっさり真相を導いてしまうのが、ちょっと拍子抜け。でも犯人の末路が予想外でした。
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前作からの続き。
やっと見つけた犯人が二重人格であり。頼りにしていた先輩刑事の犯してはならない過ちもあり、絵麻にとってはスッキリ解決とはならなかったのが残念であった
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絵麻シリーズ二作目。
刑事になるキッカケの犯人が、まさか二冊目で登場とは。
びっくり。
今回も、心理学用語多出で、ワクワクしながら読んだ。
が、後半の方で、あまりに描写がリアルで、エグすぎて、想像の中ですら、目を背けたくなる惨状が。。
あのシーンをここまで鮮明に描けるってすごいなーと思ったが、書きながら気持ち悪くならなかったかな。。。と、思ったりもした。
犯人を捕まえたら、このシリーズが終わると思いきや、まだまだ続く。
続編もそのうち読む予定。
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行動心理捜査官楯岡絵麻シリーズの2作目。一作目は読んでないけど、結構楽しめました。佐藤さんの本は消防女子の方で読んでいますが、このシリーズも面白いですね。継続して読みたいと思います。
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面白かった!実際にあった事件や出来事を題材にしているのもあって、自分が情報操作に踊らされているのを感じる。絵麻が追い続けた犯人、こんな最後とは。逮捕して全容を明らかにして欲しいと思う反面、山下さんの気持ちも否定できない。最近、弁護側がなんでも心身喪失を使いますからね。普通の精神状態で人殺しなんかできるか、普通の精神状態を喪失してるから殺すんだよ!と思う。筒井・綿貫コンビとも最後いい感じ。
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一巻よりすごく面白かった!!!
女性教師強姦事件の犯人まで辿り着いたものの、自殺されてしまった…でも、司法と警察ではきっと裁かれなかったので、そのほうがよかったのかもしれない…
この後はどんな話の流れになるんだろう。
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03月-24。3.0点。
楯岡絵麻シリーズ、第二弾。
短編4作、今回は高校時代の担任を殺害した犯人と対決。
前作は取調室のみの物語だったが、今回から実際に捜査にも赴く。
次作も期待。
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行動心理学を駆使して事件を解決に導くエンマ様シリーズ第2弾。眉唾ものの推理に嫌悪感すら抱いていたのにストーリー展開の面白さにひきこまれ思わず手にしていた続編。ここでずっと引きずっていた恩師の話が出てくるとは驚き。西野刑事や同僚との絡みに親近感を覚えるのも心地よくもっともっと物語を追いかけてみたくなった。
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心理捜査官楯岡絵麻シリーズ、2作目。
今回も、ドラマで扱われたエピソードがほとんどだが、第4話は、楯岡と、宿敵が相見える。
えっ?!まだシリーズ2作目だよ?!と驚いた。
この手法、海外ドラマ(米国等)の手法だ。
シーズン最終話が、まさか、の展開で終わるアレだ。
しかしながら、まだまだシリーズが続いているのを知っているのでこれでおわりなはずがない。
さて、この後一体どういう展開になるのか。
第三作が楽しみである。
爆破物の話は、周囲の無理解が招いた悲劇である。
ドラマでも少し切ない気持ちになったが、こうした内容が語られるようになったのは、少しでも理解が進んだからだ、と思いたいいっぽうで、これが動機、ミスリードとして成立してしまうのはまだまだ社会が成熟していない現れのような気がする。
そんな考察を加えるいっぽうで、中学生に「おばさん」と言われて声を詰まらす楯岡の様子が目に浮かぶ。
わかる!わかるよーー!
そう、学生から見りゃ、みんなおばさん、BBAなのだよ。
でもね、あなたの魅力は若さ(だけ)じゃない!
と、全く本筋でないところにえらく共感した。
コンピュータウイルス、トロイの木馬を使った物語もよい。
最後が思いがけずハッピーエンドになり、読後感が良かった。
ありのまま、それが認めてもらえる場所があればそれはとても幸せなこと。
そして、それに気付けるかどうか、そこに人の本質が垣間見える。
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2020年23冊目。「エンマ様」と呼ばれる警視庁捜査一係の楯岡絵麻のシリーズ第2弾。前作のエンディングで絵麻が刑事になるきっかけになった事件の犯人が登場。これだけ盛り上げておきながら、最後は犯人が〇〇するというオチは何だかなあという感じ。ただ、この作品は心理学を駆使してどうやって絵麻が被疑者を自供に追い込んでいくかという方がキモだと思うので、早々に物語の懸念を取り払ったのは正解か。一応5巻目までは手元にあるので引き続き読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。
Posted by ブクログ
行動心理学を駆使して犯罪者を追い詰めるエンマ様こと楯岡絵麻。今回は、荒れていた自分を救ってくれた恩師を殺したサイコキラーに迫る。被疑者との最初のやり取りの中でサンプリングを組み立て、それを基に被疑者の発言のホント・ウソを見分けていく。ちょっとした違和感があれば、それをもヒントにして真実にたどり着く。凄い技だ。実際にこんな技能は現場で使われているのだろうか。ないだろうな。それにしては、エンマ様は無敵である。スカッとするところでもあり、物足りないところでもあるかな。
Posted by ブクログ
1章ごとに事件を解決しながらも、絵麻と15年前の犯人との対決が近づいてきている緊張感があり面白かった。栗原裕子殺害の場面はちょっときつかったけど。最後はあの終わり方で良かったと思う。