あらすじ
行動心理学で相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事“エンマ様”こと楯岡絵麻。真っ白な着物を着た男性の餓死死体が河川敷で発見された。胃の中に漆が見つかったことで即身仏を試みたと思われたが、遺体には監禁された跡があった。宗教団体の関与を疑って赴くも、信者らに嘘をついている様子はない。しかし聴取の途中で驚愕の事件が起こり――?鮮やかな手腕で嘘を暴く痛快心理ミステリー!
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セブンス サイン
新興宗教は悪ばかりなのか?信じている人達は何を信じ何に祈りを捧げるのか?そこまでのめり込み頑なに固執出来る人は…怖い。今回もエマさん頼もしかった。
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楯岡絵麻シリーズ7作目。前作に引き続き1冊でひとつのストーリ。頭抜けて面白いとか秀逸なストーリではないが、西野の高校時代の友人・琴莉との恋愛が絡む物語は個人的に好きなお話だった。
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シリーズ7作目で長編。新興宗教団体を舞台にした作品で、まあよくある話なのではあるが、楯岡と西野、さらに筒井、綿貫のコンビネーションも良くて、私の中ではシリーズ秀一の出来。最後の西野の話は本当なのか???
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しばらく小説を読んでいなかったので、最後まで読めるか少し心配でしたが、特に読み疲れすることなく1~2日で読めました。
ストーリーも面白かったのですが、行動心理についても学ぶことができ、大変勉強になりました。
些末な言葉を一々訂正してくる人は腹立ちますし、明らかな嘘を堂々と主張されると眉を顰めたくなりますが、「余裕がない」「そういう障害がある」というフィルターがあれば、そのような態度をとられても、少しは冷静に対応できそうです。
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宗教団体来た!エンマ様の鮮やかなる手腕、そして西野の同級生良かった!こんな頼れる同級生居たらいいなぁと思った。最後は西野にもとうとう春が。エンマ様にも春は来るのか…?
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シリーズ第7弾?
楯岡と西野のやりとりにニンマリしながらのスタート。久しぶりに手に取ったシリーズだったが、いつものキャラがいつもの感じで・・・てな序盤がシリーズものの安心感を醸し出し、一気に物語の世界観に呼び戻してくれた。
カルト宗教絡みのお話はいつ読んでも、信者たちの“本当にそんななの?”とツッコミを入れたくなるような極端な思想に引いてしまう。
しかし、これだけあちこちの媒体で同じような描かれ方をするのだから、きっと現実でもそうなのだろう。
たしかに・・・、それくらい“染められて”なければサリン事件だって起きないし、オウム無き後にまで“アレフが我が街に来るのを住民が反対”なんて話題がニュースに取り上げられることも無いだろうなと、妙な部分で納得させられた。
★4つ、8ポイント。
2024.04.24.古
※西野に春が来た♫
てっきり楯岡が好きなのかと思ってたし、楯岡側も“そう”なのかと思っていたが・・・。
しかし、警察組織って、カルト宗教教祖の実子との交際に圧力かかったりはしないのかしら?
その辺りの展開も含めて続刊に期待。
※実写化のキャストは栗山千明?
・・・う〜ん・・・ヴィジュアルイメージが違うんだよな・・・。
追記
2度目の登場となった“塚本”。
やっぱりヤな奴。
今後闇落ちしていき、シリーズのラスボスになる、とか?などと思っていたが、他の方のレビューによると、佐藤青南さんの別なシリーズの主要キャラ?な模様。全く存在を知らなかったそのシリーズにも興味が湧いてきた。
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セブンス・サインの題名はもしかしてシリーズ7作目という意味なのだろうか?それとも、隠された7つの行動があるのだろうか?
危機に瀕した動物の行動の3つのF、硬直、逃避、戦闘、さらにもう一つ先にフェイス(信仰)が加わった。今回もウィンザー効果やカラーバス効果など、心理学的な事象が織り込まれていて楽しめた。
後半で、エンマ様の元カレの塚本が再登場した場面から、何かが起こると期待が膨らむ。また絵麻が危険な目に遭うのだろうかと読み進めたが・・・。
自己愛性パーソナリティ障害は身近にも存在する。程度の差はあれ、人の内面を蔑ろにして金や私利私欲に向かうのは人の常なのだろうか?もしそうであるなら、残念だと思う。新興宗教の教祖にはこうした人が素質があるのかもしれない。そして教祖のみが無宗教だったりして。
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シリーズ、第七弾。
行動心理学の達人で、相手の僅かな仕草から嘘を見破る美人刑事『エンマ様』こと、楯岡絵麻。
今回の事件は、河川敷で発見された餓死死体。
胃の中から漆が見つかったことから、ある宗教団体の関与が...
そして、容疑者と思われる団体幹部の2人を取り調べの途中で、とんでもない事件が...
前半に、西野の幼なじみとの再会の話がありましたが、後半、こう絡んでくるとは...
最後、西野の純粋さと朴訥さが描かれて、ほんわかしました。
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エンマ様と西野というペアの周りに塚本や琴莉、筒井や綿貫がおり、人間関係が面白くなっている。エンマ様と西野の関係も今後どうなるか気になるところ。
歌織ちゃんと母親のシーンでは、どちらも相手を想ってとった行動が招いたことであったが、琴莉や西野のある種「お節介」が良い方向に導いた。
前作「ヴィジュアル・クリフ」や本作では『信じる』とは何か、考えさせられる。
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長らく追いかけているエンマ様シリーズ、とうとう西野刑事にも春がきたかぁ。即身仏というおどろおどろしい事件から新興宗教が浮上し元彼まで登場。今回も盛り沢山の長編で大満足。エンマ様が少し寂しそうだったのが気になる。
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楯岡絵麻シリーズ。
男性の餓死死体から宗教団体の陰謀まで。
息をつかせぬスリリングな展開はこのシリーズの醍醐味。
今回も夢中で一気読みしました。
歌織ちゃんの優しさが切なかったですね。
西野と琴莉のこれからも楽しみ。
自分的スポットは何といっても塚本さん!
このシリーズだと憎まれ役だけど。
八木小春シリーズを読んだ後だと色んな意味で愛すべきキャラでテンションが上がってしまった(笑)
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即身仏目指して失敗したかのような遺体が遺棄されたことに端を発して、新興宗教と闘う話。
新興宗教の洗脳も催眠と同じで怖いね。実際にいたら、こんな感じで会話が成立しないだろうなと思いました。
西野にも春が来たみたいでよかった。
ちょっと待って!これは7巻です
こういうシリーズものは、発行日
順に上から並んでいるものと、うっかり信じて読み進めていましたが、なんだか違和感があり、
調べてみたら途中からぐちゃぐちゃでした。
読めるし、面白いし、分かるけれど、裏切られた感が強いです。
新規ファンで一気読みしようと思っている方は気をつけてください。
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長編!!やっぱり読み応えあり。
宗教系はやっぱり重いね
みんな悪いと思ってないとゆーか
いいことしてると思ってるところが怖い。
弁護士まで信者で
生田と佐々木に首吊らせて。
生田は意識戻っても後遺症で話せんやろし
完全犯罪に近い。
まあ元帥が即身仏ってゆーんはいーわ
因果応報って感じで
けどちょっと香織子が役不足かな。
殺しすぎやし。
まさかまた塚本が絡んでくるとは
相変わらずなサイコパス
やり方も変わってない
漆飲ませるとかとんでもないやつ
二度と出てきて欲しくない。
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エンマシリーズ第7弾。
既刊しているのは、これが最新刊かな?
今回も第6弾と同じく、長編。
今回もスピード感があり、面白かった。
しかし、「また、この人が関わるの?」と言う方がお出になり、その人のやり方に嫌悪感を感じた。
まあ。。。サイコだから、しかたないのか。。
小説でよかった。。。と思ってしまう。
今回のストーリーでも思うし、作中でも絵麻が言っているが、「人間は自分を肯定してほしい」もの。
だからこそ、宗教も占いもなくならないんだよな。
自分自身も否定できない事実。
西野さん、とっても良い人だなー。
キャバクラ通いやら、仕事の仕方で苦手な性格だと思っていたが、今回の作中で、すごいいい奴じゃん!って、思った。
春が来てよかったねー。
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オウム真理教を思い出す事件。はたから見たら、あんな宗教信じるなんて理解出来なかったけど、自分を肯定してくれるものを信じているだけ、という事に納得。教祖が信者の女性に手をつけて子供いっぱい、てとこもオウムといっしょ、というか地位と権力手にすると男はみんなそうなるのか?西野にもついに春が来たようで。キャバクラネタは封印かな。
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前作に続いてまたも長編。読み応えあるのにサクサク読めました。
犯罪心理分析班とのちょっとしたリンクもあり、佐藤青南ワールドがますます楽しみです。
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行動心理学で相手のしぐさから嘘を見破る美人刑事“エンマ様”こと楯岡絵麻。真っ白な着物を着た男性の餓死死体が河川敷で発見された。胃の中に漆が見つかったことで即身仏を試みたと思われたが、遺体には監禁された跡があった。宗教団体の関与を疑って赴くも、信者らに嘘をついている様子はない。しかし聴取の途中で驚愕の事件が起こり―?
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冒頭、西野くんは相変わらずだねぇ(笑)
で、今度の敵は新興宗教団体。
まったく、なんて団体なんだろう。
人の心の弱ったところにつけこむなんて、ほんと、最低。
嘘をついている自覚のない相手にはマイクロジェスチャーは現れないとなると、エンマさまの能力はどういかせばいいのか、はらはらさせられた。
信仰をもつことが救いになる場合もあるだろう。
でも、それを周囲に押しつけてはいけない。
最後、西野のあれに、ついにやにや。
とうとう、かな♪
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新興宗教がからんだ殺人事件。
最初の殺人事件に関しては、少し驚きの展開。
新興宗教で出会った親子に関しては、こんなに簡単に考えが変わるのかとちょっと違和感。
西野のキャバが少し収まって、変な軽さが薄まった気がする。
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「まっさらな人間なんて存在しないし、かりにそんな人間がいたってつまらない。
人間は間違う生き物なんだ。
間違えて人を傷つけて、そんな自分が嫌いになって、それでも一生懸命に進もうとするのがいいんだ。」
「その姿勢が尊いんだ。」
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エンマ様シリーズ7作目。
またいつも通り西野アホやな〜なんて思ってたら、ええ!?西野にも春が…これは本当なのか…
エンマ様はいつも通り素晴らしい捜査官でした。
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08月-14。3.5点。
楯岡絵麻シリーズ。監禁場所から逃げ、死亡した被害者。胃の中からは漆が。。
今作も長編。宗教団体への捜査。結構面白かった。西野が意外だった。
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シリーズものだと知らずに読んでしまった本。
容疑者を追い詰めるシーンは面白いんだけど、余りにも万能で超能力的にサクサク解決してしまうので、物足りなかった。
もうちょい捻りがあればなぁ
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本作は長編。
舞台は新興宗教だ。
たくさんの新興宗教があるが、全般的にこういうようなイメージがある。
もちろんそんなことを言い始めたら、キリスト教や仏教、神道は良くて、我が〇〇教は胡散臭いとは何事か、と怒る方もいるかもしれないが、特定の宗教を批判するものではない。
印象はあくまで私個人の感想で、この物語は「おはなし」だ。
物語はのっけから不穏。
なぜ餓死者が出たのか、本当に祈り、手をかざすことで難病は良くなってきたのか。
キャバクラ大好き西野にロマンス?のようなもの、絵麻のサイコパスな元カレも再び登場。
たくさんの小さな謎をちりばめ、大きな謎に迫る本作品は興味深い。
流石に同様のことはそうしょっちゅう起きないとしても、人の心につけ込んだり、立場を使って人を歪める原因を作り出したりすることはあるだろう。
来世のために現世で徳を積むのが正しいのか、信じるものは救われるのかはわからない。
けれども、判断基準を他人に委ねることは危険だ。
他人に委ねることは楽だけれども、自分の人生は自分自身で作らねば。
周りはあくまでもサポートだ。
『鬼滅の刃』の有名なセリフ、「生殺与奪の権を他人に握らせるな」。
全くその通りだ。
力強く、一歩ずつでも、自分の人生は、自分のものだ。
たとえ神や仏であっても、彼らは私の人生を作りはしない。
それができないほど弱った時にそばにいるのは神や仏かもしれないが、
基本的には、私の生きる道は、「私」にしか作れない。
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今回は宗教団体が相手の長編。
突然、教祖の妻が黒幕となって出てくる下りは強引だった。
後半で琴莉の過去や西野との関係はこのシリーズに良いアクセントになるのかもしれない
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シリーズ第7弾。
行動心理学で、容疑者の嘘や本心を暴くという美人刑事の楯岡絵麻。通称エンマ様。
今回の事件は餓死したと思われる遺体が発見されたところから始まる。
被害者は宗教団体の信者で、監禁され漆を飲まされて即身仏を試みたとされる。
一体、宗教団体で何が行われていたのかと、捜査が行われるが、なかなか本当のところが見えてこない。
エンマ様の腕の見せ所である。
今回は相棒に恋の話も見えて…
2019.12.15
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相手のちょっとした無意識のしぐさからホントかウソかを見抜く行動心理捜査官の楯岡絵麻が活躍する警察もの。相棒の西野刑事やいろいろ絡んでくる筒井刑事と綿貫刑事や西野の同級生の琴莉など、お互いのやり取りがなかなか面白い。カルト宗教を巡る事件自体はそう新鮮味はない。楯岡が駆使する行動心理学の威力がすごいが、実際にこういうのを警察で使っているのだろうか。
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エンマ様シリーズ第7弾。
教団の信者と思われる人物が餓死状態で発見される。修行の事故か事件か・・・・のお話。
エンマ様から見れば宗教活動というものにはカラクリがあることも丸見えなのでしょう。そんなエンマ様でさえもサイコパスな彼に恋をした時もあったようで・・・
本作は宗教という難しいテーマになっておりますが読みやすく仕上がっております。