佐藤青南のレビュー一覧
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シリーズ6冊目で、完結編、らしい。
ホンダではなく、カワサキが主役(木乃美ではなく潤が主役)の本作。のっけからもっっっのすごくテンポが速く、展開がドラマチック。息をもつかせぬ怒濤の展開で、最後まで一気読み必至(^ ^; 途中ちょっとほっこりしたり、意外なラブ展開(?)も挟みつつ、本筋はかなりのハードボイルド。乱闘発砲負傷は当たり前、殺人事件も何のその、クライマックスまでハラハラドキドキが止まらない(^ ^
最後の最後、そう来るか、という告白。その中でもホロリとさせられる展開が(^ ^ 本当に盛りだくさんで隙がない(^ ^ 一点だけ、印象的に出てくる成瀬が「ほったらかし」なのは、作者の狙いか、ホントに忘れたのか(^ ^;
これまでのシリーズ作品に出て来たキャラが、続々「友情出演」してるのは、完結編ならではか。ぜひ過去作を読まれてから、本作に取りかかることをお勧めします(^ ^ -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わっちゃった。
「良い子」なヒロインにはいつも反感を持ってしまうんだけど、このヒロインはとても魅力的。
この小説はいわゆるお仕事小説。警察官としての話が大半。女性主人公だと、何かと恋愛を絡めてきたがるものなのに、一切なし。そこがいい。
てっきり女性作家かと思ったけど、男性作家らしい。男性目線で、こういう小説を書いてくれるの、すごく嬉しい。
これまでの男性作家なら、ヒロインを励ます系の誰かと恋愛が始まるから。でも恋愛て、心に余裕がないとできないもので。今、ヒロインは仕事に一生懸命。だから、安易に恋愛を絡めてほしくなかったから、最後までその路線を守ってくれて嬉しかった。
姜くんの手紙には驚いたし泣いた。この子には幸せになってほしかったなあ。
成瀬くんにはそのままでいてほしい。いつか潤ちゃんが振り向いてくれたらいいね。意外と面白いコンビだと思うけど。
ヒロイン、魅力的だった。
そして、登場人物みんな魅力的。
いくらでも物語を広げることができると思う。でもここであえて終わらせる。
なんか、ハコヅメと似てるなあ。この潔さ。
ヒロインの「遠回りには慣れている」という言葉にグッときた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ警視庁捜査一課の箕輪は、過去に恋人をストラングラーと言う殺人鬼に殺され、その犯人である明石死刑囚を恨んでいた。その明石の元へ捜査の一環で訪問すると、14年前の逮捕は冤罪で自分の無実を証明して欲しいと頼まれた。勿論拒否する箕輪に、明石は現在起こっている殺人事件の犯人を教えると言い出して…
明石と言う人物は、飄々としている様でかなりのキレ者なのが箕輪の興味を引き、少しずつ明石の冤罪について考え始めるのは当然の結果に思えました。
そして、犯人逮捕に異常に拘る刑事が殺され、真犯人のストラングラーの正体とは?
まだまだ謎が解明されず、次巻を早く読みたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ110番の司令室で電話越しに事件を解決する『万里眼』の異名を持つ警察官が居る。
いつもの様に市民からの通報に対応していた早乙女だったが、不可解な通報に困惑していると、『万里眼』その人・君野いぶきが電話を変わり…
お気に入りは「白馬の王子さま」。
ミキがまさかのお嬢様だったとは。司令室から誘拐事件解決はお見事でした。
早乙女といぶきの関係がもどかしい!早乙女は鈍感だし、いぶきは意地っ張りでヤキモキでしたが、少しだけ前進したのかな?
ミキもてっきり早乙女の事本気だと思ってましたが、コロッと和田にシフトチェンジ。これからどうなるか楽しみです。 -
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今まで読んだことのない展開だった。
別著「たとえば、君という裏切り」を読んだとき、佐藤青南先生+栗俣力也さんの作品は、文章の重みよりも物語の仕掛けの方が優先される作風だなと感じたし、このときの仕掛けは私にとって度肝を抜くというほどのものではなかった。
一方、本作品も仕掛け優先という同じ作風ではあるものの、特に第二章において想像以上に予想外の展開が待っており「この先生はこの章で一体何を書いているのだろう(いい意味で)」「この章で一体何が言いたいんだろう(いい意味で)」と疑問に思いながら読むことになったし、このような読書体験は今までになかった。
全ての謎が明かされる第三章は非常に上手くまとめられているので読後の後味もとても良い。