佐藤青南のレビュー一覧

  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    110番通報での対応だけで事件を解決する「万里眼」君野いぶきシリーズ2作目。今回は宇宙人に攫われたと訴える少年や訪問宅の住人の様子が変だと連絡してきた人物の謎がこれいぶきさんじゃなくても判るんじゃ?と感じたけど、三人のひき逃げ犯候補から真相を解く話はいい感じかな。「万里眼を出せ」という度重なる迷惑通報やちょっとした小ネタエピソードがしっかり関わってきたので最後の事件は読みごたえあった。相変わらず早乙女君との恋模様はもじもじ状態でお互い別の人物とデートしそうなので拗ねるってお前ら何年生じゃ!早乙女君に至ってはいぶきさんへの恋心自覚してないんかい!だけどこれが最後の事件の重要要素になったのでまあい

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    2023年08月27日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞作品。

    佐藤青南さんの「連弾」「人格者」と読んで、この作家さんに興味が湧き、デビュー作を読んでみたいと思い、手に取った。

    10年前に起きた、児童虐待事件を、
    長崎県南児童相談所 所長・隈部と、当時をよく知る関係者へのインタビューとして、交互に展開する。

    虐待の連鎖は、止められないのか。

    最終章で、インタビューをして回った人物が判明し、そして・・。
    ゾーとさせられた。

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    2023年08月20日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 ハロウィンの花

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    シリーズ3作目はサイコパスならではのシリアルキラー観が捜査の肝となっている。
    このシリーズは回を重ねるごとにキャラクター設定の馴染みが良くなっており、テンポよく一気読みできます。
    まさかエンマ様まで登場するとは、意外なオマケでした。

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    2023年08月13日
  • 人格者

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    連弾に続く 第二弾

    天才作曲家、篁奏事件から、2年。

    上司からも部下からも、評判は上々。
    教え子にも慕われていて、その保護者からも信頼を寄せられ、家族からも尊敬されている、まさしく、文句のつけようのない「人格者」が殺された。
    その、放火殺人の被害者は、関東フィルハーモニー管弦楽団に所属する、プロのヴァイオリニストで、コンサートマスターの久米充。

    警視庁捜査一課の音喜多弦は、
    警視庁玉堤警察署所属、音楽隊採用の鳴海桜子とコンビを組み、捜査をする。

    少し天然の桜子が、自由に振る舞い、音喜多が、手綱を引き締めるかと思いきや、彼女の洞察力を尊重して、じっくり見守る。
    そんな二人が、最高。

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    2023年08月10日
  • 残奏

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    シリーズ3冊目ですが、これまでの犯人役と比べると役者が足りないかな。ちょっとだけ胸糞悪いお話。
    今作では音楽隊への異動を迷う桜子の葛藤も描かれます。ある意味衝撃的なラストですが、今後に繋がるんでしょうか。

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    2023年08月01日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    恋愛小説と思いきやミステリー?サスペンスへのストーリー展開!誰が嘘をついていのか、分かった時衝撃的でした。ただ主人公の気持ちが切なかった。どんでん返し小説!一気読みでした。面白かった。

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    2023年07月12日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    シリーズ4作目、ついに完結。

    蓑島が人を殺してしまった前作。間違いであって欲しいと思っていましたが、やっぱり現実でした。

    だんだん狂気になっていく蓑島、だんだん普通になっていく明石。どんどん引き込まれていきます。

    でも、蓑島さん、あの感じでよく生きてたなあ。
    あと、仁美さんの話をもう少し聞きたかったな。

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    2023年07月12日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    “エンマ様”が見破った「動機の噓」、そこに隠されていた真実とは?
    どんでん返しに次ぐどんでん返し!
    人気カップルYouTuberとストーカー、犯行時の記憶を失ったカリスマホスト、天才子役の母親の転落死……。
    相手のしぐさから噓を見破る敏腕美人刑事・楯岡絵麻が、お馴染みの捜査一課のメンバーとともに数々の難事件に挑む!

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    2023年07月12日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズものと知らずに、新刊から読んでしまったので、ちゃんと順を追って読みたくて購入。
    やはり、面白い。どこから読んでも、楽しめる!
    これは、全巻揃えてしまうな。

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    2023年07月09日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    ネタバレ

    ついにクライマックス。
    死刑囚・明石の冤罪を成立させる為に奔走していた箕島だったけど、前作で殺人を犯してしまった。頭の中に響く、殺された伊武の声が箕島を殺人鬼へと変えようとしていた。指名手配され、逃亡する箕島を追う明石の冤罪を晴らそうとしている仲間達…

    ストラングラーの正体には驚かされました。若干拍子抜けな所もあり…
    そして、かつての恋人の死を追う箕島の狂気じみた執念も又切なかったです。

    ラスト、明石と箕島の立場が逆になっていたのが何とも言えなかったです。
    爽快なラストとは言い難いですが、納得の展開でした。

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    2023年06月27日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    期待通りの面白さ、読みやすさ。
    新しく入ったシオリちゃんがちょっと怪しい。いい子と見せかけて裏があるとか?
    琴莉さんもちょっと勘ぐってみたくなる瞬間がちらほら。目が慣れたら不都合な真実が見えてしまったりする?西野くんを幸せにしてあげてほしいのに。

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    2023年06月25日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    就活生のSNSアカウントを探し出し、個人情報を企業に密告するネット探偵・潮崎 真人。

    彼のせいで就職試験に落ちたとクレームを付ける大学生・茉百合。
    ひょんなとこから、潮崎は、茉百合をアルバイトとして雇うことに。

    しかし、茉百合が見つけたアカウントをフォローしてから、潮崎が知り合った人々が謎の殺人犯の餌食に、、、
    いったい誰が、何のために?
    少しスリラーチックな、現代的ミステリー。

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    2023年06月24日
  • 連弾

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    身元不明の遺体から始まる殺人事件。
    容疑者が浮上してくるのもわりかし早い段階だったがそこから容疑者やその回り、被害者の身元などが現れてきて、読み進めやすかったかな。
    中村亘の狂気さが徐々に現れてきてゾッとする部分もあったが、中村亘の生きざまが切なく感じる。

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    2023年06月20日
  • 連弾

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    初作家さん。面白かった。

    都内の小さな公園で、死体が発見され、捜査一課の音喜多弦は、玉堤署刑事、鳴海桜子と捜査を開始した。

    鳴海桜子は、絶対音感の持ち主で音楽隊志望のちょっと天然な刑事だが、見かけによらず、職質のスペリャリストと呼ばれていた。

    被害者の遺留品にクラシックコンサートのチケットがあった。
    国内でもトップレベルの演奏技術を持つといわれる東亜フィルハーモニーオーケストラ、その指揮をするのは、今や、人気絶頂の篁奏。二人は、彼の元を訪れる。

    現在と過去が、交互に書かれて、最初は、あれあれ?状態だったが、物語が進むにつれ、過去バージョンで、事件の内容が解明されてくる。

    それにしても

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    2023年06月10日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    シリーズ、第二弾。
    死刑囚にて、元刑事の明石 陽一郎。

    捜査一課の簑島 朗(みのしま あきら)は、14年前のストラングラーの犯罪を真似した犯罪を解決した。しかし、証拠捏造を行った伊武警部補が何者かに射殺される。果たして、容疑者は警察内部にいるのか?

    簑島は、困惑しながらも、明石とタッグを組み、冤罪証明のため、証拠集めに奔走する。
    しかし、明石の冤罪が明らかになりそうな時、新たな真実が明らかとなる。それは...

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    2023年05月28日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    相手の仕草で嘘を見破ることができる楯岡絵麻のシリーズ10作目。
    何か切ない話が多かった。絵麻と筒井の仲もかなり戦友感が強くなったような気がする。実際にそんな描写も最後の方に出てきたし。
    西野と琴莉の仲を引き裂こうとする不穏な空気が漂いつつ次作に続きます。

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    2023年05月27日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    タイトル通り、動機にフォーカスした1冊。
    犯人ははっきりしていて、自白していたりするのだけど、なぜ犯行を行ったかに謎があり、エンマ様の登場。
    あいかわらずかっこいい。
    そして、筒井との関係も信頼が増してきていて、いい感じ。
    西野も成長してきてるし。
    子役のあの子の話は切なかった。
    どうか、その後の彼女が強く生きてくれますように。
    あの事件の裏にあの人あり、か。まだ決着はついていないから、まだ続巻があるよね。今度はもうちょっと早めに読めると嬉しい。

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    2023年05月26日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    完結巻。とうとうストラングラーの正体が判明します。
    フーダニットのミステリーではないので誰が犯人かはあまり意味はないですが、そこに至る過程と明石や簑島の行動や言動の意味、そんなあたりを楽しむお話でした。特にこの最終巻はドラスティックに物語が動くので楽しかったです。

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    2023年05月24日
  • ストラングラー 死刑囚の逆転

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    佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の逆転』ハルキ文庫。

    シリーズ第4弾にして、完結編。

    結局のところ、取って付けたようなストラングラーの正体には納得いかなかったし、14年もの間、残忍な犯行を続けられていたというのも信じ難い。

    捜査一課の刑事でありながら、法から逃れ続ける悪を自らの手で成敗しようとして殺人を犯した蓑島朗。冤罪を訴える死刑囚の明石陽一郎。明石の支援者、蓑島の同僚が追い続ける本物のストラングラーの正体は……

    本体価格740円
    ★★★★

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    2023年05月16日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ10作目。
    久しぶりの通常のシリーズものに戻った印象。
    現代の問題を取り入れた4作から成る。
    1作目はカップルYouTuberの男性が配信中に殺害されると言う、最近いろいろ問題になっている生配信。
    犯人はストーカーだった女性だと、すぐに判明するが、絵麻は納得出来ず、マイクロジェスチャーとなだめ行為から、被疑者の隠している事実を炙り出していく。
    2作目はホスト殺し。
    3作目は子役タレントの母親の転落事故。
    そして、4作目に並行して描かれる絵麻と死刑囚の楠木ゆかりの対峙が描かれる。
    久しぶりに取り調べ室が舞台となり、絵麻の心理捜査が全面に出ているし、事件解決後の高齢の飲み会も復活し、初期の

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    2023年04月30日