佐藤青南のレビュー一覧

  • 連弾

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    公園で発見された死体の殺人事件から始まる物語。
    時系列に物語は進み、現代とリンクした時様々な謎が明らかになる。
    少年と少女のピアノにおける様々な出来事。
    彼らが大人になり再会した時に、心に歪みが発生して。
    彼らに関する出来事があまりにショッキング過ぎて事件の事は印象に残らない程に。
    歪んだ愛憎劇といった内容。
    不幸しかない物語だったと思います。

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    2022年03月28日
  • たとえば、君という裏切り

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    3つの話が最後に繋がるミステリー。
    全編を通してある人の話が描かれており、それが誰の事なのかが最後の手紙でわかるという話。
    ある人の想い人以外、関わった人のほぼ全てが不幸になっていて中々エグい。深い愛情というか執念、妄執といった表現の方が的確かも。面白かった。

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    2022年03月27日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    待っていた続編。

    連続殺人犯として死刑囚となった明石が冤罪なのかどうか。その謎がどんどん核心に迫っていく2冊目でした。

    そして、さらに続編があるはず。楽しみだ。

    それにしても蓑島がどんどん壊れていってる。現実と幻覚の違いも分からなくなってきている。蓑島の心理的なストレスを考えると辛い。

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    2022年03月20日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    安定した面白さです。
    エンマ様の活躍もさることながら、今回は西野が主役を奪う活躍?ぶりで、少し見直したな。

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    2022年03月04日
  • 白バイガール 爆走! 五輪大作戦

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    読みやすい作品でした。
    事件の内容は、生々しくなってもおかしくないものですが、軽いタッチでスピード感があってよかったです。
    ぜひ・・・

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    2022年03月01日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の告白』ハルキ文庫。

    『ストラングラー 死刑囚の推理』の続編。連作形式で描かれる書き下ろし警察小説。

    相変わらず、警察官の違法捜査ぶりが際立っている。また、なぜ死刑囚の明石が世の中で起きる様々な犯罪の推理が出来るのかが不思議。だが、ストーリーはそこそこ面白い。

    第一章には女児の誘拐事件、第二章にはオリジナル・ストラングラーを崇拝する中学生による無差別殺人未遂事件、第三章にはパパ活を行っていたお嬢様女子大生の殺害事件が描かれる。第四章は死刑囚の明石の冤罪を証明する新たな証拠が……

    捜査一課の簑島朗は14年前の風俗嬢連続殺人事件の冤罪を訴える死刑囚にして元刑

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    2022年02月22日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    ストラングラー2冊目。ストラングラーの正体はまだまだ見えてこないですが、主人公の簑島がなんだか壊れそうになってきています。このお話はどこに行きつくんだろう。

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    2022年02月19日
  • 連弾

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    ベートーベンを道しるべとして、一人の男の過去と狂気に迫っていく。そんなお話です。才能と欠落、努力と挫折、そんなどこかもの悲しさもあるストーリーです。

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    2022年02月19日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    渋い渋いと連呼することで「渋谷に行こう!」となるのだろうか?
    と言った素人の疑問は置いといて、サラーっと読めてしまった。

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    2022年02月05日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    犯罪心理分析班・八木 小春の活躍。

    高級住宅街で発生した女子高生の失踪事件。
    八木と共に行動する事になった土岐田は、これが営利誘拐ではなく、連続殺人事件の可能性に気付く。

    どんでん返しの連続に、驚きが止まりません。
    登場人物も、サイコパスなど個性的な方が多いですね。

    最後に正体を表したシリアルキラーとは?
    やっと被害者を救い出したと小春が安心したその瞬間、何と、何と...

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    2022年02月05日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    このインタビュー形式で進んでいくのは、湊かなえさんの告白と同じだけど、私は気にぜずにすんなり読めました。
    亜紀ちゃんの人を上手く使う本性や、最後のイヤミス的な結末、終わらない不幸の連鎖。
    先が気になり一気に読みました。
    児童虐待のシーンは、フィクションだけど何処かでは現実の出来事だと思うと読むのが辛かった。
    そして、こんなに日本の児童福祉の現状について考えさせられるとは…

    私には娘が一人居ますので、自分自身とても考えさせられる一冊になってしまいました。
    話の仕掛けや結末等よりも、自分のしてきた子育てと呼ばれるものを思い出し、物思いに耽りました。

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    2022年01月17日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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     110番通報の内容だけで事件を解決する「万里眼」君野いぶきと彼女を慕う同僚の五月女廉のシリーズの第2作。難しい設定だが、なかなかのクォリティー。ただ、第1作の第一編が傑作なのに比し、今回のは凡庸。しかし、事件の謎を解くだけでも難しいのに、さらに君野に通報することにより、通報者の人生まで変わっていくところを描くという意図は前作から変わっておらず、なかなか感動的でもある。それに比べ、いぶきと廉のラブストーリーはジュブナイルめいているのは、相変わらず微笑ましい。

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    2022年01月16日
  • たとえば、君という裏切り

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    正直、何も期待せずに読み始めました。
    でも、退屈せずに一気に読みました。
    最後にあんなバイオレンスな事実が出てくるなんて。
    すべてのことの顛末が怖過ぎる。
    読み終わった後に背表紙のあらすじを見て思いました。
    『確かに、ある人の深い愛に震えましたよっ‼︎』

    なんかもう全部怖い、時代を超えて怖い。
    でも、私を数時間、夢中にさせてくれた。

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    2022年01月03日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    通報電話だけで謎を解いてしまうミステリーの第2弾です。これドラマ化できそうですけど、主人公たちがほぼ通信指令室を出ないので地味かな。

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    2021年12月29日
  • 連弾

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    ネタバレ

    面白かった~
    一気読みしました。

    まさに時を超えた愛憎と狂気が渦巻く慟哭のミステリー。

    都内の公園で死体が発見、

    2019年の現代と1984年の昔の話が交互に展開され、徐々に現代に近づいてきて 点と点が結ばれていく感じがとても読みやすく面白かった。

    昔の話の舞台も長崎島原で、1984年というのも自分の生まれた年代だったので個人的に入り込んでしまった。

    犯人の親からの愛を受けられずに、虐待により聴力を失い、思いを寄せる女性への叶わぬ恋心 愛する人のための復讐劇。 犯人に感情移入してしまい切なくなる場面もあった。

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    2021年12月06日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    視点が変わっていきいろいろなことが徐々に明らかになっていくので、自分のこうなるんやろなが何度も覆されました!すごく面白かったです。

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    2021年11月29日
  • 連弾

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    警察音楽隊採用の刑事ときたか。うーん斬新!要所要所で声楽家ならではの視点で解決に近づいて行くところが良い。ただ今回は犯人の怪物ぶりが際立ったかな。家庭環境によって怪物になる素養は出来上がっていたのかもしれないが、何気ない一言とベートーベンの魔力が作り上げてしまったように思う。次回作に期待。

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    2021年11月25日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ヒロインの「エンマ様」こと絵麻の男前なキャラクターがたまりません。 ハマること間違いなし!
    人気シリーズとなっていて、絵麻が難事件に立ち向かう姿が凛々しい。

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    2021年11月08日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    キネシクス対キネシクスという構図が興味深くて面白かった。キネシクスに対抗する手段として物証がないという前提があるならば開き直りというのが1番効果的という点がシンプル過ぎて拍子抜けするかが、目から鱗で盲点だった。また、対決相手に筆者の名前を使ってきたのには何か意味があるのだろうか?筆者が加害者を演じてみたかったのかな?そういう意味ではとてもイケすかない役を演じきっており、実験的な作品と思う。

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    2021年10月25日
  • 白バイガール 爆走! 五輪大作戦

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    ああ、コロナの影響がないオリンピックを東京で見たかったな。
    今回は鈴木君が意外に頑張っており、少しずつ好感が持てるようになってきました。

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    2021年10月15日