佐藤青南のレビュー一覧

  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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     「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ第5作。
     本作も全4編で構成されているが、それぞれの個別の事件とは別に前作同様全編に渡って伏線があり、それも最後に解決されるという流れになっている。今回も一瞬だけ現れるマイクロジェスチャーを読み取り容疑者を追い込んでいく様が発揮されており、面白い。

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    2025年08月15日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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     人が一瞬見せる仕草から嘘を見抜くスペシャリスト「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ第4作。
     本作も前作までの流れを引き継ぎ取調室での攻防がメインになるが、全体を通して最終話までの伏線がある。最終話では楯岡自身が事件に巻き込まれるという展開になっており、今までとは少し違う印象も受けた。

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    2025年08月14日
  • 眠れる森の殺人者

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    星3.5
    音大出身刑事、鳴海桜子シリーズ第4弾。

    相変わらず、鳴海桜子と音喜多のコンビが楽しい。また。音楽界の豆知識もあるので、それを知る楽しみもある。

    これは私の理解力の問題なのだが、監禁された被害者の独白が誰だかわかりにくかった。また、他の方も書かれていたが、犯人の動機がなぞだったし、具体的にどうやって事故を起こしたのかもわかりにくかった。よって星0.5減。

    今年も続編が出るのだろうか。楽しみ。
    表紙のテイストが前作と変わりすぎなのはなぜ?

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    2025年08月10日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    絵麻の元カレの公安が出てくる。男とはうまくいかない話は度々でてくるが、元カレ本人はでてこない方がよい気がした。

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    2025年08月04日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    高級住宅地で女子高生が失踪した。
    新米刑事の八木小春は、モデルケースとして捜査に参加したプロファイラーの土岐田と捜査を進めるうちに、これが営利誘拐ではなく、連続殺人事件である可能性に気づき……。


    急遽コンビを組むことになった2人が、協力者とともに、統計学を駆使しながら犯人に迫っていく、新米刑事と天才プロファイラーのバディミステリです。

    後半からの怒涛の展開、ミスリードの仕込みなどミステリとしても面白いですが、メインはやはり人間関係の方かなと思います。
    "普通"の小春と"少し違う"土岐田や協力者。その特異性については、語れるほど詳しくはないので言及は

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    2025年08月02日
  • 一億円の犬

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    タイトルと帯が誘拐ミステリーっぽい誘導してる?けど、内容は割とかわいい話。最初、どうしようもない主人公がどんどんかわいく見えてくる不思議。
    読みやすいし、プロットも面白いから、読書苦手な人にもオススメしたい。

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    2025年07月25日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    ネタバレ

    楯岡絵麻がシリーズの著者と同姓同名の作家・佐藤青南と対峙する話。ミステリ作家は時々こういう作品を書く人がいますな。
    ある殺人事件の被害者が佐藤青南のアンチ,加害者が佐藤青南の熱狂的なファンと言うところから話が展開する。そして佐藤青南自身は一癖も二癖もある人物。続いて起こる殺人事件の犯人は? 佐藤青南自身の関与は?

    とはいえ,佐藤青南は分断関係の単なる被疑者の関係者という以上のものではなくそういう意味では通常のシリーズ作品と何ら違うところはない。なぜ敢えて佐藤青南を登場させたのかの意図は良くわからない。強いて言えば絵麻の生みの親であるから絵麻と同じ行動心理学の知識を持っているということか。

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    2025年07月09日
  • ストラングラー 死刑囚の悔恨

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    警察小説として読むか、ストラングラーとして読むかで印象が違うかもしれませんが、まあまあ楽しんで読みました。ここで話を大きく動かしたので、後は、最終巻次第。

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    2025年06月22日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    少し停滞してる感じです。4巻あるのでそう言うこともあるかもしれませんが、箕島の内面描写は少しくどい。

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    2025年06月20日
  • ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    「殺人動画にいいねとチャンネル登録をお願いします」
    「指名料はおまえの命で」
    「天才子役はミスキャスト」
    「誰がために鈴は鳴る」

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    2025年06月20日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    「人気者を殺ってみた」
    路地裏で若い会社員の死体が見つかる。被害者のスマートフォンに残っていた動画から,暴力団員が容疑者として浮上した。被害者は実は登録者が10万人を超える動画投稿チャネルをやってる人気動画投稿者だった。

    「歪んだ轍」
    港区白金の路上で起こった強盗殺人。古物商の社員2人が買い取り要請の依頼を受けて客先に向かう途中だったらしい。2人は買取代金のために現金7千万円を携行しておりこれを奪われた。しかし実はその買取依頼そのものが嘘であることが分かった。

    「鳶はなにを生む」
    要介護老人のホーム・ヘルパーをしている女性が殺された。その女性が最近良くサービスに行っていた老人は女性が殺され

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    2025年06月16日
  • 一億円の犬

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    この風呂敷をどうやって畳むつもりだろう、というのを久しぶりに作者に対してではなく主人公に対して感じながら読めた。

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    2025年06月04日
  • 一億円の犬

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    2025.06.01
    どなたかの書評にもあった。著者の犬に対する想いはよくわかる、そんな一冊。主人公の女性には共感しにくいのが正直な感想。

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    2025年06月01日
  • お電話かわりました名探偵です

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    ネタバレ

    某県警本部通信司令室には「万里眼」と呼ばれる通信指令課員がいる。その正体は君野いぶき巡査、28才の女性警察官である。彼女は通報の内容を聞いただけで真相を見抜いてしまう…。
    「お婆さんが家が盗まれたと言っている」という若い女性からの通報『家を盗まれた女』。帰宅したところ冷蔵庫に保管していた大根が1センチ短くなっているという女性の通報『誰かが大根を食べた』。空室となった上階から足音が聞こえて眠れなかったため幽霊を退治して欲しいという女性の通報『マンションに住む幽霊』。家の壁に赤いインクで落書きがされたという県議会議員の妻からの通報『幻の落書き魔』。帰宅途中のサラリーマンから繁華街の路上で刺されたと

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    2025年05月19日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    ネタバレ

    まさかの終わり方。
    こんな簡単にサイコパス3人も集まるわけないよなとは思うけど…
    読みやすくて面白かった。

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    2025年05月19日
  • 眠れる森の殺人者

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    ヴァイオリン教室に通う児童が忽然と消えた。
    音楽隊志望の鳴海 桜子と捜査一家の音喜多 弦も捜査を開始する。
    そこには隠された過去の事件があった。
    表舞台から消えた音楽家との繋がりはとは?

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    2025年05月17日
  • YOKOHAMA 119 要救助者1623名

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    ★3.5

    横浜市消防局の、女性消防職員を主人公にした作品・・・というと、近頃、フジテレビで同じような設定のドラマがありましたが、こちらは、通信指令センターでは無く出張所の消防士の話。

    最後の、大型クルーズ船での火事の話は、どこかしら海猿を思い出させるような設定ではありますが、あそこまで、リポビタンDみたいな話はありません。

    シリーズ化されている様です。次作も読んでみたいですね。

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    2025年05月14日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    「目の上のあいつ」
    薬物で有罪となったかつての人気ミュージシャンが活動再開しようとしていた矢先に自分のスタジオで死亡しているのが発見される。一見覚せい剤の乱用が元で休止したように見えたが...。
    「ご近所さんにご用心」
    老女が自宅で死んでいるのが発見された事件。容疑者として上がってきたのは,隣に住む亡妻の重度の障害のある連れ子を一人で世話している近所でも評判の良い男。一体何があったのか。
    「敵の敵も敵」
    中学生の女子が仲間にリンチされて死亡した。容疑者は被害者の幼馴染で親友の少女。被害者が陰で自分の悪口を言っていると怒っていたようで,不良仲間3人を連れて被害者を呼び出したらしい。どう考えても有

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    2025年05月12日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    主人公にいまひとつ共感も好感も持てずに話が進み、まわりくどいなーと真相がわかり、最後にストンと終わった。現代の問題点がいろいろ浮き彫りにされててそれぞれの人物深掘りしたら面白そうなのに上辺だけ掬った感じで物足りなさをしっかり感じた。

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    2025年04月24日
  • 残奏

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    ネタバレ

    音楽隊採用の変わり者刑事、鳴海桜子シリーズ第三弾。
    前二作同様、サクサク読めるし、次回作もぜひ読んでみたいのは確かなのだが‥‥。

    ロックミュージシャンの古溝や校長の性格がもう少し詳しく書かれていた方が、殺人の動機としては納得できたかも。自殺の動機としては充分過ぎるのだが、校長がしたことは言語道断なのだが、古溝はまだ中学生で、よくありうることかもしれないし。
    また、細かいことだが、鳴海が音大卒というだけで、 吹奏楽部の顧問がプロ扱いするなんて。ちまたに音大卒なんて掃いて捨てるほどいるでしょうが。もっとも鳴海は本当はプロ顔負けの実力者なんだけど。
    北海道の食べ物描写は、とっても楽しい。

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    2025年04月19日