佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■勝手に予告編
『はい。Z県警察110番です。事件ですか。事故ですか』
壁一面を覆う巨大なスクリーンに、三十六個の様々な情報が映し出された通信指令室。
それらを瞬時に理解し、適切に対処する十二人の精鋭に、早乙女廉と小洒落た名前を持つ僕も、一応は含まれている。
1日に1,200件の通報が入電する指令室では、時に謎めいた通報が舞い込んでくる。
『家が盗まれました』『幽霊を退治してください』と、いたずらにも思える内容に呆れていたが、すらっと延びた細い腕が『三者』のボタンを軽やかに押す。
「お電話かわりました。〜中略〜、君野です」
さぁ、名探偵の降臨だ。
■読後の感想
通報者の会話だけで -
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
シリーズ初の上下巻。
作者の作品の主人公は特殊な能力を持ってることが多いけど、今作の鳴海桜子も絶対音感を持ち、相貌喪失と言う設定。
他の人の感想にもあるが、顔が分からないのに、刑事がつとまるのか、と言うのは同感。
だが、バディを組む音喜多と一緒に数々の事件に挑んで来たが、今回の相手は所謂シリアルキラー。
以前の作風より、ライトタッチでは無くなっているのだが、果たして今回のように犯人が入れ替わり続けるのは、ミステリーとしてありなのか?
犯人たちの動機がイマイチ共感し難く、ただ単に話を拗らせてるだけの後半がちょっとつまらなかった。
流石に毎回桜子のいる所轄で事件が起きるのは不自然 -
Posted by ブクログ
佐藤青南『不純正律 下』中公文庫。
絶対音感刑事・鳴海桜子シリーズの最新作が書き下ろしの上下巻で2ヶ月連続刊行。
警察音楽隊志望で音大から警察官になった異色の刑事、鳴海桜子が再び捜査一課の音喜多玄とコンビを組み、連続殺人犯に迫る。
既に上巻では連続殺人犯の正体が明らかにされているのだが、下巻ではどのような決着を付けるのだろうか。
主人公と主要な登場人物が生き残ることは予想の範囲だが、やたらと人が殺害されるだけで、救いが無く、どうにもシックリと来ない結末だった。
桜子の異母姉妹の山本寧々が、シリアルキラーの椿山麗依の手先になり、連続殺人を引き継いだ理由がよく解らないのだ。単に生まれつい