佐藤青南のレビュー一覧

  • お電話かわりました名探偵です

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    通信司令室を舞台にしたミステリー。
    通報者との会話だけで真実に迫る...
    いわゆる『安楽椅子探偵物』でしょうか?

    『千里眼』を超える『万里眼』の異名を取る君野いぶき巡査長。

    そして、声と名前だけはイケメンの早乙女廉。実は、異性との会話もおぼつかない、優柔不断な軟弱者。

    通報内容は、不可思議なものばかり...
    ・家が盗まれた
    ・誰かが大根を食べた
    ・マンションの上の階に幽霊が出た
    などなど

    早乙女と君野は、不可思議な謎を解けるのか?
    2人のコミカルなすれ違いも、面白いですね。

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    2021年01月08日
  • 白バイガール 爆走! 五輪大作戦

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    白バイガールの第5弾。2020は延期されましたが、来年こんな事件が起きたらと思うとちょっと不安になります。多分オリンピックは中止でしょうけど。

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    2020年12月28日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ4作目。取調室でのやりとりは飽きてきていたので拉致られたりした今回の展開はとても新鮮で面白かった。西野さんはじめ筒井&綿貫コンビもすっかりお仲間として定着し物語を盛り上げる。元恋人が別の作品とリンクしていたそうでそっちも気になりだした。

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    2020年12月23日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    シリーズ4作目にしてかなり面白くなってきた。
    木乃美の成長だけでなく潤の変化や新人 鈴木の突っ張り方も微笑ましいし、分駐所のチームワークも素晴らしい。
    前向きで元気な気持ちになれる一冊だと思います。

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    2020年12月19日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    思わず振り向くような美貌を持った女刑事が被疑者を行動心理学を使って尋問する話です。
    海外のドラマでメンタリストというものがあるのですが、それの女刑事版という感じでとても面白かったです。
    短編集なので最初の方はあっという間に話が進み、物足りない感があったのですが、最後2話らへんは女刑事の過去の話が出てきたり伏線がじわじわとあって面白かったです。
    「私はきみと話してない。きみの大脳辺緑系と会話しているの。きみは黙ってていいから」
    この台詞が来ると、お、来た!とわくわくしました。
    ただ、数字が付いていないのでどれから読んでもいいのかもしれませんが、シリーズのどれが最初なのかよくわかりませんでした。

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    2020年12月11日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    楯岡絵麻シリーズ。
    男性の餓死死体から宗教団体の陰謀まで。
    息をつかせぬスリリングな展開はこのシリーズの醍醐味。
    今回も夢中で一気読みしました。
    歌織ちゃんの優しさが切なかったですね。
    西野と琴莉のこれからも楽しみ。
    自分的スポットは何といっても塚本さん!
    このシリーズだと憎まれ役だけど。
    八木小春シリーズを読んだ後だと色んな意味で愛すべきキャラでテンションが上がってしまった(笑)

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    2020年12月04日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    不器用な青年の微笑ましい恋愛小説かと思いきや、読み進めるごとに忍び寄る恐怖。
    狂気と言った方が適切かもしれません。
    女性はしたたかで怖い生き物だとは思いますが、これはもう狂ってる。
    同じ女性の私でも、ぞっとしました。

    愛されることは必ずしも幸せではないですね。
    重すぎる強すぎる愛は愛情ではない。

    伏線に気が付いたのにミスリードにひっかかり、終盤のどんでん返しに驚きました。
    恐怖と切なさと哀しさと。
    なんとも言えない読後感。

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    2020年11月29日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ずいぶんと筒井・綿貫コンビとエンマ様の距離が近づいたなぁという感じでした。
    西野には驚き、ドラマ版のシオリちゃんに比べるとだいぶ腹黒いシオリちゃんも登場し、第四話のラストはさらなる展開を予想させているので、続きがますます楽しみです。

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    2020年11月27日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ第6弾。
    似非健康食品の店長が殺された事件について調査する絵麻達。
    そこに浮上した、かつての恩師。
    その恩師との関りを軸に事件解決へと進む今作。
    かつての第一人者の成れの果て。哀しい物語でした。
    彼はきっと心の弱い人間だったんでしょうね。
    かつての恩師を超えた絵麻は、また次へと進んでいく。

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    2020年11月24日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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     行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ第3弾。本作も連作短編4編を収める。
     第1話・第2話は、テレビドラマの原作にもなった作品で、過去の作品同様主な舞台は取調室。しかし、第3話・第4話は今までの流れとは趣を異にする作品といった印象を受ける。取調室での容疑者の様子を見る「静」の観察ではなく、楯岡と相方の西野が事件現場へと向かい聞き込みをする等、「動」といったイメージである。行動心理を駆使した楯岡の推理が炸裂するミステリー仕立てになっている印象がある。
     これはこれで面白いのだが、今後のシリーズ展開を左右するのではという印象がぬぐえない。再び舞台は取調室に戻るのか、それともこの流れを引き継ぎ事件現場

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    2020年11月20日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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     行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ第2弾。本作は4話収録の連作短編集。前作同様、嘘をつく時の一瞬の動き「なだめ行動」や嘘をつく前の一瞬の行動「マイクロジェスチャー」など、すでにお馴染みとなった大脳辺縁系のパターン行動を読み解き、事件解決に導く。さらに本作では、前作よりも取調室における駆け引きがより際立っているようにも感じる。
     また、前作から継続して描かれている楯岡の恩師殺害事件が犯人との直接接触によりクライマックスを迎える点も見逃せない。この事件を除く3話はドラマのシーズン1の原作にもなっているが、この恩師殺害に関してはドラマでは描かれていないので、小説でしか味わえない面白さがある。

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    2020年11月16日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ第3弾。筒井さんのキャラクターが個人的には面白かった。トイレで同僚に遭遇するシーンは毎回笑ってしまった。それにしても西野刑事。彼なしにはエンマ様シリーズ語れない。今回も良い仕事している。安定の面白さが更に円熟してきたように思う。

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    2020年11月15日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    久しぶりの楯岡絵麻シリーズ。
    警察官の自殺から始まった、様々な事件を追う事に解明されていく謎。
    最初の事件をエピローグ以外はあまり関連性はなかったけど。
    他の事件も短編として楽しむことが出来ました。
    最後は哀しい結末でした。

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    2020年11月10日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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     行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ第1作。テレビドラマのシーズン1の原作になった5編を収録した短編集。
     行動心理学を用いて被疑者の嘘を見破り、事件解決に導く通称「エンマ様」。「取調室」を舞台にした作品なので、派手さはないが、細かい行動分析が繰り広げられる。嘘をつく時に表れる「なだめ行動」、頭で考える前のほんの一瞬だけ表れる「マイクロジャスチャー」などなど。人は口では嘘をつくけれども、身体は雄弁に物語っているということがよくわかる。
     ドラマとは違い、楯岡の過去に関する伏線がはられているので、今後の展開が気になる。

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    2020年10月28日
  • たとえば、君という裏切り

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    ラストの手紙の、涼花さんの突き抜けた感じ、良いな……。
    こういうフィクションならではの天晴な魅力、もう、すき。

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    2020年10月26日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    司法書士見習いの男が居酒屋で女と知り合う
    職場の女とも近づき・・・
    3章からなるお話で、章ごとに視点が変わってました
    2章の頭でまずびっくりな展開に
    2章の終盤から3章にかけてまたびっくりでした

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    2020年10月14日
  • たとえば、君という裏切り

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    病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先に現れる女子大生に恋をした大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女―彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。
    三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。


    1つ目の作品を読んで、何かうまく表現は出来ないが、好きな感じだなぁ~と思った。
    2つ目の作品を読んで、あー、ありそうだなぁ、こういうの。
    男の子の恋心なのに、妙に感情移入してしまった。
    あれ?でも3作がつながるようなことが帯に書いてあったような・・・。

    3作目、あーーーーなるほど

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    2020年09月27日
  • ストラングラー 死刑囚の推理

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    佐藤青南『ストラングラー 死刑囚の推理』ハルキ文庫。

    新シリーズの書き下ろし第1作。有名なところではトマス・ハリスの『レッドドラゴン』など、死刑囚や囚人が探偵役となる小説やテレビドラマは様々あるが、果してこのシリーズはどうか……

    死刑囚の明石の推理とストーリーも面白いし、この後の続きが気になるのだが、警察官の違法捜査と堕落ぶりが際立っているのが気になった。これは一種の反則技ではなかろうか。

    東京都内で発生した『ストラングラー』と呼ばれる連続デリヘル嬢絞殺事件の現場に残された物証等は、14年前に発生した4人のデリヘル嬢を絞殺した事件と酷似していた。事件を捜査する警視庁捜査一課の箕島朗は、東

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    2020年09月19日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    久しぶりの楯岡絵麻シリーズ。
    短編数編の後メインは、あの八木小春シリーズでも活躍するC-Mas塚本が追う国際テロリスト事件の全貌。
    ここでの塚本は人を駒のように扱う冷酷な面が主立ってるけど、八木小春シリーズを見た後だとなぜか憎めない(笑)。
    終盤のピンチの展開は引き込まれました。
    前作から西野に加え、筒井と綿貫との信頼関係も強くなったかな。
    個人的には第一話の「目の上のあいつ」が結構好き。

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    2020年08月25日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    またまた短編集。
    元同級生と交際を始め春が来たはずの西野。でもなにか陰がある。
    そして、やるせない話が二つ。特に最後の話は、黒幕が読めず、かつて登場したあの人物が黒幕とわかって、ツインソウルの意味もわかった。怖い敵だなと思ったけれど、あれ?相棒で似たような話があったよなーと思い、星ひとつ減。

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    2020年08月15日