佐藤青南のレビュー一覧

  • 犯罪心理分析班・八木小春 ハロウィンの花

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    少し現実離れしているように思える描写のある作品だが、今回は特にそれを感じた。現実に警察官が作中のような畑中への対応をしたら大炎上ではないか。
    ただし、全体としては面白く読むことができた。間柴はすっかり馴染んでいるし、楯岡絵麻と八木小春の対面も多くの読者が待ち望んでいた展開と思う。

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    2021年03月16日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    シリーズ2作目。
    強烈すぎるC-Masメンバーに振り回されながらも事件解決のために奔走する小春の姿が印象的。
    先輩刑事の間柴とC-Masメンバーとのやり取りを描いてくれていることによって各人の性格を引き出してくれている気がする。

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    2021年03月16日
  • たとえば、君という裏切り

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    3+1のお話がありました
    一つ目、二つ目を読んで三つ目を読んだら
    あっ!てなりました
    誰が誰で、誰が誰でっていうのが三つ目の話で徐々にわかるようになって・・・
    そして+1の短い話で・・・
    これはもう一回読んでおさらいしたほうがいいかなと思うくらいでした
    結末を見て、なるほどそういうことかと
    なかなか楽しめました

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    2021年03月15日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    エンマ様と西野というペアの周りに塚本や琴莉、筒井や綿貫がおり、人間関係が面白くなっている。エンマ様と西野の関係も今後どうなるか気になるところ。
    歌織ちゃんと母親のシーンでは、どちらも相手を想ってとった行動が招いたことであったが、琴莉や西野のある種「お節介」が良い方向に導いた。
    前作「ヴィジュアル・クリフ」や本作では『信じる』とは何か、考えさせられる。

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    2021年03月14日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズ初の長編。
    楯岡絵麻を育てた恩師との対決は、目の前の恩師の言動を受け止め難いと思う楯岡絵麻の気持ちや気持ちの揺れ動きが描かれており、塚本編と同様楯岡絵麻の人間らしさを見ることができた。
    西野の趣味?であるキャバクラ通いが捜査に活用されるなど、事件解決へのアプローチがこれまでと違っていて面白かった。

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    2021年03月14日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズで出てきた塚本と全く違う印象で戸惑いがあったし土岐田に対してもはじめはキャラクターに馴染めなかったが、各キャラクターが際立っていて面白かった。
    はじめは少し読みにくい気がしたが、後半はテンポよく読み進めることが出来た。
    最後に出てくる「捜査一課でも随一の取り調べのスペシャリスト」はエンマ様なのだろうなと思い、思わぬところでの登場人物との再会で嬉しくなった。

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    2021年03月06日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    今作は綿貫回と言ってもいいかもしれない。
    ストーリーは綿貫の同期である宮出が拳銃自殺するところから始まる。
    真実にたどり着いた綿貫が「同期の宮出が命懸けで守ろうとした二人の絆を、自分が引き裂くかたちになった」ときの心情は計り知れない。
    結末の前に「非情家族の肖像」回があることで、家族のあり方の対比が浮かび上がるような気がした。

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    2021年03月06日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    楯岡絵麻が塚本とのやり取りで揺れ動いたり、筒井が娘を心配し、部下の発言に動揺するなど、本作では登場人物の人間らしい部分の描写が多数ありそこが印象的であった。
    「ヌール」潜入の回はハラハラしながら一気に読みきった。

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    2021年03月06日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    楯岡・西野ペアに筒井・綿貫ペアもあわさり、連携プレーで事件解決に導くのが面白く、読み応えがあった。
    犯人の意思で行動していると錯覚させながら自分が望む選択をするように思考を制御する楯岡絵麻の術は流石の一言。

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    2021年03月06日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    SNSで見て気になり、手に取った本。
    人が嘘をつく瞬間に0.2秒だけ現れるというマイクロジェスチャーを読み取って真実にたどり着くストーリーで、とても読みやすかった。
    「大脳辺縁系に聞く」という独特の言い回しで、相手に斬り込んでいく様子は痛快であった。
    文面には行動心理学の説明もあり、興味深かった。
    恩師の事件が気になり、続編も手に取った。

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    2021年02月23日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズ第2弾。恩師の事件の真相が気になり本書を手にとったものの、まだしばらく決着はつかないと思っていたので結末には驚いた。
    このシリーズは、ドキドキしながらも、最後は必ず主人公が真実にたどり着いてくれるはずだという安心感のようなものを持ちながら読むことができる。
    次の作品も読みたいと思う。

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    2021年02月21日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    久しぶりのエンマシリーズ。

    毎度の如く、マイクロジェスチャー解読が冴え渡る。
    自分にとってリズム感が良い文体なので、スラスラ読めるのもまた楽しい。

    第二話の歪んだ轍が、悲しい結末だった。。
    筒井さんに共感してしまった。

    第四話で、この本のタイトルの意味を知り、ゾワッとしてしまった。。
    ほんと怖い。。
    まあ、そもそも、第四話全体が怖いなーと思ったけれど。
    実際にあり得そうな事件だから。。今なら。。

    新たな登場人物と、新たな黒幕出現で、今後の展開が気になる終わりだった。

    余談だが。
    マイクロジェスチャーを少しでもわかりたいと、微表情の本を読んでみたが。。
    そう簡単に会得できるわけもなく。

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    2021年02月07日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    普通の恋愛小説かと思ったら、
    …怖かった。ホラーでは無いけど…
    やはり女性は強くて怖い。

    1/3くらい読み進めてびっくり。
    え?え?って戸惑いながら
    読み進めて、最後であーあ。と。

    ちょっと変化球が欲しい人には良いかも。

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    2021年02月02日
  • お電話かわりました名探偵です

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    佐藤青南『お電話かわりました名探偵です』角川文庫。

    県警本部の通信指令室を舞台にした連作ミステリー。書き下ろし短編5編を収録。

    君野いぶきは、電話の情報だけで事件を解決する伝説の指令課員で、『万里眼』と呼ばれていた。『閻魔様』から今度は『万里眼』。安楽椅子探偵的な設定で、軽く読めるのに謎解きもあり、まあまあ面白い。しかし、ストーリーがあっさりし過ぎていて、『閻魔様』の方が面白いかな。

    『CACE 1 家を盗まれた女』。深夜に買い物に行き、帰って来たら家を盗まれたと言う老女。老女の代わりに県警本部の通信指令室に通報した若い女性。通報を受けた早乙女廉は『イエが盗まれた』という一報に動揺してい

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    2021年01月30日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    長らく追いかけているエンマ様シリーズ、とうとう西野刑事にも春がきたかぁ。即身仏というおどろおどろしい事件から新興宗教が浮上し元彼まで登場。今回も盛り沢山の長編で大満足。エンマ様が少し寂しそうだったのが気になる。

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    2021年01月28日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ8作目。
    今回は短編の中、今後の黒幕になるであろうあの人物との再会。
    短編の事件の中でも更なる真相が隠れていて。ダーク要素が多かったかな。
    最後に意味が分かった「ツインソウル」。
    枝分かれしたふたつの魂は、今後どういう展開になるのか。

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    2021年01月24日
  • たとえば、君という裏切り

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    3つのストーリーからなる作品。

    どれもあまり気分の良い話ではなくて、重たい気持ちになるなぁという程度で読んでいたら、3つ目で、はっとしました。
    ぞくっとしたと言った方が適切かもしれません。
    思わず最初から読み返してしまい、さらにぞっとして。
    ちょっと手が震えそうなくらいの衝撃で、動悸がしてきそうだと思っていたら、そこからさらにラストの衝撃。
    なんという話を書くんだ。

    人の愛は恐ろしい。

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    2021年01月16日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ第5弾。
    もうここまで来るとネタ切れになりがちだが、今回は綿貫刑事の同期が絡む切なすぎるストーリーが心に残った。読後感にもえぐられた思いが。
    信じられないほどに冴え渡るエンマ様の洞察力にはさほど驚かなくなってきたし、むしろほらキタキタ‼️的な感じで面白く読み進められる短編と根底にある同期の事件。ラストで明かされる謎にも光はささなかったけれど各自のキャラ立ちに救われたような気がする。逆立ちを教える綿貫刑事素敵だったなぁ。

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    2021年01月16日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    2018年秋にBSテレ東で8回連続で放映され、その後もスピンオフや第2シーズンが作られたドラマの原作シリーズの第1作。ドラマの主演は栗山千明。この巻の5話は、いずれもシーズン1でドラマ化されており、津田寛治さんや堀内敬子さん、森口瑤子さんらが取り調べを受けている。いや、テレビドラマ化ってすごいわと感心。じっくり読むと思い出して面白い。そう云えばこの次に出た第2作目の収録作品もドラマ化されていて、私はドラマ化以前の2015年に読んでるんだけど、すっかり忘れてた。もう一度読み直してみよう

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    2021年01月13日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    皆さんも書かれていますが、すらすらと読んでしまいました。人間模様もあっさり目でディープな作品の後に丁度良い感じです。過去の事件も気になるので続編も買いました。

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    2021年01月11日