佐藤青南のレビュー一覧

  • 白バイガール フルスロットル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     夢にまで見た箱根駅伝の先導への切符、全国の精鋭が集まる白バイ競技大会の神奈川県代表に選ばれる。所が選手に選ばれた人達が事故によって怪我を負う事になり…

     あれだけ人に興味の無かった潤が、事件で知り合った人に親身になり、木乃美の影響を良い方向に受けて成長したのが喜ばしいです。一匹狼な潤が、今では木乃美とベストパートナーになりお互いを信頼しているのが成長したなと思います。

     結局遠回りしたけど、夢を叶えた木乃美の成長もこれで見納めだと思うと寂しいけど、とても爽快なラストでした。

    0
    2021年05月31日
  • 白バイガール フルスロットル

    Posted by ブクログ

    名残惜しいですが、シリーズ最終巻。この巻では石川町あたりを舞台にヤクザとコリアンマフィアの抗争が描かれます。主人公の木乃美はといえば、白バイ競技大会の合宿などで不在がちで、本編にはなかなか絡んできません。終盤の展開は読めますけど面白かったですね。
    このシリーズは風景のわかる場所がたくさん出てきて楽しかったです。終わらせ方もうまいと感じました。登場人物への愛を感じるエンディングでした。

    0
    2021年05月25日
  • 白バイガール

    Posted by ブクログ

    ドラマのような急転直下型のストーリーで一冊の本できれいに完結していて読みやすかった。これはシリーズ化するわなと納得。
    作者はよほどバイクが好きなんだろう、すべてにバイクが絡むのでライダーである自分も十分に楽しませてもらった。
    作中にも出る小路旋回、これ自分も苦手です。主人公が最後にしっかりキメて追跡するシーンはちょっと感動してしまった。
    これはシリーズ全部読んじゃうかなー

    0
    2021年05月17日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    栗山千明主演のテレ東系の連ドラ「サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの原作第3作。これもドラマ化されたものが多いので読んでて思い出す。ただ、最後の話はあまりに怖すぎるわ

    0
    2021年04月27日
  • たとえば、君という裏切り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    岡山への電車で読んだ。おまえのなりすましかー!って、最後びっくりした。話がつながっていないように見えて全部つながってる。好き。余命わずかの引退する鴨志田玲、編集者の下田涼花、ライター。

    「下手に趣味が合ったらそれはそれで細かい好みの違いとかが気になるのでは。ならいっそ全然異なる嗜好と価値観同士の方がお互いを素直に尊敬しあえるのではないか」ってせりふについてだけど、 いや、程度の問題では。

    少なくとも相手が何を話しているか大体わかってないと尊敬もできない。同じ日本語でも全く興味のない分野の固有名詞は外国語と同じ。外国語なら意味が分からない、文化の違い、で諦めもつくけど相手の内容がさっぱり理解

    0
    2021年04月17日
  • お電話かわりました名探偵です

    Posted by ブクログ

    新シリーズの始まりか?内容はそんなに重くなくてスラスラ読み進められる。ところどころに入ってくるラブコメ的要素が邪魔な感じはするし、早乙女くんのキャラもかなりウザいし、いぶき先輩の普段のキャラも良く分かりにくい。
    ただし、安楽椅子探偵モノとしての鋭さは面白く、電話でのやりとりから解決していく流れはよくできている。
    今回は事件そのものも大したものではないので短編集としては成立しているが、次々回くらいには長編でも読んでみたいと思う(多分、次に出るとしても短編集だと思うので)。
    キャラと事件がうまく結びつくともっと面白くなるかも。

    0
    2021年03月28日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

    Posted by ブクログ

    長崎の小さな町で交通事故がきっかけで発覚した義父による虐待案件。被害児童、亜紀を救おうと動いた児相の元所長の話を軸に彼女を取り巻く当時の状況が担任教師や同級生、母親の同僚や児相職員等様々な視点で語られる。それはやがて10年前に起きた事件の真相に繋がり…。インタビュー形式を取っていて外堀から徐々に埋まっていく流れが堅実だと思っていたら最終的に浮かんだ事件の真相は斜め上でおおっとなった。虐待からの逃亡の難しさが最後のやるせなさに繋がるのも上手いが亜紀が不憫過ぎる。何処かに違う道が…ないよなぁ多分。

    0
    2021年03月27日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

    Posted by ブクログ

    極端に秀でた能力と精神面での独自性を持つC-MASのメンバー達が、自分の弱点を認識しつつ互いをサポートしながら協力する様子が力強く感じます。
    法律の遵守精神に欠けるのはさておき、多様性を尊重する現代社会ではこんなチームが本当にあっても良いと思う。
    現実感はさておき展開が面白く、シリーズ2作目にして上手く馴染んできた印象なので今後も楽しみです。

    0
    2021年03月17日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 ハロウィンの花

    Posted by ブクログ

    少し現実離れしているように思える描写のある作品だが、今回は特にそれを感じた。現実に警察官が作中のような畑中への対応をしたら大炎上ではないか。
    ただし、全体としては面白く読むことができた。間柴はすっかり馴染んでいるし、楯岡絵麻と八木小春の対面も多くの読者が待ち望んでいた展開と思う。

    0
    2021年03月16日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目。
    強烈すぎるC-Masメンバーに振り回されながらも事件解決のために奔走する小春の姿が印象的。
    先輩刑事の間柴とC-Masメンバーとのやり取りを描いてくれていることによって各人の性格を引き出してくれている気がする。

    0
    2021年03月16日
  • たとえば、君という裏切り

    Posted by ブクログ

    3+1のお話がありました
    一つ目、二つ目を読んで三つ目を読んだら
    あっ!てなりました
    誰が誰で、誰が誰でっていうのが三つ目の話で徐々にわかるようになって・・・
    そして+1の短い話で・・・
    これはもう一回読んでおさらいしたほうがいいかなと思うくらいでした
    結末を見て、なるほどそういうことかと
    なかなか楽しめました

    0
    2021年03月15日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    エンマ様と西野というペアの周りに塚本や琴莉、筒井や綿貫がおり、人間関係が面白くなっている。エンマ様と西野の関係も今後どうなるか気になるところ。
    歌織ちゃんと母親のシーンでは、どちらも相手を想ってとった行動が招いたことであったが、琴莉や西野のある種「お節介」が良い方向に導いた。
    前作「ヴィジュアル・クリフ」や本作では『信じる』とは何か、考えさせられる。

    0
    2021年03月14日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズ初の長編。
    楯岡絵麻を育てた恩師との対決は、目の前の恩師の言動を受け止め難いと思う楯岡絵麻の気持ちや気持ちの揺れ動きが描かれており、塚本編と同様楯岡絵麻の人間らしさを見ることができた。
    西野の趣味?であるキャバクラ通いが捜査に活用されるなど、事件解決へのアプローチがこれまでと違っていて面白かった。

    0
    2021年03月14日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズで出てきた塚本と全く違う印象で戸惑いがあったし土岐田に対してもはじめはキャラクターに馴染めなかったが、各キャラクターが際立っていて面白かった。
    はじめは少し読みにくい気がしたが、後半はテンポよく読み進めることが出来た。
    最後に出てくる「捜査一課でも随一の取り調べのスペシャリスト」はエンマ様なのだろうなと思い、思わぬところでの登場人物との再会で嬉しくなった。

    0
    2021年03月06日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今作は綿貫回と言ってもいいかもしれない。
    ストーリーは綿貫の同期である宮出が拳銃自殺するところから始まる。
    真実にたどり着いた綿貫が「同期の宮出が命懸けで守ろうとした二人の絆を、自分が引き裂くかたちになった」ときの心情は計り知れない。
    結末の前に「非情家族の肖像」回があることで、家族のあり方の対比が浮かび上がるような気がした。

    0
    2021年03月06日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楯岡絵麻が塚本とのやり取りで揺れ動いたり、筒井が娘を心配し、部下の発言に動揺するなど、本作では登場人物の人間らしい部分の描写が多数ありそこが印象的であった。
    「ヌール」潜入の回はハラハラしながら一気に読みきった。

    0
    2021年03月06日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楯岡・西野ペアに筒井・綿貫ペアもあわさり、連携プレーで事件解決に導くのが面白く、読み応えがあった。
    犯人の意思で行動していると錯覚させながら自分が望む選択をするように思考を制御する楯岡絵麻の術は流石の一言。

    0
    2021年03月06日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    SNSで見て気になり、手に取った本。
    人が嘘をつく瞬間に0.2秒だけ現れるというマイクロジェスチャーを読み取って真実にたどり着くストーリーで、とても読みやすかった。
    「大脳辺縁系に聞く」という独特の言い回しで、相手に斬り込んでいく様子は痛快であった。
    文面には行動心理学の説明もあり、興味深かった。
    恩師の事件が気になり、続編も手に取った。

    0
    2021年02月23日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    楯岡絵麻シリーズ第2弾。恩師の事件の真相が気になり本書を手にとったものの、まだしばらく決着はつかないと思っていたので結末には驚いた。
    このシリーズは、ドキドキしながらも、最後は必ず主人公が真実にたどり着いてくれるはずだという安心感のようなものを持ちながら読むことができる。
    次の作品も読みたいと思う。

    0
    2021年02月21日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

    Posted by ブクログ

    久しぶりのエンマシリーズ。

    毎度の如く、マイクロジェスチャー解読が冴え渡る。
    自分にとってリズム感が良い文体なので、スラスラ読めるのもまた楽しい。

    第二話の歪んだ轍が、悲しい結末だった。。
    筒井さんに共感してしまった。

    第四話で、この本のタイトルの意味を知り、ゾワッとしてしまった。。
    ほんと怖い。。
    まあ、そもそも、第四話全体が怖いなーと思ったけれど。
    実際にあり得そうな事件だから。。今なら。。

    新たな登場人物と、新たな黒幕出現で、今後の展開が気になる終わりだった。

    余談だが。
    マイクロジェスチャーを少しでもわかりたいと、微表情の本を読んでみたが。。
    そう簡単に会得できるわけもなく。

    0
    2021年02月07日