【感想・ネタバレ】たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君にのレビュー

あらすじ

「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない毎日を一変させた。君への恋心を確信した頃、僕はある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始めて……。これは恋か罠か、それとも――? ときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!

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Posted by ブクログ

今作品の醍醐味は他のミステリ作品とは違うところだと思いました。謎として伏せている箇所が、犯人の動機ではなく殺害された被害者の思惑になっているところが面白い点だと思います。
また面白さに一役買っているのが、三人称ではなく一人称視点で物語が進む所だと感じています。被害者、警視庁の方、加害者と目まぐるしく視点が変わっていくことで、読者が真実を追い求めたくなるよう設計されていると感じました。面白かったです。

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2024年12月05日

Posted by ブクログ

とても面白かった。
佐藤青南さんの一冊目になります。
結論からするととても良かったです。
話の展開、伏線の拾い方、ネタバレの仕方が自然で
ほぼストレスなく一気に読みました。
他の作品もぜひ読みたいです。
おすすめですね。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

人って怖い。
峯岸さん怖い、と思いながら読んでたら後半「えぇ、そっち〜?」って感じだった。
コーヨーさんいい人だから普通に上手くいってほしかったなー。

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

今まで読んだことのない展開だった。

別著「たとえば、君という裏切り」を読んだとき、佐藤青南先生+栗俣力也さんの作品は、文章の重みよりも物語の仕掛けの方が優先される作風だなと感じたし、このときの仕掛けは私にとって度肝を抜くというほどのものではなかった。

一方、本作品も仕掛け優先という同じ作風ではあるものの、特に第二章において想像以上に予想外の展開が待っており「この先生はこの章で一体何を書いているのだろう(いい意味で)」「この章で一体何が言いたいんだろう(いい意味で)」と疑問に思いながら読むことになったし、このような読書体験は今までになかった。

全ての謎が明かされる第三章は非常に上手くまとめられているので読後の後味もとても良い。

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2022年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

峰岸さんがただただ狂気的で恐ろしい。
読み進めて行って、ななが峰岸に繋がるために公洋に近づいたのを知り、公洋の気持ちを思うと辛すぎるなぁと思っていたけれど、実は本気で好きになっていたことが分かりほっとした。
主人公はひたすらに優しくて、優しさが事件の全ての引き金だと思うと残酷だと思った。
公洋が死んだこと、そして峰岸の主張が通ったことにモヤモヤしてしまうが、面白かった。

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2024年06月23日

Posted by ブクログ

あらすじからどんな展開になるんだろうと…
読み進めても想像がつかなかったのは久しぶりだった。

誰が悪者かは初めから明確に描かれていた。
峰岸裕子、パーソナリティ障害を思わせる彼女は、
周囲に影響を与えるエネルギーに富んでいる。
そして害の無さそうな主人公の公洋と奈々。
なにかあるとすれば、悪者は奈々の方かと疑いながら読み進め、結果としては…。

短期間で話が進み、関係性が成熟する前に全てが終わってしまった。それでも憎しみや優しさや愛に溢れた、悲しくて感動する物語だった。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 公洋、奈々、峰岸の三人の視点から書かれる三角関係の恋愛ミステリーかと思いきや、峰岸の化け物じみた情念がひたすら怖い、甘ったるいだけではない恋愛ミステリーだった。また、「事件が起きてから、実際にはどのようなことが起こったのか?」「峰岸の過去と今回の事件のミッシングリンクは何か?」ということが明らかになっていく展開に驚かされた。それにしても、公洋は職場で上司にパワハラを受けて挙げ句にクビになり(峰岸の謀略)、その後殺されるという気の毒では足りないくらい悲惨な最期だったが、想い人の奈々も好意を持っていた(利用することから始まったが)というのが唯一の救いだったと思った。そう考えると「タイトルは公洋だけでなく奈々の視点から見たものでもあったのか。」という発見もあった。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

前半は冴えない男性が若くて可愛い女の子と出会って惹かれていく。別の同僚女性からも好意を寄せられる…という三角関係の恋愛小説かと思ってイマイチ乗り切れないでいたら…
同僚峰岸さんが普通じゃない。
公洋(コーヨー)・奈々・峰岸のそれぞれの視点で語られていく展開に惹き込まれて夢中で読んだ。
公洋が奈々を思って起こした事件の本当の事実を奈々が知った時、思わず泣いた。

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2024年04月13日

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おもしろかった!
スッキリもしないし
めちゃくちゃ嫌な気分になる。
感情が忙しい。
でもおもしろかった!!
裏切られて傷ついて、みたいな
普通に恋愛小説だろうなと思っていたら
全くそんな話じゃなかった。
怖いよー頭おかしいよー峰岸さん。

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2024年02月01日

Posted by ブクログ


面白かった。
前半に散りばめられた伏線が少しずつ回収されていきました。
3人の視点から繰り広げられて途中に飽きずに一気読みでした。
登場人物が少なくわかりやすい内容です。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

入り口と出口の景色が
まるで違います。

つい引き込まれて一気
読みでした。

ふと、私は大丈夫?と
心配に・・・

興味なくても話を合わ
せて「好きです!」と
言ってしまったり、

ぱっと嘘ついて誤魔化
したり、

そんなことあり過ぎて、

なにが真実か自分でも
わからなくなってるな
と。

自分の思い通りに物事
を進めるために平気で
嘘をつけるサイコパス。

もしかしたら私は佑子
なのかもしれない・・・

本書は男性に、それも
誠実を自負してる方に
こそ読んでほしいです。

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2024年01月20日

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恋愛小説と思いきやミステリー?サスペンスへのストーリー展開!誰が嘘をついていのか、分かった時衝撃的でした。ただ主人公の気持ちが切なかった。どんでん返し小説!一気読みでした。面白かった。

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2023年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久し振りに結構驚いた。
ただの愛憎劇かと思ったらミステリーだった。
確かに若干怪しかったけど、ナナちゃんが峰岸への復讐の為に動いていたとは。
公洋君、優し過ぎて本当に残念な男だ。
瑞穂ちゃんと付き合っていれば良かったのに…。
そして峰岸、怖すぎる。
まぁ多かれ少なかれ、こういう人間はいるものだけど。
ラストに向けてページを捲る手が止められなかった。

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2022年10月24日

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中盤〜終盤にかけてのストーリーが衝撃的すぎてめちゃくちゃ面白かったです。

やっぱり女性は恐ろしい...

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2022年10月18日

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読みやすかった!
峰岸さん怖いなぁ、狂ってるなー。
ナナちゃんとコーヨーくん、普通に結ばれて欲しかった。でも、峰岸さんきっかけでなければ出会うこともデートすることもなかった。皮肉ですね。。

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2022年08月13日

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大どんでん返しもいいところすぎた!
どうやって主人公の気持ちわかるんかな?と思ったらそう来たのねー!!!!
最初はナナちゃんに振り回されながら愛を感じていたらナナちゃんが消えちゃうんだろうなあとか思ってたら全然違った!予想外すぎる展開!でも面白くて一気に読めた!ゾッとするような事もあるけど引き込まれました!

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2022年07月26日

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視点が変わっていきいろいろなことが徐々に明らかになっていくので、自分のこうなるんやろなが何度も覆されました!すごく面白かったです。

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2021年11月29日

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紺野真弓さんの表紙が目を引く一作。佐藤さんの本もよく読むけど、珍しく結構怖い系ミステリでした。話の半分は想像通りでしたけど、その先は想像を超えてました^^;少し怖いけど展開も早くて楽しめました。

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2021年09月29日

Posted by ブクログ

普通の恋愛小説かと思ったら、
…怖かった。ホラーでは無いけど…
やはり女性は強くて怖い。

1/3くらい読み進めてびっくり。
え?え?って戸惑いながら
読み進めて、最後であーあ。と。

ちょっと変化球が欲しい人には良いかも。

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2021年02月02日

Posted by ブクログ

不器用な青年の微笑ましい恋愛小説かと思いきや、読み進めるごとに忍び寄る恐怖。
狂気と言った方が適切かもしれません。
女性はしたたかで怖い生き物だとは思いますが、これはもう狂ってる。
同じ女性の私でも、ぞっとしました。

愛されることは必ずしも幸せではないですね。
重すぎる強すぎる愛は愛情ではない。

伏線に気が付いたのにミスリードにひっかかり、終盤のどんでん返しに驚きました。
恐怖と切なさと哀しさと。
なんとも言えない読後感。

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2020年11月29日

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司法書士見習いの男が居酒屋で女と知り合う
職場の女とも近づき・・・
3章からなるお話で、章ごとに視点が変わってました
2章の頭でまずびっくりな展開に
2章の終盤から3章にかけてまたびっくりでした

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2020年10月14日

Posted by ブクログ

これどんでん返しかぁ???まあ皆が皆「純愛」だったんだねぇ...という意外はあったものの、あまり好みではなかった。登場人物たちがざっくり言うと「優しすぎる人」「お調子者」「サイコパス」「小悪魔」という設定なのだがその人物像をうまく書けてないような気がした。特に主人公の魅力が伝わらない。「サイコパス」さんはなかなかのホラーぶりで面白かったが。なんのかんの文句言ってしまったが、それでもゆるーい恋愛話から一変してのサスペンス展開には惹きつけられてイッキ読み。

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2025年10月30日

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ストーリー構成が面白かったです。女の重すぎる偏った愛の形に、こんな人が現実にいたら関わりたく無いなと思うぐらいの人物描写でした。

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2025年01月14日

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ネタバレ

女の狂気を感じると共に
鈍感だと思っていた主人公:公洋が
実は人の気持ちに敏感だった事が驚きだった。

好きだったからこそ
好きな人に復讐をしてほしくない。。
出会わなければこんな事にはならなかった…
というのが最後にわかり少しスッキリした。

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想していなかった展開にびっくりした。表紙のナナちゃんが嘘つきでやばい女の子なのかなぁと思って読み進めていたが、同僚女性のほうが狂気じみていてすごく怖い印象だった。最後まで好きな女の子のために行動した光洋は優しすぎると思った。どんでん返しでいい意味で予想を裏切られたが、悲しくて虚しい気持ちも残った作品だった。

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2024年08月06日

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ネタバレ

峰岸さんの狂気が恐ろしい!
どんどん公洋さんを追い詰めていく展開が恐ろしくてゾッとします。
周囲を巻き込んで、自分の思い通りにことを進めていく手練と執念に脱帽です。
最後、公洋さんが死んでしまう展開だけは残念すぎて…
ストーリーだけでなく、
それぞれの視点で事件の裏が明かされていくのも面白かったです
ななちゃんが公洋さんを本当に好きだったこと、森尾さんが公洋さんを信じていたこと、ハッピーエンドではなくても、誠実に生きていれば信じてくれる人はいるんだなと思えました。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

続きが気になって、すぐに読み切ってしまいました。
後味が良いかと言われると微妙‥
ただ、ナナちゃんがコーヨーに徐々に惹かれている所を読んでいると、時間管理がしっかり出来ている所や、同僚のプライベートを詮索することになると言っている所など内面を見ていると感じました。本編と逸れる気がしますが、この人と一緒にいたいと思うのは、自分に持っていないものを持っていたり、補い合えるような内面の部分も大きいと感じました。

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2023年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかったです。
半日で読み終わりました。
峯岸、狂ってるわ〜と思ってたら
ナナちゃんもね〜となり
コーヨー君は優しすぎて不器用すぎて
ジ・エンドだった。

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2022年11月13日

Posted by ブクログ

恋愛に不慣れな彼が真剣に恋をしたとき、何が起こるのか… #たぶん出会わなければよかった嘘つきな君に

司法書士法人の補助者として働く主人公の彼は、恋に奥手の今風の男子。勤め先に気になる女のはがいるのだが、いまのところ恋愛の進展はない。友人は主人公に彼女ができるようにいつも心配をしてくれていたが、ある日同じ居酒屋で素敵な女の子が現れて…

美しい…でも正直きついお話でした。
ほんわかした恋愛ミステリーかなと思っていると、足をすくわれますのでご注意を。

序盤はひょっとしてこのレベルの恋愛小説を読むことになるのか…と若干不安でしたが、ところがどっこい中盤から一気に面白くなりますっ 舐めててスミマセンでした。

本作は構成がとても優れており、エンタメ小説として大変GOODですね! ミステリー要素もしっかりしていて、終盤からラストはなかなかの衝撃です。

また登場人物の性格がわかりやすくて良い。自分の周りにもいる友人みたく、すぐ近くにいるような親近感がわきました。

主人公の真面目さ、性格の良さ、信念はすごくわかるが、一言でいうと恋愛に「幼稚」。自身がしっかり立てていないと人は支えられないということを、この結末より前に学んでほしかったです。ということで、いい意味で嫌いなお話でした。

物語の構成やミステリーとしては星4つなんですが、恋愛をテーマにしたからには、個人的にはもっと心情を抉った描写がみられると、より魂に響く一冊になると思いました。

しかしながら久しぶりに読んだ恋愛ミステリー、全体としてはとても整ってますし、エンタメ&ミステリー要素も評価点はあります。自分の周りにはロクな男がいないわね…と思ったあなたには、ぜひ一度読んでみてほしい一冊です。

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2022年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじを見て、純愛ミステリーってなんだろな… と思いながら読み始めましたが、サクサク読めます。
しかし、第二章があんな形で始まるなんて。
ラストページ、ナナちゃんの為に死を覚悟した公洋の気持ちが切ない。
280ページですし深い綿密なミステリーでは無いけれど、確かに純愛ミステリーでした。

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2021年12月10日

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