あらすじ
「デートしてみよっか」――恋をあきらめていた僕に君が言った言葉。それは上司のパワハラに悩みながら資格試験の勉強をしている冴えない毎日を一変させた。君への恋心を確信した頃、僕はある同僚女性から好意を寄せられるようになり、何かが狂い始めて……。これは恋か罠か、それとも――? ときめきと恐怖が交錯する一気読み必至、衝撃の結末が待つどんでん返し純愛ミステリー!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
峰岸さんがただただ狂気的で恐ろしい。
読み進めて行って、ななが峰岸に繋がるために公洋に近づいたのを知り、公洋の気持ちを思うと辛すぎるなぁと思っていたけれど、実は本気で好きになっていたことが分かりほっとした。
主人公はひたすらに優しくて、優しさが事件の全ての引き金だと思うと残酷だと思った。
公洋が死んだこと、そして峰岸の主張が通ったことにモヤモヤしてしまうが、面白かった。
Posted by ブクログ
公洋、奈々、峰岸の三人の視点から書かれる三角関係の恋愛ミステリーかと思いきや、峰岸の化け物じみた情念がひたすら怖い、甘ったるいだけではない恋愛ミステリーだった。また、「事件が起きてから、実際にはどのようなことが起こったのか?」「峰岸の過去と今回の事件のミッシングリンクは何か?」ということが明らかになっていく展開に驚かされた。それにしても、公洋は職場で上司にパワハラを受けて挙げ句にクビになり(峰岸の謀略)、その後殺されるという気の毒では足りないくらい悲惨な最期だったが、想い人の奈々も好意を持っていた(利用することから始まったが)というのが唯一の救いだったと思った。そう考えると「タイトルは公洋だけでなく奈々の視点から見たものでもあったのか。」という発見もあった。
Posted by ブクログ
久し振りに結構驚いた。
ただの愛憎劇かと思ったらミステリーだった。
確かに若干怪しかったけど、ナナちゃんが峰岸への復讐の為に動いていたとは。
公洋君、優し過ぎて本当に残念な男だ。
瑞穂ちゃんと付き合っていれば良かったのに…。
そして峰岸、怖すぎる。
まぁ多かれ少なかれ、こういう人間はいるものだけど。
ラストに向けてページを捲る手が止められなかった。
Posted by ブクログ
女の狂気を感じると共に
鈍感だと思っていた主人公:公洋が
実は人の気持ちに敏感だった事が驚きだった。
好きだったからこそ
好きな人に復讐をしてほしくない。。
出会わなければこんな事にはならなかった…
というのが最後にわかり少しスッキリした。
Posted by ブクログ
予想していなかった展開にびっくりした。表紙のナナちゃんが嘘つきでやばい女の子なのかなぁと思って読み進めていたが、同僚女性のほうが狂気じみていてすごく怖い印象だった。最後まで好きな女の子のために行動した光洋は優しすぎると思った。どんでん返しでいい意味で予想を裏切られたが、悲しくて虚しい気持ちも残った作品だった。
Posted by ブクログ
峰岸さんの狂気が恐ろしい!
どんどん公洋さんを追い詰めていく展開が恐ろしくてゾッとします。
周囲を巻き込んで、自分の思い通りにことを進めていく手練と執念に脱帽です。
最後、公洋さんが死んでしまう展開だけは残念すぎて…
ストーリーだけでなく、
それぞれの視点で事件の裏が明かされていくのも面白かったです。
ななちゃんが公洋さんを本当に好きだったこと、森尾さんが公洋さんを信じていたこと、ハッピーエンドではなくても、誠実に生きていれば信じてくれる人はいるんだなと思えました。
Posted by ブクログ
読みやすかったです。
半日で読み終わりました。
峯岸、狂ってるわ〜と思ってたら
ナナちゃんもね〜となり
コーヨー君は優しすぎて不器用すぎて
ジ・エンドだった。