佐藤青南のレビュー一覧
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楯岡絵麻の対決するのは、大学時代の行動心理学の恩師 占部教授。
相手は、最強とも言える存在であるが、変節していた。
長寿研究所の店長の殺人事件。
SF商法とは、催眠商法。「新製品普及会」が始めたことによる。
SF商法は、消費者にあたえることからスタートする。
ハズレなしのくじびきやモニターを募る名目で商品の無料配布。
消費者の心理的負債。その負債を返済しようとする。
返報性の法則。
借りを負担に感じない人間は、ほとんどサイコパス。
ローボールテクニックによって、参加者ははいをいう練習をする。
要求がエスカレートしていっても断るのが難しくなる。
ソロモン・エリオット・アッシュの同調実験。
クイ -
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心理学を応用して犯罪者を追い詰めて行く
「エンマ様」シリーズの第5弾(かな)。
操作する警察側は「お馴染みのメンバー」。
今回は、捜査線上に浮かび上がったのが
エンマ様の学生時代の「恩師」。
で、犯罪捜査を巡っての「師弟対決」なのですが...
割と今回は全体的に地味な印象(^ ^;
テンポもやや一本調子な感じで、
「巧みな緩急でハラハラさせられる」感が薄い。
...何だ、その無理矢理な「感」は > 自分(^ ^;
謎解きや操作のピース一つ一つは、
きちんと説明されていて、納得できなくはない。
が、登場する「心理学のテクニック」も、
以前の作品に比べて「初心者レベル」な気がするし、 -
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楯岡絵麻の小説もこれで、3冊目。
楯岡絵麻の安定感が、たくましい。
元彼が、公安で、そのエスになって潜入するという
物語の着想は、捜査一課に所属するには、無理があるのではないかな。
所在不明になってしまうところを、許すような部署ではないはずだ。
まぁ。物語だから、それは、多めに見ることにしょう。
何れにしても、楯岡絵麻が元彼に、未練があったことは確かなのだ。
自分を駒として使われることの自虐的行為が恋愛感情に結びつくのかな。
ウィリアムシェルドンの体格類型論
内胚葉型は 社交的、穏やか、愛想のよい、協力的などの気質傾向。
外胚葉型は 内向的、内省的、用心深い、無口などの気質傾向。
中胚葉型は -
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行動心理学を駆使して、相手のしぐさからうそを見破る美人刑事 楯岡 絵麻。
「キミに訊いているんじゃない、キミの大脳辺縁系に質問しているの」...
相変わらずの楯岡節がうなる。
離婚した元夫に刺されたという被害女性の証言により、元夫の取り調べに当たった楯岡。
しかし、元夫は、筆談でしか応じない。...
取調室のシーンが多い本作品シリーズですが、今回は、後半、カーチェイスも含めて、派手な立ち回りがあります。
たとえ、法律に不備があるとしても、その法律には従わなければならない。
当たり前のことですが、被害者の関係者の方々には、割り切れないものがあるかも知れません。
最後のシーンで、本当の -
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これは...いろいろな意味で難しい一冊(^ ^;
主人公は、新米の女刑事。
その主人公が、捜査支援研究室というところへ
出向を命じられたことから始まるドタバタの展開(^ ^;
サイコパスと「発達障害」に挟まれて、
主人公自身も何度も危ない目に遭う(^ ^;
バディを組まされているのは、
プロファイラーとして超一流で、超絶なイケメンで、
ただし「人の心を全く汲み取ることができない」男。
人の気持ちが分からないので、当人にその気が無くとも
他人の神経を逆なでしまくり怒らせまくり(^ ^;
そのため主人公は、当人に成り代わり
謝罪とフォローの日々に。
が、そのバディは主人公に感謝するでもなく