佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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初の佐藤青南さんの小説
主人公は企業から依頼された応募者の
SNS調査業務が生業。
誰にでも見せる表の顔や建前を発信する
メインのアカウントではなく、
愚痴や本音を吐き出すための裏の顔(裏アカ)を
見つけ出して生計を立てる。
やけにリアリティがあって、
就活の時期だったら現実味が色濃すぎて、
ゾッとして怖気付いたかも知れません。
SNSで趣味嗜好が合う人と知り合って、
相互フォローしたがために殺人鬼に目を
つけられるなんて、楽しいだけではない
SNSの怖い一面を改めて意識させられました。
屑を自覚する主人公が、逃げ癖や諦め癖、
行き当たりばったりで生きてきた人生から
嘘と正面切っ -
Posted by ブクログ
ある警察の通信指令室、つまり110番通報に対応する部署に新しく配属された早乙女廉。彼は何故か奇妙な通報を受けやすい質でその度に隣の席の先輩、君野いぶきに助けてもらうが、彼女は通話の対応だけで事件を解決すると名高い「万里眼」だった。始めは「自宅が盗まれた」とか「冷蔵庫の大根が1cm減った」といった奇妙な通報に対する解決が一捻りあってなるほどー、となったけど章が進むに従って捻りがなくなるしお互いを憎からず想っているはずの二人の態度が堂々巡り過ぎていらいらした。廉がにぶちん過ぎるんじゃ!いぶきの拗ね方もこれは…可愛いつもりなのか?謎とは違う所で評価してしまった。残念。
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Posted by ブクログ
音喜多・鳴海のシリーズ1作目。
2作目の「人格者」から読んでしまったので、なかなか意志の疎通が出来ない音喜多と鳴海に、ちょっとイライラした部分もあったが、2作目の「人格者」とは違い、公園で殺害された身元不明の男性の素性を明かしながら、並行して長崎県五島市での少年・少女の様子が描かれる。
捜査の進み具合はサクサクっという感じではないが、別パートで描かれる弥生と亘の物語は、どこか東野圭吾の「白夜行」を思わせる内容だった。
弥生がピアノをやっていたこと、弥生と亘を繋いだのが、昼休みの連弾であったことから、このタイトルが付けられたと思うが、2つの物語が混じり合いながら進む様子は、作品自体も「連弾」にな -
Posted by ブクログ
恋愛に不慣れな彼が真剣に恋をしたとき、何が起こるのか… #たぶん出会わなければよかった嘘つきな君に
司法書士法人の補助者として働く主人公の彼は、恋に奥手の今風の男子。勤め先に気になる女のはがいるのだが、いまのところ恋愛の進展はない。友人は主人公に彼女ができるようにいつも心配をしてくれていたが、ある日同じ居酒屋で素敵な女の子が現れて…
美しい…でも正直きついお話でした。
ほんわかした恋愛ミステリーかなと思っていると、足をすくわれますのでご注意を。
序盤はひょっとしてこのレベルの恋愛小説を読むことになるのか…と若干不安でしたが、ところがどっこい中盤から一気に面白くなりますっ 舐めててスミマセ