佐藤青南のレビュー一覧
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シリーズ3作目。
前作で冤罪を証明しようとしていた死刑囚・明石が別件で殺人事件を起こしていることを知った簑島、矢吹、碓井。
冤罪を晴らす為に一致団結していたかに思えていた3人の心はバラバラになり、特に簑島の精神状態は崩壊していく。
そんな中、新たにアパートの空き部屋でデリヘル嬢が殺害される事件が起き、本物の「ストラングラー」が犯罪を再開したと思い込んだ簑島は仲間の制止を振り切り、親のコネで悪事を封印出来ることをいいことに、女性に暴力をふるいつづけていた葛城に会いに行くが・・・
と今回の話はここまで。
ここで終わるのか・・・
とつい思ってしまう展開。
中盤では小学生が同級生を殺害すると言う事件の -
Posted by ブクログ
SNSの裏アカウントを特定するインターネット上専門の探偵である潮崎真人と、彼によって裏アカウントが特定され就職試験に落ちた大学生の灰原茉百合のバディもの。
ある日、茉百合が見つけたアカウントの主が殺人犯ではないかという疑惑が浮上する。
今の時代ありそうな物語で、SNSの怖さを改めて感じた。主人公の職業もそうだし、ネット上の恋人から貰った写真の流用とか、SNSで繋がった相手が実は危ない人だった……とか。何となく投稿した写真や情報からこんなにも簡単に特定されるのか、と。
茉百合のしたたかさにはしてやられた。
終盤は怒涛の展開から予想外の結末を迎える。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾。
県警本部の通信指令室を舞台とした連作ミステリー。
プロローグで「万里眼」に復讐を誓う不気味な人物の存在が描かれ、「万里眼」こといぶきに危機が迫っている中、いつも通り、謎の通報の真相を見破っていくいぶきとそれを見守る指令室のメンバーと捜査一課の和田。
徐々に怪しい人物がいぶきに近づいていることが各章で描かれているが、何となく話が恋愛要素に寄り過ぎていて、どちらをメインで描きたかったのか、いまいち分からなかったのが残念。
この作者さんのシリーズものは、あまり長く続かないので、次回あたりでいぶきと早乙女の恋愛話が決着して、終わるのかなぁ。恋愛パートより、本来の謎解きパートを多めにし -
Posted by ブクログ
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初の佐藤青南さんの小説
主人公は企業から依頼された応募者の
SNS調査業務が生業。
誰にでも見せる表の顔や建前を発信する
メインのアカウントではなく、
愚痴や本音を吐き出すための裏の顔(裏アカ)を
見つけ出して生計を立てる。
やけにリアリティがあって、
就活の時期だったら現実味が色濃すぎて、
ゾッとして怖気付いたかも知れません。
SNSで趣味嗜好が合う人と知り合って、
相互フォローしたがために殺人鬼に目を
つけられるなんて、楽しいだけではない
SNSの怖い一面を改めて意識させられました。
屑を自覚する主人公が、逃げ癖や諦め癖、
行き当たりばったりで生きてきた人生から
嘘と正面切っ