佐藤青南のレビュー一覧

  • お電話かわりました名探偵です

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    警察の通信司令室のオペレーターには、通報者の話を聞くだけで事件を解決する通称 万里眼がいる。
    一種の安楽椅子探偵ですが、さすがにこの僅かな情報だけで真相を見抜く流れには無理がある。子供のような声ながらすごく美人という設定も狙い過ぎかな。

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    2022年08月24日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    恋愛に不慣れな彼が真剣に恋をしたとき、何が起こるのか… #たぶん出会わなければよかった嘘つきな君に

    司法書士法人の補助者として働く主人公の彼は、恋に奥手の今風の男子。勤め先に気になる女のはがいるのだが、いまのところ恋愛の進展はない。友人は主人公に彼女ができるようにいつも心配をしてくれていたが、ある日同じ居酒屋で素敵な女の子が現れて…

    美しい…でも正直きついお話でした。
    ほんわかした恋愛ミステリーかなと思っていると、足をすくわれますのでご注意を。

    序盤はひょっとしてこのレベルの恋愛小説を読むことになるのか…と若干不安でしたが、ところがどっこい中盤から一気に面白くなりますっ 舐めててスミマセ

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    2022年07月07日
  • ツインソウル 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    取り調べの前半で被疑者のしぐさのサンプリングをしてしまえば、後は怒涛の追及で、しぐさから犯罪の真相を探り出してしまう楯岡絵麻。こんな捜査官がいたら凄いよね、被疑者を落とすのが100%というのだから。4篇ともどんでん返しもある鮮やかな追及を見せるが、結構後に苦さを残すものだった。最後の話では、絵麻の相棒の恋人に魔の手が迫っていることを暗示して、不安を残す。次回はどうなることやら。

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    2022年06月23日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    06月-10。3.0点。
    楯岡絵麻シリーズ。佐藤青南のオンラインサロンの参加者が、青南を批判する人間を殺害。殺人を指示したのは佐藤青南なのか。。。

    心理に精通し、一筋縄に行かない佐藤青南。ヒネリは少しだけど、まあまあ面白い。
    次作から、また新たな敵か?

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    2022年06月13日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    SNS採用調査員。就活生のSNSアカウントを探し、裏垢を特定し、企業に報告する探偵。
    これから必要な職業かも。いや、もうすでにあるかも?
    1行目から物語が猛スピードで進んでいくので面白かったです。しかしながら、実際にアカウントを使い分けていない世代にはちょっと複雑すぎて、途中あまり深く考えないことにしました。
    あとはラスト!
    事件ファイルとタイトルにあるから、これシリーズ化来る?と思ってたらのラストでした。

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    2022年06月05日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    なかなか面白かった。全体的にバランスが良くて読みやすい。本筋の事件と関連しない2つの事件を追いかけていているのだが、心を繋ぐと言う意味では必要だったので合点がいく。そして終盤に本筋の事件を追いかけるのだが、思いがけない爆弾を投下されて次回へと続く。仁美の動向も併せて期待を抱かせてくれるので楽しみ。

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    2022年06月01日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    SNSに詳しくない私にとって、すべて理解できたとはいえません。ですが、実際にネット上だけの存在というのがあり、それを利用して犯罪が行なわれる。 恐ろしい事だと思います。ネット、裏アカウントなどが絡むと事件の立証が難しくなるわけですよね。 それにしても、主人公の潮崎がヒーローのイメージとかけ離れているのが現実味があってサスペンス感が増していて良かった。

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    2022年05月29日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    『このミステリーがすごい!』大賞受賞シリーズということで読んでみた。5つの話からなる短編集。
    行動心理捜査官の主人公と被疑者が取調室でやり取りしている場面がほとんどだが、事件ごとに内容がガラッと異なるのでそれほど飽きない。

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    2022年05月18日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    ネタバレ

     就活生のSNSアカウントを探し特定して個人情報を企業に密告する。インターネット専門探偵の潮崎に調査されて内定を取り消されたと言う大学生の茉百合が事務所に押しかけてきて、アルバイトとして雇えと言う。雇う気は無かったが、茉百合の見つけてきたアカウントをフォローした途端、潮崎のネット上の彼女達が次々と殺人の標的にされ始め…

     茉百合の本当の目的、そしてロメロと言うアカウントの正体。色々な事が交錯し、事件の真相はとても嫌な物でした。
     ラストまで気を抜けず、全てが氷解した時、何だか潮崎が哀れでした。お世辞にも良い人とは言い難い人物像でしたが、イヤミス過ぎて呆然としてしまいました。
     茉百合の強かさ

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    2022年05月16日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    比較的軽いノリのミステリ。主人公の恋愛模様も加味されているからど思われます。
    ミステリの題材としては、新たなものですが、ちょっと頭の回転が早すぎるんじゃと思てしまうかも。

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    2022年04月27日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    04月-19。3.0点。
    捜査一課新人女刑事。科捜研プロファイラーの相手を命じられ。。。
    科捜研土岐田、公安刑事、ハッカーと、変わり者たちがプロファイリングで犯人を追い詰めていく。表紙とは違い、ライトな感じ。次作も期待。

    12月-02。3.0点。
    続編前に再読。

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    2022年04月27日
  • ストラングラー 死刑囚の推理

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    頭の切れる死刑囚が事件解決に協力するというどこかで聞いたような設定。

    ただ、意外な展開になったり死刑囚に冤罪の可能性があったりと飽きずに楽しんで読める内容。

    主人公の刑事は30代前半ということもあり、わりと感情的で流されやすい面も。
    重たい刑事物というよりは、テンポも良く軽めな雰囲気がある。

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    2022年04月21日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    SNSの裏アカを特定する探偵が主人公の物語。

    捜査の進め方がSNSの写真やアカウント情報からさまざまな情報を獲得するといった現代的な捜査であり、こういうアプローチも現代ミステリーの「探偵」には必要なスキルなのかなと感じました。

    全体として捜査手法に関しては納得いってたのですが、登場キャラクター(特に殺人鬼)が個人的には好みではありませんでした。

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    2022年04月09日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    俺でもわかってしまった章もあるから空前絶後とは思わないけどカラッと読むのに適した内容なのでこれはこれで良きかな。

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    2022年04月05日
  • たとえば、君という裏切り

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    ネタバレ

    途中まで、恋愛色だとか、普通な空気感が強くて、なんでこれ読もうと思ったんだっけかな…?と思いながらも、とりあえずは最後まで読むか、と読み進めた。
    最後の章ですべてがつながって(まあ名前を騙ってたり、離婚での苗字変更が使われててずるいなーとは思ったけど)、想像以上にたったひとりの自分勝手な、後味の悪い終わり方に、読んでよかったー!となった。個人的には気持ちのいい、終わりの裏切りだった。

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    2022年04月05日
  • 白バイガール フルスロットル

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    03月-23。3.0点。
    白バイガール、完結編。
    白バイ全国大会を控え、関東の代表たちと練習に励む木乃美。優勝候補たちが次々と事故に遭う。
    一方、横浜市内では韓国系半グレと、ヤクザの抗争もあり。。。

    二つの事件の繋がり方が、少しムリヤリ感。
    でも、メンバーたちの活躍は相変わらず爽快だった。

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    2022年04月01日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    【収録作品】プロローグ/CASE1 宇宙人にさらわれた少年/CASE2 撮り鉄に気をつけろ/CASE3 おかしな訪問者/CASE4 ひき逃げ犯は誰だ/CASE5 お電話かわりました白馬の王子さまです

    電話だけで事件を解決してしまう〈万里眼〉の活躍を描く連作。探偵要素はともかく、やっぱり主人公二人のキャラがうっとうしいかな。

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    2022年03月21日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    出てくる舞台はほぼ取調室(ごくまれに居酒屋)というミステリー。
    行動心理学を駆使して主人公と容疑者が心理戦を繰り広げる、というもので、サクサク読める軽めの連作短編集なのですが、前述のとおり、ほとんどのシーンは取調室でのことであり、現場のことはほとんど出てこない小説です。

    この巻では、主人公に様々なことを言い当てられた犯人たちがあっさり観念しているのですが、もう少し往生際悪く、心理vs心理でお互いの腹を探りあうようなスリリングな話も見てみたい(あるのか?)。

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    2022年03月09日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    シリーズ第2弾。
    県警通信指令室に勤務する警察官が通話のみでサクサク事件を解決してお話。
    5話からなる短編集。

    ただ事件を解決するだけではなく、関わる人達の心もほぐして良い方向へ導くようなそんな説得力も持ち合わせた万里眼です。

    同僚の鈍感君の鈍感度の設定がちょっとどうかと思うけどなかなか楽しめる一冊でした。

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    2022年03月05日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    ネタバレ

    シリーズものだがここから読んでしまった。

    ある作家のアンチを狙って起こされる殺人事件。その真相はー?

    佐藤青南のイメージはかなり西野に近く、いろいろ観察されたのだろうなと思う。
    心理学を駆使しての犯人との丁々発止のやり取りも面白い。謎はさほど複雑でなく軽く読めるミステリ。

    章題の一つに「嘘はつかないが本当のこともいわない」という一節があり、これがとても印象に残った。
    これだよな、と。

    作中に実名でミステリ作家名が出ており(天祢涼、知念実希人、今村昌弘)こちらも読みたくなった。

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    2022年03月03日