佐藤青南のレビュー一覧

  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    ネタバレ

     就活生のSNSアカウントを探し特定して個人情報を企業に密告する。インターネット専門探偵の潮崎に調査されて内定を取り消されたと言う大学生の茉百合が事務所に押しかけてきて、アルバイトとして雇えと言う。雇う気は無かったが、茉百合の見つけてきたアカウントをフォローした途端、潮崎のネット上の彼女達が次々と殺人の標的にされ始め…

     茉百合の本当の目的、そしてロメロと言うアカウントの正体。色々な事が交錯し、事件の真相はとても嫌な物でした。
     ラストまで気を抜けず、全てが氷解した時、何だか潮崎が哀れでした。お世辞にも良い人とは言い難い人物像でしたが、イヤミス過ぎて呆然としてしまいました。
     茉百合の強かさ

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    2022年05月16日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    比較的軽いノリのミステリ。主人公の恋愛模様も加味されているからど思われます。
    ミステリの題材としては、新たなものですが、ちょっと頭の回転が早すぎるんじゃと思てしまうかも。

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    2022年04月27日
  • オイディプスの檻 犯罪心理分析班

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    04月-19。3.0点。
    捜査一課新人女刑事。科捜研プロファイラーの相手を命じられ。。。
    科捜研土岐田、公安刑事、ハッカーと、変わり者たちがプロファイリングで犯人を追い詰めていく。表紙とは違い、ライトな感じ。次作も期待。

    12月-02。3.0点。
    続編前に再読。

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    2022年04月27日
  • ストラングラー 死刑囚の推理

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    頭の切れる死刑囚が事件解決に協力するというどこかで聞いたような設定。

    ただ、意外な展開になったり死刑囚に冤罪の可能性があったりと飽きずに楽しんで読める内容。

    主人公の刑事は30代前半ということもあり、わりと感情的で流されやすい面も。
    重たい刑事物というよりは、テンポも良く軽めな雰囲気がある。

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    2022年04月21日
  • 噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル

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    SNSの裏アカを特定する探偵が主人公の物語。

    捜査の進め方がSNSの写真やアカウント情報からさまざまな情報を獲得するといった現代的な捜査であり、こういうアプローチも現代ミステリーの「探偵」には必要なスキルなのかなと感じました。

    全体として捜査手法に関しては納得いってたのですが、登場キャラクター(特に殺人鬼)が個人的には好みではありませんでした。

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    2022年04月09日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    俺でもわかってしまった章もあるから空前絶後とは思わないけどカラッと読むのに適した内容なのでこれはこれで良きかな。

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    2022年04月05日
  • たとえば、君という裏切り

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    ネタバレ

    途中まで、恋愛色だとか、普通な空気感が強くて、なんでこれ読もうと思ったんだっけかな…?と思いながらも、とりあえずは最後まで読むか、と読み進めた。
    最後の章ですべてがつながって(まあ名前を騙ってたり、離婚での苗字変更が使われててずるいなーとは思ったけど)、想像以上にたったひとりの自分勝手な、後味の悪い終わり方に、読んでよかったー!となった。個人的には気持ちのいい、終わりの裏切りだった。

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    2022年04月05日
  • 白バイガール フルスロットル

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    03月-23。3.0点。
    白バイガール、完結編。
    白バイ全国大会を控え、関東の代表たちと練習に励む木乃美。優勝候補たちが次々と事故に遭う。
    一方、横浜市内では韓国系半グレと、ヤクザの抗争もあり。。。

    二つの事件の繋がり方が、少しムリヤリ感。
    でも、メンバーたちの活躍は相変わらず爽快だった。

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    2022年04月01日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    【収録作品】プロローグ/CASE1 宇宙人にさらわれた少年/CASE2 撮り鉄に気をつけろ/CASE3 おかしな訪問者/CASE4 ひき逃げ犯は誰だ/CASE5 お電話かわりました白馬の王子さまです

    電話だけで事件を解決してしまう〈万里眼〉の活躍を描く連作。探偵要素はともかく、やっぱり主人公二人のキャラがうっとうしいかな。

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    2022年03月21日
  • サイレント・ヴォイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    出てくる舞台はほぼ取調室(ごくまれに居酒屋)というミステリー。
    行動心理学を駆使して主人公と容疑者が心理戦を繰り広げる、というもので、サクサク読める軽めの連作短編集なのですが、前述のとおり、ほとんどのシーンは取調室でのことであり、現場のことはほとんど出てこない小説です。

    この巻では、主人公に様々なことを言い当てられた犯人たちがあっさり観念しているのですが、もう少し往生際悪く、心理vs心理でお互いの腹を探りあうようなスリリングな話も見てみたい(あるのか?)。

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    2022年03月09日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    シリーズ第2弾。
    県警通信指令室に勤務する警察官が通話のみでサクサク事件を解決してお話。
    5話からなる短編集。

    ただ事件を解決するだけではなく、関わる人達の心もほぐして良い方向へ導くようなそんな説得力も持ち合わせた万里眼です。

    同僚の鈍感君の鈍感度の設定がちょっとどうかと思うけどなかなか楽しめる一冊でした。

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    2022年03月05日
  • 行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家・佐藤青南

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    ネタバレ

    シリーズものだがここから読んでしまった。

    ある作家のアンチを狙って起こされる殺人事件。その真相はー?

    佐藤青南のイメージはかなり西野に近く、いろいろ観察されたのだろうなと思う。
    心理学を駆使しての犯人との丁々発止のやり取りも面白い。謎はさほど複雑でなく軽く読めるミステリ。

    章題の一つに「嘘はつかないが本当のこともいわない」という一節があり、これがとても印象に残った。
    これだよな、と。

    作中に実名でミステリ作家名が出ており(天祢涼、知念実希人、今村昌弘)こちらも読みたくなった。

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    2022年03月03日
  • 白バイガール 爆走! 五輪大作戦

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    02月-14。3.0点。
    白バイガール、第五弾。オリンピックで警戒中、暴走バイクが歩道を暴走し、死者が出る。
    周辺捜査をしていると、もう一人の警察官の影が。。

    読みやすい。終盤のスピード感が良かった。

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    2022年02月17日
  • ストラングラー 死刑囚の告白

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    ネタバレ

    前作を読んだのがもう1年半も前なので、細かい設定をだいぶ忘れていますが、オリジナル・ストラングラーの存在と警察内部の疑わしさが気になるポイントとして残っていたように思います。

    本作ではそこにどれだけ近づくのかが私の興味の中核だったのですが、それを軸にしつつも直接は関係のない事件が連作短編的に描かれているので、その点についてはちょっと肩透かしな感がありました。

    また、死んだはずの伊武の幻影が現れるという設定について。恐らくは簑島が精神的に病んでるからだとは思うのですが、ちょっと非現実感が強まったように感じたところにも少し引いてしまったかもしれません。

    ただ気になるのは……誤植なのか分かりま

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    2022年02月13日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    01月-21。3.5点。
    白バイガール、第五弾。バイクで150キロものスピード「最高速アタック」がSNSで拡散され、捜査に。
    不審なひき逃げ、バイク窃盗団など謎の事件が多発、繋がりはあるのか。

    スピード感に加え、今回は事件の繋がりが複雑だが、読みやすい。次作も期待。

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    2022年01月25日
  • お電話かわりました名探偵です

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    110番の通報中に事件を解決する通信司令員。いたずらと思われる通報が実は事件だったり、通話中の嘘を見抜いたりして面白い。ラブコメ要素も可愛いが、職場が職場なだけに仕事に支障が出ない範囲でわちゃわちゃしてほしい。

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    2022年01月19日
  • 白バイガール 駅伝クライシス

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    01月-02。3.0点。
    白バイガール、第三弾。
    親友の川崎潤が箱根の先導に。。、一方、暴走族による一般人殺人など、騒がしい展開に。

    お約束の友情、スピード、青春。読みやすい。

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    2022年01月06日
  • お電話かわりました名探偵です リダイヤル

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    通報の電話だけで事件を解決してしまう通信指令室を舞台にした、まさかのシリーズ第2弾。
    前作では、ちょっと無理やりな感じがしたので、続編が出ていて、買うのをためらったのだが、今作では通信指令室の「万里眼」の正体を探す為、通信指令室に頻繁に電話をかけて来る「出せ出せ男」の問題が、全作品のベースにあったので、前作よりは楽しめた。
    この作者さんの作品は他のシリーズの方が好きなのだが、好きなシリーズは終わってしまったので、今作を読んでいるが、今作はどこか安楽椅子探偵もの的であり、しかも恋愛寄りなので、本格的なシリーズものが始まることを期待したい。

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    2022年01月03日
  • たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に

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    ネタバレ

    あらすじを見て、純愛ミステリーってなんだろな… と思いながら読み始めましたが、サクサク読めます。
    しかし、第二章があんな形で始まるなんて。
    ラストページ、ナナちゃんの為に死を覚悟した公洋の気持ちが切ない。
    280ページですし深い綿密なミステリーでは無いけれど、確かに純愛ミステリーでした。

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    2021年12月10日
  • 白バイガール 幽霊ライダーを追え!

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    12月-4。3.0点。
    シリーズ第二弾。県内で謎のライダーが、白バイを振り切る事案が連発。バイク・テクニックの特徴は、川崎潤の以前憧れていたライダーに酷似。。。

    読みやすい。途中から何となく真相が見えてくる。まぁ、スピード感と筆力があるので、すぐに読める。

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    2021年12月06日