佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作を読んだのがもう1年半も前なので、細かい設定をだいぶ忘れていますが、オリジナル・ストラングラーの存在と警察内部の疑わしさが気になるポイントとして残っていたように思います。
本作ではそこにどれだけ近づくのかが私の興味の中核だったのですが、それを軸にしつつも直接は関係のない事件が連作短編的に描かれているので、その点についてはちょっと肩透かしな感がありました。
また、死んだはずの伊武の幻影が現れるという設定について。恐らくは簑島が精神的に病んでるからだとは思うのですが、ちょっと非現実感が強まったように感じたところにも少し引いてしまったかもしれません。
ただ気になるのは……誤植なのか分かりませんが、依田事件の途中で簑島自身が言う「九人という数字には、たんに『簑島が』殺した人数の倍以上~」というセリフ。ここは「明石が」の間違いだと思うのですが、もし間違いではないのだとしたら、実は簑島が犯人だったりするのでしょうか。
伊武の幻影を見るようになるほど精神的に病んでいる設定があるのなら、過去にも何かしらのきっかけで別の人格が生まれたという設定があってもおかしくないかも知れません。
まぁ、先のセリフを周りの人物が聞き流してるし、こんなところでうっかりしでかすのは間抜けすぎるのでおそらく間違いなのかと思いますが「オリジナル・ストラングラー=簑島説」を想像するのはちょっと面白かったりしました。 -
Posted by ブクログ
通報の電話だけで事件を解決してしまう通信指令室を舞台にした、まさかのシリーズ第2弾。
前作では、ちょっと無理やりな感じがしたので、続編が出ていて、買うのをためらったのだが、今作では通信指令室の「万里眼」の正体を探す為、通信指令室に頻繁に電話をかけて来る「出せ出せ男」の問題が、全作品のベースにあったので、前作よりは楽しめた。
この作者さんの作品は他のシリーズの方が好きなのだが、好きなシリーズは終わってしまったので、今作を読んでいるが、今作はどこか安楽椅子探偵もの的であり、しかも恋愛寄りなので、本格的なシリーズものが始まることを期待したい。