佐藤青南のレビュー一覧

  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    2020年23冊目。「エンマ様」と呼ばれる警視庁捜査一係の楯岡絵麻のシリーズ第2弾。前作のエンディングで絵麻が刑事になるきっかけになった事件の犯人が登場。これだけ盛り上げておきながら、最後は犯人が〇〇するというオチは何だかなあという感じ。ただ、この作品は心理学を駆使してどうやって絵麻が被疑者を自供に追い込んでいくかという方がキモだと思うので、早々に物語の懸念を取り払ったのは正解か。一応5巻目までは手元にあるので引き続き読んでいきたいと思う。感想はこんなところです。

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    2020年01月27日
  • サッド・フィッシュ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    相手のしぐさや表情から心の中を読み取ってしまう行動心理捜査官楯岡絵麻シリーズ。4つの事件を扱っているが、どれもエンマ様こと楯岡絵麻が関係者の嘘を見破っていなければ事件は解決されないか、冤罪で終わってしまうのだ。現実にはこんな凄い捜査官っているだろうか。そもそも行動心理捜査官っているんだろうか。最後の話では、絵麻の昔の男が出て来るが、こいつが公安なのにサイコパスなのだ。いや、サイコパスであるほうが、優秀な公安官になれるのかもね。題名の「サッドフィッシュ」とはSADFISHで、悲しみ、怒り、嫌悪、恐怖、興味、驚き、幸福の英語の頭文字をつなげたものだ。人間が生まれながらにしてもつ基本的な7つの感情で

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    2020年01月14日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    今回も面白かった。次作を先に読んでしまったので、既に知っていることもあって残念。失敗した。やはり順番どおり読むべきだ。

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    2020年01月06日
  • たとえば、君という裏切り

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    ネタバレ

    感想書きますよ、書きますけれど、これは何にも知らずに読むほうが絶対面白いですよね。作家買いをしたものだから、内容についてはちぃとも知らず、連作短編だと思い込んで読み始めました。

    第1章の語り手はフリーライター。売れっ子の覆面作家から突然コンタクトがあり、難病に侵されているその作家の独占取材をしてほしいと言われる。作家の死亡によってその章は完結。当然その裏の話がこれから紡がれるのだろうと思いながらの第2章。ところが、なんじゃこりゃ、別立ての話か、それにしてもしまらん、どうせぇっちゅうねんなどと悪態をつきかけ、第3章で「おみそれしました」。

    複数の人物の「それ」が変わっているのはちょっとずるい

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    2020年01月02日
  • インサイド・フェイス 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    今回も行動心理捜査官の楯岡絵麻は無敵だった。安心して読めて、まあ面白いんだけどね。すごい緊迫感はないかもしれない。医療観察法病棟に舞台を据えたのが目の付け所がいいと言うべきだろう。実際には今どんな状況になっているんだろう。ちょっと怖いところである。

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    2019年12月29日
  • ブラック・コール 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    行動心理学を駆使して犯罪者を追い詰めるエンマ様こと楯岡絵麻。今回は、荒れていた自分を救ってくれた恩師を殺したサイコキラーに迫る。被疑者との最初のやり取りの中でサンプリングを組み立て、それを基に被疑者の発言のホント・ウソを見分けていく。ちょっとした違和感があれば、それをもヒントにして真実にたどり着く。凄い技だ。実際にこんな技能は現場で使われているのだろうか。ないだろうな。それにしては、エンマ様は無敵である。スカッとするところでもあり、物足りないところでもあるかな。

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    2019年12月28日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    シリーズ第7弾。
    行動心理学で、容疑者の嘘や本心を暴くという美人刑事の楯岡絵麻。通称エンマ様。
    今回の事件は餓死したと思われる遺体が発見されたところから始まる。
    被害者は宗教団体の信者で、監禁され漆を飲まされて即身仏を試みたとされる。
    一体、宗教団体で何が行われていたのかと、捜査が行われるが、なかなか本当のところが見えてこない。
    エンマ様の腕の見せ所である。
    今回は相棒に恋の話も見えて…

    2019.12.15

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    2019年12月16日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    相手のちょっとした無意識のしぐさからホントかウソかを見抜く行動心理捜査官の楯岡絵麻が活躍する警察もの。相棒の西野刑事やいろいろ絡んでくる筒井刑事と綿貫刑事や西野の同級生の琴莉など、お互いのやり取りがなかなか面白い。カルト宗教を巡る事件自体はそう新鮮味はない。楯岡が駆使する行動心理学の威力がすごいが、実際にこういうのを警察で使っているのだろうか。

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    2019年12月13日
  • 鉄道リドル ~いすみ鉄道で妖精の森に迷いこむ~

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    初読みです。
    軽いユーモア日常ミステリーって感じですね。
    イメージしてたのとは違ってて、でもテンポの良さは好みなので、別な作品も読んでみようと思いました。

    ちなみに鉄道ファンでは無いので、そっちのネタがほとんど無いのは気になりませんでした(笑)

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    2019年12月12日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    シリーズ第2弾。
    第2弾と言っても、1作目を読んでから、次が出ていることを知らなかったので、かなり時間が空いており、前作の内容は全然覚えていない…
    どうやら、前作でバディを組んだ土岐田のところへ出向になった捜査一課の八木小春。出向先「C-mas」には土岐田の他、サイコパスのエイジと塚本がおり、ほぼこの4人の会話で物語が進む。ま、犯罪心理分析がメインだから、しようがないと言えばしようがないが、結構会話だけのページが延々と続くのも、読んでいて疲れる部分も。
    好き勝手な発言が続く政治家の事務所に「アイアンウルフ」と名乗る犯人から爆弾が届き、秘書が爆発に巻き込まれる。
    この「アイアンウルフ」は数年ごと

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    2019年12月08日
  • ヴィジュアル・クリフ 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    似非健康商品をお年寄りに売り付ける「ご長寿研究所」の店長が何者かに殺された。
    その現場からの目撃情報として別件の指名手配中の男が挙げられた。
    しかし、どうも様子がおかしい。
    そして、次に捜査線上に上がった人物が、なんと絵麻の心理学の恩師だった。研究所の常連でもあったという。
    絵麻は同様を隠しながらも真実に立ち向かう。

    2019.9.18

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    2019年09月21日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    このミステリーがすごい大賞優秀賞。
    ある少女について、児童相談所長、小学校教師、同級生らのインタビューで構成される。
    ラストは確かに「こう来たか」と思ったが、ミステリーいうより児童虐待、DV現場の話である。
    人手不足、専門家不足の児童相談所、無責任なマスコミをはじめとした外野の声、著者は一石を投じたかったのだと思う。

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    2019年08月18日
  • 白バイガール 幽霊ライダーを追え!

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    シリーズ2作目です。
    特別、登場人物たちの間の関係性に大きな変化がある、というほどのこともなく、安心できる世界観の中で物語が進みました。

    今作ではどちらかというと本田木乃美ではなく川﨑潤に焦点が当たるストーリーでした。白バイ隊員たちを振り切る、まさに「幽霊」のようなドライビングを見せる謎のライダーの正体に、潤は心当たりがあるようで……。
    不器用で人間関係を拗らせがちな潤と、おせっかいでまっすぐな木乃美のコンビの息もあってきています。
    すこしずつ木乃美も白バイ隊員として実力をつけてきているようなのが、成長を感じることができてほほえましいです。

    事件についての捜査や犯人の動機などについては、「

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    2019年07月25日
  • 白バイガール 最高速アタックの罠

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    公道でマシンの限界まで飛ばす「最高速アタック」動画の投稿者を捜査するなか、不審なひき逃げ事件が発生!神奈川県警の白バイ隊員・本田木乃美は、後輩白バイ隊員・鈴木に手を焼きつつも彼が容疑者の娘に肩入れしていることに気づく。疾走感満点の展開と、心打たれる家族の絆に、最高速で一気読み間違いなし!笑って泣ける青春ミステリー。

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    2019年07月15日
  • ストレンジ・シチュエーション 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ第5弾。
    今回も行動心理学を駆使して、犯罪者を暴きまくる。
    ただ、助けられない被害者もいる。
    そして、真相を暴くことを躊躇う事件もある。
    人の心が読めるだけに、辛いこともある。
    でも、心理戦は面白い!

    2019.7.14

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    2019年07月14日
  • たとえば、君という裏切り

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    「最後のインタビュー」
    病におかされたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター
    「名前だけでも教えて」
    アルバイト先の常連の女子大生に恋をする大学生
    「公園のお姫様」
    公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女

    中編3編の最後に驚くような結末。
    すっかり騙された。

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    2019年06月29日
  • セブンス・サイン 行動心理捜査官・楯岡絵麻

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    エンマ様シリーズ第7弾。
    教団の信者と思われる人物が餓死状態で発見される。修行の事故か事件か・・・・のお話。

    エンマ様から見れば宗教活動というものにはカラクリがあることも丸見えなのでしょう。そんなエンマ様でさえもサイコパスな彼に恋をした時もあったようで・・・
    本作は宗教という難しいテーマになっておりますが読みやすく仕上がっております。

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    2019年02月17日
  • たとえば、君という裏切り

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    高名な覆面作家からインタビューの依頼をされた。自分をインタビューして欲しいという。果たして覆面作家の目的とは?

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    2019年01月30日
  • ある少女にまつわる殺人の告白

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    彼女と同じく妹がいて両親がいる少女が命を奪われた現実と併せ読むのがつらかった。
    この小説のラストと現実の事象、どちらがより辛く苦しいのかわからない。わたしに何かできないだろうか。助けさせてくれないだろうか。ずっと長い間考えてる。でも考えても考えても見えない。

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    2019年01月29日
  • 犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱

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    佐藤青南『犯罪心理分析班・八木小春 アイアンウルフの箱』富士見L文庫。

    シリーズ第2弾。まあまあ普通のレベルかな。

    今回は『革命結社アイアンウルフ』を名乗る爆弾テロリストによる凶行に犯罪心理分析班の新米刑事・八木小春らが挑むというストーリー。

    どこかで読んだことのある設定。例えば犯罪心理分析班の土岐田の空気読めない感は富樫倫太郎の『SRO』に登場する山根新九郎にも似ているし、八木小春は内藤了の『猟奇犯罪捜査班』に登場する藤堂比奈子の位置付けだろう。う~ん。

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    2019年01月27日