佐藤青南のレビュー一覧
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楯岡絵麻シリーズなのだと思うけど、今回は少し思考を変えた作品。
タイトルもこれまでとは変えているが、内容はシリーズと変わらない。
ただ今回絵麻が対峙するのは、何と作者自身。
作者自身を小説に登場させるパターンは多々あるが、自分を容疑者として、小説に登場させてしまうというのに、ちょっとびっくり。
しかも、自分のことを「作品は多数あるが、賞レースには名前が上がらない」とか言ってしまったり、オンラインサロンで宗教まがいの活動をしていたり、作品自体はそのオンラインサロンの会員に書かせていたり、とても非道な人間であると表現している。
個人的には作者の作品はほとんど読んでいるが、周囲に「佐藤青南」と言って -
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過去の事件にとらわれていた主人公である刑事が出合った事件が、14年前に関わった事件との関連性を感じるもののすでに14年前の犯人は死刑囚として捕まっている!しかも無実を訴えるという流れから巻き込まれていく。読みやすい文章と入り組んだ事件で、グイグイ引き込まれていくのが気持ちいい。
最後にどうなる?って読み進めていくと「えっ?」って終わっていないので、まだ続くのか?シリーズになるのか?というあっけない終わり方。であれば、もう少し別の引っ張り方もあったように思えるが、なんとなく裏切られた感で終わったという感想。この辺は読者によって評価は分かれるとは思うが… -
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シリーズ最終巻。
念願の神奈川県代表に選ばれ、白バイ競技会の練習に励む木乃美。合同練習で仲良くなった他県の女性白バイ隊員達が、プライベートで続々と事故に遭う。彼女たちは飛び出した猫を避けようとした、と発言しているが、全国大会に出場するほどのライディングスキルを持つ彼女たちが、飛び出してくる猫の存在に直前に気づけないものなのか、疑問を持つ木乃美達。
一方、木乃美の同僚・潤は、木乃美の同期の「部長」と連携して、横浜市内で起きている抗争事件を追っていた。
偶然出会った韓国人と潤の間に友情が芽生えたかと思った時、その韓国人こそ、潤の追っていた抗争事件のキーマンであり、悲しい結末を迎えてしまう。
そんな -
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楯岡絵麻シリーズ3作目!
「目は口よりもモノを言う」「狂おしいほどEYEしてる」は、ドラマシーズン1で扱われたもの。
3話からは初見なので純粋に謎解きを楽しんだ。
狂おしいほど~に出てきた八坂という男について、3、4話は連続している。
これは本書を通して、大・どんでん返し!と言える。
いや、これはやられた!
当たり前、を疑う、疑義なし、を疑う。
一般社会ならやめなさいよと言われるような事柄だが、そこを見返してみることの意義を感じさせる。
しかも、適当な思い込みではなく、きちんと裏を取った上で!
だから、エンマ様と呼ばれ、上の覚えめでたいのもわかる。
あーこういう人になりたい!仕事のできる女の人 -
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ネタバレエンマ様シリーズ。
こんなに嘘発見器みたいに一言一言これはウソ、それはウソじゃないて分かったらすごすぎるわ!
名前に至っては五十音順表を一文字ずつ指していって、動向がおかしかった文字を繋ぎ合わせるとか。
そもそもそんなにじっと五十音順表指すところ見てくれないやろ、と思うけど。
とは言え、好きなシリーズなんやけど(笑)
警察官の宮出が空き巣に入り帰宅した家主を殺害したというのが発端。
でも殺害したのは共犯者で、宮出はその被害者が実はサイコパス殺人者なのでそこの子どもを救出するため一芝居打って空き巣に入った、てことなんやけど、殺してしまったのは予想外だったらしい。
では、どうなることを目的とした空 -
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死刑囚・明石とその明石に恋人を殺された刑事・簑島によるバディもの。
佐藤青南と言うと、楯岡シリーズや白バイシリーズなど、警察ものでも軽いタッチが印象的だが、今作は重厚な印象を受ける。
風俗で働く女性ばかりを狙った連続殺人の犯人は、何度も首を絞めることから「ストラングラー」と呼ばれている。
14年前に起きた連続殺人事件の犯人として明石が逮捕され、死刑の判決も受けたが、同じ手法で新たな殺人事件が起きる。模倣犯なのか?それとも14年前の明石の逮捕が冤罪だったのか?複雑な思いを抱えながら、捜査一課の刑事となっていた簑島は明石と面会する。
明石の支援者の活躍で、事件は解決。その後も一家殺人事件など、未解