佐藤青南のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。インタビュー形式で語られる物語は、世界観に入り込みやすくてよかったです。様々な人物視点で描かれ、徐々に明らかになっていく真実。亜紀ちゃんが不幸な結末を迎えることは確定していたので、それがどんなラストに繋がるのだろうと思いながら読み進めていたのですが、しっかり面白い最後でした!
虐待のお話は読んでいて苦しくなる部分もありますが、テーマとしてはとても関心のあるものです。
亜紀ちゃんは果たして本当に今、幸せになれたといえるのか。虐待という悲劇が産む負の連鎖。個人的には杉本の母親の話が1番、読んでいて辛かったです。
救いのない現実、それは本当に怖いことです。しかしだからこそ希望を抱かな -
Posted by ブクログ
2026.5.15
人へのインタビュー(所長とそれ以外の人物)が交互に織りなされて展開されていく。先が気になる構成にはなっているものの、長崎県の方言や口語でずっと書き連なる文面に若干飽きや馴染めなさを感じた。
当初は少女の異常さをあまり感じられなかったが、実は子猫を殺害しており、謎の色気と落ち着きで他人を魅了してその人物を利用して自分に不都合な人を排除させていたことが徐々に浮き彫りになる。そして、最後は裕福な夫の連れ子を虐待しているかのような描写で終わる。展開としては面白かったが、うひょおおお!となる感じではなかった。後味はあまり良くない。
また、諸悪の根源である杉本が幼馴染に、あいつが何をし -
Posted by ブクログ
ネタバレおぉ…
松本が純粋な良い人じゃないとこがいいね。
絶対に裏切らない犬にだけは愛を向けられるのちょっと分かる。
ジャーナリストもちゃんとずっとクズエピソード挟まってたし。借りたお金ギャンブルで溶かす前に、の描写でモヤっとしてた。
ミステリー作家はなぁ…ルートさえ間違えなければなぁ…。ヘイト向きがちなキャラだと思うけど正直あんま糾弾できない。殺人犯が働いてるって投稿もそれ自体は事実ではあるしさぁ。下世話な人たちを見下してた分、自分がそうなった時に気付けないの分かる気がするよ。引き返せないところまで行ってしまった。
編集長はだめです。
チロがただただ可愛いので、幸せな犬生をまっとうして欲しい。 -
Posted by ブクログ
■勝手に予告編
『はい。Z県警察110番です。事件ですか。事故ですか』
壁一面を覆う巨大なスクリーンに、三十六個の様々な情報が映し出された通信指令室。
それらを瞬時に理解し、適切に対処する十二人の精鋭に、早乙女廉と小洒落た名前を持つ僕も、一応は含まれている。
1日に1,200件の通報が入電する指令室では、時に謎めいた通報が舞い込んでくる。
『家が盗まれました』『幽霊を退治してください』と、いたずらにも思える内容に呆れていたが、すらっと延びた細い腕が『三者』のボタンを軽やかに押す。
「お電話かわりました。〜中略〜、君野です」
さぁ、名探偵の降臨だ。
■読後の感想
通報者の会話だけで -
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
シリーズ初の上下巻。
作者の作品の主人公は特殊な能力を持ってることが多いけど、今作の鳴海桜子も絶対音感を持ち、相貌喪失と言う設定。
他の人の感想にもあるが、顔が分からないのに、刑事がつとまるのか、と言うのは同感。
だが、バディを組む音喜多と一緒に数々の事件に挑んで来たが、今回の相手は所謂シリアルキラー。
以前の作風より、ライトタッチでは無くなっているのだが、果たして今回のように犯人が入れ替わり続けるのは、ミステリーとしてありなのか?
犯人たちの動機がイマイチ共感し難く、ただ単に話を拗らせてるだけの後半がちょっとつまらなかった。
流石に毎回桜子のいる所轄で事件が起きるのは不自然 -
Posted by ブクログ
佐藤青南『不純正律 下』中公文庫。
絶対音感刑事・鳴海桜子シリーズの最新作が書き下ろしの上下巻で2ヶ月連続刊行。
警察音楽隊志望で音大から警察官になった異色の刑事、鳴海桜子が再び捜査一課の音喜多玄とコンビを組み、連続殺人犯に迫る。
既に上巻では連続殺人犯の正体が明らかにされているのだが、下巻ではどのような決着を付けるのだろうか。
主人公と主要な登場人物が生き残ることは予想の範囲だが、やたらと人が殺害されるだけで、救いが無く、どうにもシックリと来ない結末だった。
桜子の異母姉妹の山本寧々が、シリアルキラーの椿山麗依の手先になり、連続殺人を引き継いだ理由がよく解らないのだ。単に生まれつい