佐藤青南のレビュー一覧
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ネタバレ都内で放火殺人事件が発生した。被害者は著名なヴァイオリニスト。捜査一課の音喜多と音楽隊志望の刑事鳴海と再びペアを組んで捜査を開始する。
怨恨と睨んだ捜査をしていたが、関係者一同全員が口を揃えて被害者への敬愛を語る。犯人の糸口が見えぬまま、捜査は難航し…
音喜多と鳴海ペアがまた読めて嬉しいです。
親子みたいなペアですが、息はピッタリでした。
そして、音楽しか知らない故に潰しがきかず、24で目が出なければもう諦めるしかないって厳しい世界だとは知りませんでした。一般人からしたら途方もない倍率のオーケストラメンバーなのも納得でした。
犯人の動機とやるせない感情が何とも言えず、後味の悪さ -
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音楽隊志望で警察官になった鳴海桜子と、捜査一課刑事・音多喜とのコンビシリーズの2作目。
都内で起きた放火殺人事件の被害者は、有名なオーケストラのコンサートマスターでもある有名な男性ヴァイオリニスト。
現場から被害者が愛用していたヴァイオリンも無くなっていることから、所属していたオーケストラの関係者の聞き込みに当たる音喜多と鳴海。
しかし、聞き込みをしている間に第二、第三の事件が起きてしまう。
作者のこれまでの作品とは違い、かなり本格的な警察小説になっていると思う。
トリックもフーダニットに徹しており、途中で真犯人が分かるけど、動機が分からないところが作者の術中にはまっている感じがした。
作者の -
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ネタバレ死刑囚の明石の冤罪を晴らすために、秘密裏にタッグを組んだ蓑島。14年前の連続殺人事件に迫ろうとした矢先、証拠を捏造した警部補・伊武が射殺された。困惑しつつも、明石のプロファイリングで新たな事件解決へと向かうが…
前作で味方だった仁美が明石への興味が薄れてきてしまい協力が危ぶまれてきたし、新たに蓑島とコンビを組んだ若手刑事の矢吹加奈子も猪突猛進タイプで危なっかしい。それに加えて、死んだ伊武が脳内で生きているかの様に蓑島に話しかけてきて、疲弊する蓑島。
全てがハラハラしっぱなしでどうなるかと思いましたが、極め付けが明石の犯した罪。
この先予測がつかなくて、次巻が待ち遠しいです。 -
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佐藤青南『噓つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル』宝島社文庫。
SNSの裏アカウント特定という変わった仕事を生業とする潮崎真人が主人公のミステリー。
SNSの匿名性と秘匿性が産み出す事件の恐ろしさ。ネットの仮想世界が舞台だけに登場人物の関係性が複雑化した上に、さらに欲張った著者が二転三転の仕掛けを入れたためにストーリーがネスティングしているように思う。もう少し贅肉を削ぎ落とした方がスッキリしたストーリーになったのでは。
潮崎はテレビ局からの依頼でアナウンサー志望の学生のSNSを調査し、その中の一人、灰原茉百合が裏アカウントを持ち、そこでデリヘル嬢をしていたことを突き止め、 -
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Z県警本部の110番通信司令室。そこには電話の情報のみで事件を解決する凄腕の指令課員がいて…
声だけイケメンの早乙女廉は何故か不可解な事件の当たりを引いてしまう。その先輩である君野いぶきが、その凄腕『万里眼』その人で、話だけで事件を解決してしまう。そんな万里眼ないぶきでも、大ニブな早乙女には通じないのがもどかしい。しかし、あまりに察してちゃんないぶきの子供っぽい態度もちょっとなぁって所はありました。中学生みたいな二人の今後に期待です。
お気に入りは「誰かが大根を食べた」。
ほんの些細な事で110番するのはどうなの?と言う事から、あそこまで事件の真相を見抜くいぶきが凄かったです。